ロータリートランペット購入記2 ~購入・輸入編~
前回の続きです。
楽器屋から請求書を貰う
悩んだ結果、海外の楽器屋から買うことを決めました。
Schagerl(シャーゲル)のB管、シルバープレートです。
探してみると、オーストリアの店は全然ネットショップとか在庫状況が書いてなくて、ドイツの店がいっぱい出てきました。
にしてもドイツの店はほとんどB管ですね。C管はあんまりでないんですかね。それに、ネットショップはピストンの方が多い。
お店に連絡して、発送に関する質問や商品に関する質問を何度かして、これは欲しいぞ、となり…
見積をもらいます。
モデル名はベルリン。 シルバープレートでB管です。
ベル径132mm(137mmが大きい方で、こっちは小さい方)で、管厚は0.5mm(0.45mmが標準で、こっちはヘビーな方)です。
流行りの1,3番コンビトリガー付きです。
シャーゲルのシルバーは日本じゃあんまり見ないかもしれないですね。ほとんどゴールドプレートだと思います。
にしても安いですねー。
3500ユーロですってよ、奥さん!
日本の定価が100万近いことを考えると、実売でも倍半分ぐらいの差があるんじゃないでしょうか。
前の記事にも書きましたが「日本で使うからドイツの消費税を抜きにした見積もりを下さいな」っていうだけで、19%オフになります。こりゃ凄い。
ちなみに見積もりを見るとわかりますが、楽器とは別になんと、チューニングスライドも付けました。
見積を欲しいって言ったら、「なんかツバ抜きついた予備スライドあるんだけど、いる?210ユーロ。」との連絡。
え、210ユーロ?カスタムチューニングスライドとか普通は3万ぐらいでわ…やしゅい…とりあえずください…
ってなっちゃいました。
なるよね普通。
うんうん。
注文すると、カードは不可で海外送金にしてほしい、と。
PayPalも選べるそうですが、その店はなんと手数料が別途260ユーロ!!
こっちは高いんかいな!
そんなん海外送金にするしか…
でも調べてみると、海外送金ってただの銀行振込とは違うようで。
せっかく楽器を決めたのに、また調査の始まりですよ。
海外送金って…?
送金手数料、外貨建て払い手数料、こっそり通貨レートが高くなる裏手数料など、海外送金にはいろーんな手数料がかかります。
数千円~ぐらいが手数料の相場みたい。え、めっちゃ高くね?
でもって、場所によって送金の手数料が違うわけです。
となると、これもいろいろ調べますよね。安い方がいいし。
まずは自分のメイン口座がある赤い銀行を見てみます。
外国送金手数料 他行あて3,000円
外貨取扱手数料 外貨預金から外貨建て(同一通貨)で送金される場合には上記手数料に加え、外貨取扱手数料がかかります。
送金金額の1/20%(最低2,500円)
高い。こりゃ高い。
一方で、予備口座の楽○銀行ではちょっと安そう。
それでも高いけど…
ネットで調べてみると、Transferwiseがいいっていう噂。
ただ、シミュレーションの結果だとあんまり変わらない?
結局数千円ぐらいはかかるのね…
ってことで、既に口座のある銀行から振り込むことに。
ちょうど米中の争いが一番激しく、韓国が謎の対応をしたりで円高が進んでるいい時期。
さっさと払おう!と思ったんですが、マイナンバーの登録が必要とのこと。
マイナンバー申請、登録まで3日待ち。
登録完了の連絡後、送金申請をしてから着金まで3日待ち。
スケジュールはこんな感じ。
8/21見積もり依頼、受領
8/22海外送金トライ&失敗。マイナンバー登録申請。
8/26マイナンバー登録完了。海外送金申込。
8/29着金確認連絡。発送連絡。
こうしてみるとドイツの楽器屋さん、神対応ですね。
見積依頼も発送も即日。Amazonさんかな?
なかなか日本にたどり着かない!
発送連絡と共に、トラッキング番号が送られてきます。
もうここからはね、毎日チェックですよ。いや、毎時か?(笑)
29日に発送される。ドイツのDHLからです。
DHLといえばドイツの宅急便会社ですが、よくよく調べてみるとドイツでは郵便(ドイチェポスト)の代理をしているらしい。
でもって、俺の「CY123456789DE」みたいな追跡番号は、どうやら宅配便じゃなくて国際郵便のようだ。
多分遅くても2週間ぐらいで来るのかな?早ければ1週間ぐらい?
それがなかなか…
8月31日 荷物がLahr(ラール)に到着
2日ぶりに動いたと思ったら、結構北まで来たぞ?なになに?ケルンとかでも行くんかいな?
8月31日 荷物がBruchsal(ブルッフザール)に到着
んん?
なんか戻ってね?大丈夫か?
9月2日 Rodgau(ロートガウ)に到着
調べてみるとDHLの国際配送センターがあるそうだ。
どうもフランクフルトから空路でくるっぽいけど、この辺で調べているとドイツのDHLは遅い、届かない、と言ったブログをたくさん見つけました。不安…
なかなかドイツを出発してくれなくて俺も不安なんじゃ…はよ…
9月3日 フランクフルト到着
フランクフルトを旅立ちました!
そわそわ…
そわそわ…
そわ…
そわ…
届かねえええ!
追跡DBという、ドイツから日本に発送された荷物が届く日数がどのぐらいかが分かるデータベースがあります。
https://tuisekidb.com/germany-japan
これによると、フランクフルトを出てから大体4-8日で日本に到着するのが多そう。
でもう8日…
台風もあったけど…
9月12日 日本に到着
長かったー!
郵便局から速達で送られてくる。
やっぱり手続きが必要らしい。
輸入は手続きが必要なの!?
あんまり日本に届かないので、日本に来たらどうなるのか、ということについても調べ始めました。
関税はいつ払うの?
とまあいろいろ調べてると、通関手続きについて、結構ややこしいことになっていました。
今回は20万円を超えるため、下記が該当します。
2.課税価格が20万円を超える場合(申告納税方式が適用されます)
外国から課税価格が20万円を超える郵便物が日本に到着すると、郵便物の受取人に郵便事業株式会社から通関手続の案内文書が送られます。
案内文書が送られてきたら、「仕入書」など輸入(納税)申告に必要な書類を揃えて、郵便事業株式会社や他の通関業者に輸入通関手続を依頼するか、ご自身で郵便物が保管されている通関支店を管轄する税関外郵出張所に出向いて輸入(納税)申告を行ってください。
輸入(納税)申告を行う際には、申告書や仕入書等の書類を税関に提出する必要がありますので、あらかじめ用意しておいてください。
関税等の税金を納付した後に、輸入が許可されると、郵便物が受取人に配達されます。
この「郵便事業株式会社や他の通関業者に輸入通関手続を依頼」が曲者ですね。
しれっと書いてあるけど、高い!
そこで考えた…
今週末は演奏会があって川崎の近くで朝まで飲む。翌日は平日で有給取ってる。
なんてちょうどいいタイミング!
いい機会だし、社会科見学も兼ねて、出向いて自分で通関申告をしてみることにしました。
必要書類について調べてみると。
輸入申告は、必要事項を記載した「輸入(納税)申告書」を税関長に提出することにより行いますが、輸入申告書のほかに次の書類の提出が必要となります。
2航空貨物運送状
3保険料明細書
4運賃明細書
5包装明細書
輸入(納税)申告書って何?
3-5がないのですが?
よくわからんので、川崎外郵出張所に電話して聞いてみることにしました。
でも全然繋がらない…
数回電話して、ようやくつながりました。
現地の端末で申請して、問題なければその場で関税等支払い、荷物を受け取れるそうです。
その際には、インボイス(領収書)、追跡番号、顔写真のある身分証明書、一応印鑑、関税等の現金を持ってきてくださいとのこと。
また、来てもらっても端末が一台しかないため、待ってもらうことになってしまう可能性があるため、事前に予約してほしいとのことで、川崎外郵出張所 特別通関部門(044-270-5768)を案内されました。この辺も事情を伝えて問題なくアポ取り。特通は電話すぐつながりました。
飲み会の翌日だし、ちゃんと時間通りに行けるかどうかは怪しいのだけど…
受け取り!
そして演奏会の翌日。朝9:30ぐらいの川崎発のバスに乗ります。
バスは謎の工業地帯行きですが、意外と乗ってる人は多い。
揺られること30分。工業地帯を超えて、倉庫街みたいなところのバス停のすぐそばに川崎外郵出張所があります。
入るのにインターホンがある。
5階に来てくださーい、とのこと。
5階のどこだよ!と思って探していると、それらしきものが。
小さなカウンターと職員が3名ほど。脇には年季の入ったノートPC。
ノートPCの専用フォームから手続きを行います。
マニュアルを見ながら、わからないところは職員に相談しながら。
PCは写真を撮るなとのことで、代わりに窓からの風景。
コンテナたくさん。
これ職員の車かと思いきや、アジアで人気の輸出向け中古車だそうで。
たしかによく見るとナンバープレートない…
他にも麻薬取り締まりの話とか、沖での荷物確認の話なんかも聞くことができました。
職員の人と一緒にエラーメッセージと闘いながら、1時間ほどで処理が終わりました。
楽器は無税だし手続きも楽なんで、自分でやるのがおすすめですとのこと。
逆に服の詰め合わせとか、材質によって税率が変わるようなのだと、かなり大変ですよ、と。
通関手続きが終わると、関税の支払いです。
楽器の場合は関税はかからず、消費税のみを支払う必要があります。
それも個人使用の場合は優遇措置があり、商品価格の60%にかかってきます。合計2万円ちょいでした。
その場で支払うと、税関に郵便局の職員がきて、この後どうしますか?とのこと。
家まで届けてもらうのもできたんですが、早くほしかったので郵便の窓口で受取って持ち帰ることに。
郵便局はめちゃでかいのに、窓口はやたら小さいですね。人もいない…
電車で持って帰りました(笑)
結局、8/29発送、9/17受取でした。到着まで20日。
結構かかったねー。
DHLのトラッキングはこんな感じ。
Tu, 17.09.2019 18:19 --
The shipment has been successfully delivered
Tu, 17.09.2019 18:14 --
The shipment is ready for pick-up by the recipient. The recipient has been informed.
Tu, 17.09.2019 18:09 --
The shipment has left the import parcel center in the destination country/destination area.
Tu, 17.09.2019 18:08 --
The shipment has cleared customs in the destination country/destination area.
Fr, 13.09.2019 16:00 --
Shipment is prepared for customs clearance in the destination country/destination area
Fr, 13.09.2019 15:59 --
Shipment is prepared for customs clearance in the destination country/destination area
Th, 12.09.2019 20:45 --
Shipment is prepared for customs clearance in the destination country/destination area
Th, 12.09.2019 18:27 --
The shipment has arrived in the destination country/destination area
Tu, 03.09.2019 17:13 IPZ-Ffm, Germany
The shipment will be transported to the destination country/destination area and, from there, handed over to the delivery organization. (Homepage / online shipment tracking: https://trackings.post.japanpost.jp/services/srv/search/input?locale=en)
Mo, 02.09.2019 08:25 Rodgau, Germany
The international shipment has been processed in the export parcel center
Sa, 31.08.2019 21:14 Bruchsal, Germany
The international shipment has been processed in the parcel center of origin
Sa, 31.08.2019 03:17 Lahr, Germany
The international shipment has been processed in the parcel center of origin
Th, 29.08.2019 23:57 --
Pick-up was successful.
Th, 29.08.2019 20:03 --
The instruction data for this shipment have been provided by the sender to DHL electronically
郵便のトラッキングはこっち。
「通関手続中 」と表示された翌日には、郵便局から速達で通関手続きに関する書類がポストに届いていました。
そこからFaxで郵便に委任する旨を伝えて、Pay-easyで手数料と関税を払えば通関手続きはそのまま終了することもできました。
そうしていれば、多分最速で9/14国際交換局発送できてたと思います。9/14-16は忙しくて受け取れなかったので、結局受け取り日は変わらないですが。
次回最終回、開梱・評価編ですっ!
ロータリートランペット購入記1 ~探索・決断編~
楽器が欲しい!
最近やったオーケストラでは、周りがロータリートランペットを吹いてるんですよね。
突き抜けるような音よりも、オーケストラを包み込むようなトランペットの音。
以前日記で書いたのは「オーケストラで突き抜けるようなサウンドが欲しい!」ということでC管トランペットを買ったことですが、最近は「曲によっては包み込むようなサウンドも出したい…」と思うようになりました。
周りで吹いているのを聞くと、その魅力がどんどんわかってきます。ああ、こうやって音を出すと、オーケストラとこう混ざるのね。ああ、これもありだなあ、と。
ぐんぐんロータリートランペットが欲しくなってきます。(ピストンC管もまだそんなに吹いてないのに…)
よく言われるのは、ドイツ・オーストリアが作曲者の時はロータリートランペットの音色を想定して書かれていることが多い、とのことです。そんな曲めっちゃ多いじゃん。
なので、そういう曲をやるときはロータリートランペットを使う人は多い(らしい)。
それから、ドイツ・オーストリアではプロからアマチュアまで基本的にロータリーを使うとのこと。
ちなみにオケ界隈では、ピストンのトランペットを縦、ロータリートランペットを横と呼ぶことが多いです。構え方の差です。通っぽい。
で最近は、ロータリートランペットが必要だなあ、と思う出来事もあったことで、物欲がムクムクと膨らんできてたくさん調べて探しました。
メーカーが多すぎる…
探そうとしました…が。
全然バックやヤマハみたいな「みんな使ってるからとりあえずこれ買っとけ!」みたいなメーカーがないんですよね。
工房で職人さんがコツコツ作っているような感じ。
だから、どこのメーカーの楽器を買うか、凄く悩みます。
そんな中でも調べていくと、レヒナーとシャーゲルというのが2大工房のようなイメージを持ちました(賛否あるとは思いますが…)
縦トランペットでいうシルキーとバックみたいな感じでしょうか?
数十年前はヘッケル・モンケという2大メーカーがあったようですが、今はほとんど売られてない。その辺は職人の引退とかそんなのでコロコロ変わるのかもしれません。調べたけどよくわからんかった。
後はメジャーどころでヴァイマン、タイン、ガンター、シェルツァー、ウェーバー、ヴィレンベルグ、ドーヴィッツ、チェルベニー…出てくる出てくる。もちろんヤマハも。
周りはリコキューン(ホルンの方が有名ですかね)を使っている人が多いです。これもとってもメジャーどころ。最近人気らしい。
楽器がドイツで賞を取ったとかなんとか。
価格もレヒナー・シャーゲルに比べれば少しお買い得。
ちなみにロータリートランペットって基本的にめちゃくちゃ高いんですよ。
ピストンはバックとかヤマハが30-40万円でプロレベルの楽器が買えますが(俺が買った20年前は180MLが20万以下でしたが)、ロータリーは50-100万円ぐらい。高すぎる。とにかく部品が多いのと、工房が小さいため大量生産しないからっぽい。
これがまた悩みを加速させますね。大きい買い物こわい。
ロータリートランペットを選ぶにあたっては、まずタイプを考えるのがいいのかと思います。
大まかに分けて、ふたつのタイプに分かれます。
華やかで明るいウィーンタイプ。ベルが小さい。
太く重厚なベルリンタイプ。ベルがでかい。
最近は中間ぐらいが流行っているらしい。
ベルリンタイプのスモールベル、とか、ドレスデンモデル、とか、名称は様々ですが、そういう感じが人気だそう。
いろんな人に聞いた感じだと、ウィーンタイプは音がコンパクトで室内楽むき、ベルリンタイプは音が太く大きいのでオーケストラむきのような感じ。オーケストラにおいては古典だとウィーンが向いててロマン派だとベルリンとも。
近年では、ベルが大きいベルリンタイプは音が暗くて輪郭が曖昧になりやすいという認識のもと、中間が人気という話だったけど、ソースによっては、関東はベルリンで関西はウィーンが人気、とかもありました(笑)
ところでウィーンとベルリンってクラシック音楽の二大巨頭っぽいですけど結構違いますよね。京都と東京みたいな感じ。
ウィーンフィルとベルリンフィルを聞き比べてもすぐにわかります。
でもトランペット好きはだいたいベルリンフィル派かと思います。金管アツいですよねー
(個人的にはシカゴ響万歳!派でしたが…)
楽器もまさにそんな感じで。
ちなみに、自分が2大メーカーと感じたレヒナーとシャーゲルは、
オーストリア、ウィーンはレヒナー(Lechner)。
ドイツ、ベルリンはシャーゲル(Schagerl)。
という感じです。シャーゲルはウィーンモデルもあるけどね。どっちもオーストリア製だけどね。
試奏の旅へ
包み込むような音が欲しい、ウィーンフィルよりベルリンフィルが好き。
ということで、ベルリンモデルか、ウィーンとベルリンの間ぐらいのモデル、を探すことにしました。
2大メーカー(?)でいうなら、レヒナーよりシャーゲル。
ベルリンフィルの多くの首席奏者が使っていて、憧れます。元ウィーンフィルのハンスガンシュが使っているのでも有名。ネームバリューがあってミーハーホイホイ。ただし高い…
ということで、様々な試奏をしてみました。
ただしピストンと比べて数が少ないです。そもそも置いてない楽器屋もあるし、楽器屋ごとに置いてあるメーカーも全然違うし…大変でした。
基準はここ
まずは知り合いのリコキューンT053。
https://www.ricco-kuehn.de/1/instruments/trumpets/c-trumpets/
その音ばっかり聞いていたので、イメージはこれがスタンダードになってます。
吹いたのはB管ベル130mmのドレスデンモデルとC管ベル132mmのベルリンモデルです。
ちなみにベルが大きいのがベルリンモデルで、小さいのがドレスデンモデルだそう。ドレスデンがいわゆる中庸なタイプですかね。
B管は一度演奏会で借りてブラームスを吹きました。このときに音色が凄くハマる感じがして、楽器が欲しくなっていくわけですが。とても太くて豊かな「これがロータリーか!」って音でした。
他の多くのロータリートランペットはピストンのマウスピースがうまく刺さらない(シャンクが違う)のですが、リコキューンはバックのマウスピースが刺さる設計になっており、自分のバックのマウスピースで吹くことができました。実際に1 1/2Cで吹くことが想定されているらしい。
最初は2Cで吹いてましたが、でも途中からヤマハの15E4に変えて吹きました。ロータリー用のマウスピースだと全然違いますね。ピストン用のマウスピースでは楽器の音色を引き出せていないと思います。
ロータリー用のマウスピースを使ったときは包み込むような音色で、ティンパニーと凄くよくアンサンプル出来ます。
音程も悪いところがなく、いいなあと思っています。
これをベースに、色々吹き比べました。
ヤマハ
ふらっと銀座のヤマハに行って、YTR-938FFMSを試奏。
B管で、ゴールドブラスとイエローブラスの楽器を吹きました。
この楽器はベルが大きいベルリン系のモデルだと思います。
音が暗くなりすぎないようにということで、黄ベル製モデルも準備しているのかな?
世のロータリートランペットはそのほとんどが赤ベルだと思います。黄ベルは珍しい。
やっぱり自分にはちょっと明るくて、俺は暗い音色を求めてるんだなあ、と再認識しました。
赤ベルの方はいい楽器だと思いました。音程いいし音色もそれっぽい。
でもなあ、良くも悪くもヤマハって言うんですかね。
クセが少なすぎるというか、優等生過ぎるというか。
まさに楽器界のトヨタ、色気が足りない感じがするんですよねー
これよりキューンの方が良いなあ。値段も60万ぐらいで変わらないし。
レヒナー
それから知り合いにレヒナーC管を借りて吹いてみました。
とにかくお上品。ffまで吹き込んでいってもバリッとした音にならず、しなやかさがある。
素晴らしい楽器だとは思いますが、暗さはあまりない。音もコンパクトにまとまっていく感じ。
ウィーンフィルってこんな感じだよなあ、とは思いつつ、自分のイメージするロータリーを用いたオーケストラのサウンドではないことに気付く。
ソロとかはいいと思うけどね。
いや、めっちゃいい楽器でしたよ。好みの問題ね。
新品で買うと100万近くするっぽい。恐ろしい子…!
リコキューン
新大久保の某楽器店で試奏。
130mmベルのドレスデンモデルと140mmベルのベルリンモデルを吹き比べ。どっちもB管。
130mmは借りて吹いたのと同じで、やはり吹いた中ではかなり自分のイメージに近い音。
だったのですが、140mmベルのベルリンモデルはもっともっと暗く、全体に広がる音でした。
これを吹いた後だと、130mmの音は大分コンパクトに感じます。
ベルリンモデルは少しダーク過ぎて、ホールで音が飛ぶかどうかが心配ではありますが、かなりキャパシティも大きい楽器で、吹き込めばホールを包み込めそうな太い音でした。
ベルリンモデルが第一候補です。
60万円ぐらい。他のを見るとお買い得っぽいけど、それでもやはり高い…
でもコスパで考えるとこれかなあ…
シャーゲル
シャーゲルはウィーン、ベルリン(ヘビー)、ハンスガンシュ(ヘビー)と凄くたくさんのモデルがあります。
https://schagerl.com/meisterinstrumente/instrumente/drehventile/
ハンスガンシュモデルはスペックだけ見るとしっかり系でベルリンに近い。むしろベルリンのMLボアに対してガンシュはLボアなので、ウィーン系とは違って重めの楽器にしてるけどボアを広げて明るい音が出るようにしてるのかな?という印象です。
自分の中では、ベルリンヘビーが第一候補。こちらも楽器屋で試奏しました。
ベルリンB管GP:全体的にかなりしっとりとした音色。暗いというほどではないが少し明るい。中音域のロータリーらしい柔らかい音色と、高音域は明るい音色。高音は出しやすいが輝かしくなりすぎないところも良い。フルキー付き主管抜差管にすると音が落ち着く(5万ぐらい上がるが)。
ベルリンヘビー C管GP:明るくクリアな音色の中にしっとり感がある。暗さはないが包み込むような音色はやはりロータリーのそれ。高音域の出しやすさがすごい。C管は少し音が軽い感じがする。
シャーゲルはメーカー的な憧れもあるし、ベルリンモデルは音も暗めだが高音域に華やかさもあっていい楽器だと思いました。吹いてないけど、やっぱりB管のヘビーにすると明るさが更に抑えられていいんじゃないかな、という感じ。しかしいずれも80万ぐらい…高い…
その他吹いた楽器
ドーヴィッツ:キューンのドレスデンモデルに似てる。それよりは少し明るいサウンドと思ったけど、人によって変わるレベル。
ヴォトゥルーバ:中低音から高音までクリアな音。ウィーン系で華やかな音色。
オーバーラオホ:キューンと同じぐらいの価格帯でお値打ち感はある。楽器の作りは良いと思うが明るい鳴りで第一印象からこれじゃない感。
チェルベニー:20万ぐらいで安い。いわゆるスチューデントモデル。音色の奥行きに欠ける。音程はそこそこ。とりあえずロータリー持っておきたい…ぐらい用と思われる。
B管かC管か
これも実はすごく悩んだ事柄。
国内外のプロオケはほぼC管。ドイツでは一時期オールB管の時代もあったらしいが。
アマチュアも基本的にはオーケストラで使うので、日本で流通しているのはC管がほとんど。
一方で海外のアマチュアはB管使う人の方が多いらしい。日本ほどこだわりがないとかなんとか。
俺が使うのはオケだしやっぱりC管…?
でも吹いてみた感じ、C管は明るく華やかな音が出がちで、B管は太く暗い音色が出る。B管が凄く好み。
特に俺は普通に吹くと非常に明るい音色が出るタイプなので、C管を吹くと明るくなりすぎてしまう。軽くきらびやか過ぎてロータリーっぽくないような気が。ロータリーを吹くならB管の太くて暗い音でも、俺の本来の明るいサウンドと中和してむしろ周りのC管に音色は併せられるのでは?
でも周りがC管だと音程合わせるのが難しくなったりするかもしれない…
それから音色に加えて、普段吹奏楽やらジャズやらバンドでB管を吹く機会も多く、慣れたB管の方が吹きやすいと思う。シャープ系の調も苦ではないし、in Cとかin Aの読み替えとかそんなに苦じゃない。かつ、正直高い音は割と自身があるので、高い音を出しやすくするためにC管っていうのも違うな、と思いました。
ということで、やはり買うならB管を買おう!と決意。
キューン、シャーゲルあたりの重めのB管かな…?
どうやって買う?
まずは予算決めです。
出来ればピストンと同じぐらいの、30-40万円ぐらいで買いたいな、って思いますよね。
でもやっぱいいのは60万円以上するし、いい方法はないかと考えます。
まず新品で買わない、というのが候補にはいります。
中古での購入を検討しました。
ロータリートランペットは国内の流通量が少ないからか、はたまたコミュニティが狭いためか、中古市場というよりも、個人間の譲り合いもありそうです。
楽器屋の中古もそうですが、知り合いの知り合い、ぐらいまで伝手を伸ばせば、かなり安く手に入る可能性がありそう、というのが分かりました。
とくに海外のプロの放出品とかが結構日本に入ってきているようで、その辺を紹介してもらう、というのを考えました。
しかし、中古は求めるメーカーやモデルがすぐに出てくるとは限らないし、場合によってはへたってたり変な癖がついてたり、という可能性もあり少し気になります。
出来れば新品で買いたいけど、値段がね…
となると次に考えるのは個人輸入です。
ロータリートランペットは、全体的に本国の定価に比べて国内の定価がとても高い、という問題があります。
例えばシャーゲルは本国だとベルリンヘビーモデルの定価4,140ユーロ。日本では定価855,300円。リコキューンはT053が定価3,860ユーロ。日本では定価743,040円。日本だと実売価格は2割引きぐらいですかね。それでも高い。
4000ユーロなら出せるんじゃね?とおもい、メーカーからダイレクトに買うことを考えました。しかしメーカーに頼んでも、日本の代理店があるから、と直接売買を断られるケースがほとんど、ということです。
そこでちょっと抜け道を探しました。
海外の楽器屋さんから安く買えるんじゃないか?
ネットで検索すると、いくつか楽器屋さんが出てきました。ドイツ語で。
ほとんどの店はロータリーなんて受注生産なのか在庫なしでしたが、いくつか在庫があるところを発見。
その中の店にメールを送って確認すると、日本に配送してくれるところを見つけました(ほとんどはEU圏内まででしたが)。
ちなみにドイツの消費税は19%ですが、日本に持ってくる場合はドイツの消費税は免税されます。
となると、凄い安くなるんですよ。ネットの売価(ほぼ定価だけど)の19%オフ!
キューンなら3250ユーロ、送料が50ユーロ。
シャーゲルでさえ3500ユーロ…
え、安くね…!?
ちなみに日本に入ってくるときに、関税と消費税が(商品価格×0.6+関税)×8%でかかります。
楽器は関税がかからないので、日本に入ってくるときは0.6掛けの消費税のみ。
キューン40万??憧れのシャーゲルでさえ45万以下なの??
ということで、新品のシャーゲル ベルリンヘビーが第一候補に急浮上。
リコキューンのT053Cベルリンモデルが第二候補。
続いて紹介で中古を手に入れる、という優先順位に。
不安があるとすれば、やはり楽器の個体差。
ピストンだとバックなんかは個体差が大きく、あたりを掴めないなら安定したヤマハを買った方がいいと思うぐらいブレます。
試奏せずに買う、というのはなかなかリスキーですよね。
とくにシャーゲルのベルリンヘビーは同モデルの試奏さえできてないし…(ヘビーじゃない方のGPは試奏した)
でも詳しい人に聞くと、シャーゲルの個体差はどうも比較的小さいらしい、という情報が。
それにロータリートランペットなんかは受注生産も多いので、新品購入時に複数本から選定しないことも多そう。
加えてこれだけ安く買えたら、よしんば合わない楽器を買ってしまったら売って買い直せばよいのでは…?
ということで、リスク承知で海外から購入です。
ちなみにメールしている感じは店員さんはすごく親切で良い人なので、某アジアの通販のように「届かない!」とかのトラブルリスクはなさそう。
ただしその店は購入にカードが使えないっぽく、銀行の海外送金が必要とのこと。これが面倒くさいし、手数料が数千円ぐらいと高かった。でも国内で買うのに比べれば、全く大したことはない。
メールで注文して、海外送金して、首を長くして待ちます。
待ちきれん…何度もトラッキング情報を確認してしまいますね。
楽器が来たらまたレビューします!
つづき
トランペットと自転車とサバゲーと私。
実に一年ぶりの更新になります。
2016~2018年はロードバイクと共にあった俺ですが、ここ数ヶ月は楽器が中心です。
ちなみに、2018年後半~2019年前半はサバゲーが中心でした(New!)
サバゲーもね、やってみるとすごく盛り上がるよね。
好きだった清竜人25が解散しちゃって、やることがなかった我らに新しいエンタメをくれたね。
最初は4人とかで行ってたのに、友達呼んでどんどん進めてたら、いつの間にか20人近くなってます。
最近は音楽が忙しくて月1ぐらいだけど、全盛期は週1以上で行ってました。
音楽の方が落ち着いて来たらゆっくりサバゲーについても語りたいところ(と書いてしまうと多分書かない)
やりたいことはコロコロ変わっていきますね。
この数か月はですね、音楽漬けですね。
2018年中旬からオケをやる機会に偶然恵まれまして。
ネットで検索して見つけたオケが、第一回定期演奏会が終わってから音沙汰なくなっちゃったんですよね。
でも、一緒に乗ってたラッパの人に誘われて、別のオケに乗れることになりました。
時を同じくして、大学のOBオケが発足する、と。
今はオケ2団体に所属している感じですかね。
あとは、ずっとやってる吹奏楽サークルOBバンドと、Lightですね。
Lightは昔書いたことあったな。
http://ryumour.hatenadiary.jp/entry/20160716/1468623600
俺が加入してからもう7年。
結構立って、みんな結婚して、なんなら同期のサックスはお母さんになりました。
活動頻度は低くなったけど、それでも年2回以上は本番があります。
それから、2018年末からはビッグバンドに入りました。
これもネットで見つけたやつ。
毎週金曜日に大手町で練習をするという、ストイック(?)なバンドです。
仕事してない人も多い(定年のおっちゃん達)。
その中の一人に誘われて、もう一つビッグバンド入ってます。
トータルで数えると…
吹奏楽1、バンド1、オケ2、ビッグバンド2…合計6団体。
うげーー!
こりゃ忙しいわけですわ。
どういうわけか本番が近くなりがちで、この夏が忙しいです。
ありがたいことですが。
とはいえ、1日に4つも練習があったりすると、どうにもならんね。
ちょっと所属団体を減らしたい気持ちもあるけど、どれを減らすか難しいなあ。
なるようになるかな。
あとこれだけ趣味があると、物欲がすごい。
物欲がすごい!
自転車のパーツ、新しい銃やパーツ、新しいトランペットが欲しくてしょうがない!
今は音楽、特にオケ関連が忙しくて楽しいので、物欲はそっちに向かってます。
ああ~~ロータリートランペットが欲しいんじゃあ~~
ロリータじゃないよ。
C管トランペット購入記
とうとう買ってしまいました。
C管トランペット。
Bach C180L 239/25C GPです。一緒に写っているのは、普段使っているB管、Bach 180ML SPです。
バックの中でも(たぶん)一番標準的なモデルである、239ベルのゴールドプレートモデルを購入しました。
バックのトランペットは値上がりが凄まじく、18年前に初めて購入したストラッドの180MLなんかは倍近い値段になっています。
それに加えて、金メッキのお高いモデル…
久しぶりの大きな買い物に震えました。
さて、今回C管を購入したのは、もちろんオーケストラのためです。
大学4年に一度オケをやってから、またやりたいと思っていたのですが、最近ようやくその機会に恵まれ初めまして。
ずっと吹奏楽畑にいると、オケはオケの人脈で人を集めてしまうので中々オケに参加できるチャンスがないんですよね。
この前行ったオケは、室内楽サークルが立ち上げた楽団だったので、弦楽器と木管楽器(ホルンも)はいるけれど、金管が足りてない楽団でした。
めずらしくトランペットの枠が空いている楽団だったので、参加することができました。
そこで知り合った人からも、別のオケに呼んでもらえそうなので、これからはオケもしっかりやれるかな、と思っています。
閑話休題。
でもって、オケでトランペットを吹く場合、多くの場合でC管トランペットを演奏します。
楽譜が吹奏楽と違ってB管向けに書かれていないので、読み替えが楽になる、とも言われています。
俺はB管で吹いていて、そんなにそこは重要な要素とは思いませんでしたが、C管は欲しいと思いました。
その理由は、「音色」と「セクションの音程」です。
C管の方が、明るい音色と一般には言われています。
吹いてみるとB管よりも明るく、良く通る音だと感じます。全体とのブレンド、というよりも、一歩前に出られる音。
この、一歩前に出る、というのがとても重要だと思っています。
オーケストラのトランペットは、ダイナミックでドラマティックな演出によく使われると思っています。
クライマックスの盛り上がったところとか。
そういう、他の楽器もしっかり鳴らしているところで、弦楽器セクションの後ろから埋もれずに音を飛ばす必要があると感じました。
これは、きっと思い描くC管で吹いたら効果的だろうな、と。
音程については、オケの他の人がC管を使っていて自分がB管だと感じるところです。
例えば基本的にトランペットはミの音が低くなるんですが、低くなるのはB管だと実音D、C管だと実音Eになるんですね。これが違う楽器を使っていると、音程のクセが違うのでピッチを合わせづらい。
C管がスタンダードだし、揃えた方がいいな、と感じてました。
というわけで、C管探し。
ここ半年ほど、どんなモデルがいいかをずっと探し続けていました。楽器屋を見に行っては試奏を繰り返し、先日ようやく「これだ!」と思える楽器に出会ったので購入しました。
楽器屋は下倉楽器(お茶の水)、トランペットステーション(渋谷)、ウインドクルー(新大久保)あたりを中心に、お茶の水や新大久保では周辺の他の楽器屋でもとにかく吹いてみる、という感じで回っていました。
購入したモデルのレビューと、他に検討したモデルの中で記憶に良く残っているもののレビューを残しておこうと思います。
基本的に使用したマウスピースはBach 2C。一応吹奏楽でメインで使用している、Bach 5Cも持っていき、それでも試奏しています。
試奏のポイントは、見た目、持った時の重さ、ピストンの軽さ、抜き差し管の動き、中音域のmf音色、高音域のff音色、ファンファーレを意識した強いアタック時の反応、最大音量での音色、音域を広く振った時のリップスラー等コントロールのしやすさ、どれだけ暗い音色を作れるか、ppp演奏時の楽器の反応、HiC以上の高音域の音色と出しやすさ、上のE・Esの開放・替え指でのピッチあたりなんかを見ているつもりです。
Bach 180L 229/25H SP
通称「ハーセス管」。シカゴ響の故アドルフ・ハーセス氏がかつて使っていたモデルとして有名で、多くの人が憧れをもって買う、C管の2大定番モデルの一つです。しかしこれと239/25Cが2大定番と思っていましたが、後述するように239ベルは全然在庫が見つからなかったので、229/25Hの方が定番なのかも?ハーセス氏は俺の最も好きなトランペット奏者の一人なので、やはり憧れもあり、真っ先に試奏しました。
吹いてみると真っ先に思うのが、昔バックのメガトーンを吹いた時のように、息が取られる感じでした。Lボアだからなのか…?25Hマウスパイプが太いからなのか…?音色は中音域ではかなり明るくなると感じますが、特に上のG以上をフォルテで鳴らしていったときに、音が開いていってペラペラになってしまいました。もともと俺がB管でかなり明るい音作りをしているためか、明るくなりすぎてしまった、という印象です。息の取られ方も相まって、コントロールしきれない楽器だと思いました。
一方でゴールドブラスベルなら音が少し暗くなってフォーカスする感じになるかと思い試奏すると、まあ期待通り音が少しまとまる感じがありました。しかしやはり息がよう抜かれ、コントロールが難しい。Gより下の音ではかなりバックらしいリッチなサウンドも作ることができるとは感じました。しかしやはり気を抜くと音が開く…。
Bach C180SL229PC
通称フィラデルフィアモデル。昔のバックの復刻版とのことですが、いかに。
上記のハーセス管とかなり近いフィーリングです。実際設計が近い。息はやはり取られる感じだけど、ハーセス管に比べればマイルドに感じました。こちらの方が音が開きにくく、コントロールしやすいのではと感じましたが、これはモデルの差か個体差かわからない…。そして合わせて、楽器の鳴りも大人しくなっている感じがしました。ちょっと鳴りが物足りないかな、という印象です。しかし、そのわりにB管と比べるとどうにも息が取られる感じは否めず、購入は見送り。
この辺で、BachのC管はあんまり良くないんじゃないかと思い始めます。HPを見る限りでは、世界のトッププロはYamahaの方が多いのかな?という印象があり、加えてシカゴモデルが評判良さそう。なので、C管はやっぱりYamahaだ!という気持ちになり、ここからYamahaにフォーカスして楽器を探し始めました。
Yamaha YTR9445CHS
Yamahaのシカゴ響モデル。オールドBachのコピーをベースに、現シカゴ響ハグストロム氏監修で改良したモデル、ということでしょうか。やはりC管はこれが一番メジャーなんですかね?とにかくYamahaが推してるモデルだと思います。吹いた感じでは、フィーリングはハーセス管に近いですが、息が取られ過ぎる感じが少なく、比較的吹きやすいと感じます。音が割れる感じもあまりなく、コントロールは悪くない。Yamahaにしてはそこそこしっかりとした抵抗感があるのもいいと思います。普通のXenoよりも少し抵抗感があり、割といい感じ。BachよりやっぱYamahaか…とここで改めて思いますが、サウンドはYamahaらしいな、と感じます。Bachよりもアクが少なく、クリアーな音色。Bachが豚骨ラーメンなら、Yamahaは伝統的な醤油ラーメンといったところ。ここは好みですね。
定番モデルっぽいですし、このモデルで数用意してもらって選定しようかな?という気になる。ただ、YamahaもC管モデルが意外と多いので、他も吹いてみることにしました。
Yamaha YTR8445WS
通称神代(くましろ)モデル。ロータリートランペットに近いベルを使っているのが特徴の楽器です。吹くと真っ先に感じる、ふくよかな中低音。Cより下ぐらいの中音域では、ロータリートランペットを思わせるような、ちょっとフリューゲル入ってるような、温かい音がします。これは吹いていて気持ちいですね。G以上の高音域に入っても、そんなに角が立たない音色で、非常に豊かに響いてくれるな、と感じました。素晴らしい楽器だと思いましたが、ロータリー的な音が出るトランペット、という意味では「だったらロータリー吹けばよくね…?」とも思います。まあそもそも、俺のC管を買うモチベーションが「後ろから埋もれずに音を飛ばす音色」なので、そこは少しコンセプト違いかな、ということで見送り。オケの2番を吹く人とか、周りもピストンだけどロータリー的な音が欲しい、という人にはいいんじゃないかと思いました。
Yamaha YTR8445KMV
現在は生産が終了している、神代モデルの旧型です。第1世代だったか第2世代だったか。現行のWSとは全然違うと感じました。楽器の方向性は同じなんですが、KMVの方が普通のC管に近い。WSのサウンドがピストンとロータリーのハーフなら、こっちはクオーターという感じ。音もこっちのほうが良く通るので、C管の音が通る感じと、中音域の豊かであったかい吹き心地が、かなり魅力的と感じます。ぜんぜん雰囲気は違いますが、Yamahaのシカゴ響モデルといい勝負だと感じました。音のハリを取るか、ふくよかな豊かさを取るか…。悩みますね。
Yamaha YTR9445NYS(-YM)
Yamahaのシカゴモデルと双璧をなす、ニューヨークモデルです。見た目は同じ。何が違うのかはわかりませんが、シカゴモデルと比較して、音が大人しい気がします。ちょっとタイトな吹き心地は、管が少し細かったりするんでしょうか。パンパン明るく鳴らすならシカゴ、明るさの中にしっかりさが欲しければニューヨーク、という感じでしょうか。トランペットのトップを吹くならやっぱりシカゴかな、でも自分は元が明るめだからニューヨークもいいかな、風変りだけど神代モデルも捨てがたい、という感じ。
…でしたが、次に吹いたYMベルのモデルが良かった。吹いた感じで言うと「これはいい楽器ですね…!」。何言ってるのかわかりませんね(笑)ニューヨークモデルのベルが違うモデルらしく、現行ボストン響のトランペットセクションが使用しているモデルでもあります。何が違うかというと、音がよくまとまり、前に飛んでいく感じがする。シカゴほど明るすぎないのに、シカゴみたいに音が飛んでいく感じ。結構理想に近いと思いました。Yamahaで買うならYTR9445NYS-YMかなー、と結論付けたところで、後述のBachとの出会い。
Bach 180L 239/25C
C管の標準モデル?だと思うけど、全然楽器屋でお目にかかれていませんでした。見るのはハーセス管ばかり。そんな中で、初めて見つけたのがゴールドプレート。吹いた瞬間「ああ、Bachのいい音がする」と感じました。これまでたくさん吹いてきたYamahaとは全然違いますね。ぎゅっと詰まった密で豊かなサウンドで、B管よりも明るい音が出ます。自分が持っているB管にフィーリングが近く、持ち替えがしやすいのもいいと思います。慣れた楽器に近いからいいサウンドで吹けるのかな?とも思いますが、そこはよくわかりません。店員さんに聞くとただでさえ入荷量の少ないC管で、しかもゴールドプレートとなるとほとんど店頭に並ばないんじゃないかと言ってました。一期一会感が強くなって、さらに食指が反応してきます。しかし本当に良く鳴る楽器です。もっとも素晴らしいところは、ffやfffでパワフルに息を吹き込んでいったときに、音が割れず、開かず、どんどんリッチになっていくところです。これは金メッキの効果でしょうか。交響曲最終楽章クライマックスで、オーケストラを効果的に盛り上げられるイメージが湧く音が出てくれる、と感じます。個体も結構いいのにであったんじゃないか?と感じますが、他を知らないのでそこは気になるが気にしないことにして。ネックはやはりお値段…それでもシルキーのSPに比べて安い方ですが、高い買い物だし悩む…。1時間ぐらい楽器屋でウンウンと悩んだ結果、思い切って買ってしまいました。
これから
その他、シルキーやストンビも吹いたし、変わったモデルも吹きましたが、どれもピンとこず。最終的には、YTR8445KMVのGP、YTR-9445NYS-YMが候補として残っていましたが、やはりBachの音が好みだった。よく聞く話だが「Yamahaは総じて優秀だが、素晴らしいBachに勝るものはない」はその通りだと思う。やっぱり楽器は出会いだな、うん。
これから、C管もたくさん練習して、秋のオーケストラまでにしっかり慣れておこうと思います。
しかしC管ってどうやって基礎練習するのがいいのかな。まあとりあえずは、オーケストラスタディ中心にさらってみますかね。
追記
ロータリートランペット購入記も書きました!
書いてみたら意外と長編に(笑)
ファミコン発売決定!
なん、だと…。
30本のソフトがインストールされていて、カセットはさせない構造。
HDMIでテレビとつなぎ、昔ながらのコントローラで遊ぶらしい。
壊れがちなACアダプタではなく、USB給電らしい。にくいね。
5,980円。
凄く安く見える。
手のひらサイズでとてもかわいい。
インテリア的にも悪くない(笑)
中高は部活漬けで、部屋にテレビもなかったためにテレビゲームとは疎遠の俺ですが、このファミコンはちょっとほしくなるんですよね。
入っているゲームも、往年の超有名ゲームばかり。
ギャラガ™
魔界村®
ダブルドラゴンⅡ ザ・リベンジ
ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会
どれからやろうかめっちゃ悩む…!
スーファミ世代なので、ほとんどやったことのない、自分にとってはむしろ目新しいゲーム達です。
やはり、音楽でもゲームでも、最後まで人から愛されるのがクラシックですよ。
いや、ここまで愛されてきたからこそ、クラシックになれたというべきか。
でも、今遊ばれているゲームで数十年後に「クラシック」になれるゲームは存在するのだろうか。
最後まで飽きの来ないのは、美麗な画像や膨大なデータ量ではない。
きっとこのゲーム達は、買って家に転がしておいても、10年後も楽しく遊べるのだ。
富士チャレンジ 100kmソロ
9月22日、富士チャレンジ200に参加してきました。
富士チャレンジは自分にとって初めてのレースで、去年は4時間ペアで参加。
ビギナーズラックというか、驚くことに8位をとることができました(そのクラスでの参加者が少なかっただけ)。
今回はソロ100kmにエントリー。
やはり独力でずっと走るとなると、あの富士スピードウェイの上り坂はしんどいはず…
しかし、当日は朝から雨の予報。
3時間近くも?雨の中を?
いやいや、でもエントリー1万円近くしたし…と、勿体ない精神を発動させて、参加を心に決めます。
レンタカーを朝4時半に借りて、いざ富士スピードウェイへ。
行きの道中からしっかりと雨。
ついても雨。
6時半について、7時からコース試走、10時スタートの予定でした。
でも、7時にびしょ濡れになって、10時まで待てなくない?
試走は諦めて、車で寝ることに。
スタート30分前。
のろのろと自転車を準備し、着替えてピットに向かいます。
ひ、人が少ない…
いつもなら満員のピットがガラガラ。
掛けられないぐらいいっぱいになるバイクラックもまばらでした。
まあ、みんな休むよね。
この雨だし。
レースだと、バタバタするウインドブレーカーやレインウェアはあまり役に立たないのでは…と思い、ゴミ袋を着る事にしました。
普通の透明なごみ袋に穴をあけて、アンダーウェアとジャージの間にノースリーブのように着ます。
こうすることで、揮発による体幹の体温低下を防げると何かに書いてあった。
ボトルも忘れて現地で1本調達して水を入れただけ、補給食はウィダーひとつだけ。
まあ、なくなって走れなくなったらリタイアするかな…ぐらいの投げやりな気持ちで参加することに。
天気が良ければ、30分前ぐらいに並ぶスタート列も、スタートぎりぎりまでピットで雨宿りして粘る。
ピットに人がいなくなった5分前に、何とかスタート列に向かいます。
スタートの合図。
そのとき既に雨。
試走していなかったのでわからなかったのですが、びっくりするほどブレーキが利きません。
富士はもてぎなんかと違ってアスファルトの水はけが悪く、ところどころ結構ウェットな路面が広がります。
それになんといっても、富士は坂が多い。
最初から最後まで、落車祭りでした。
逆バンクの第一コーナーはもとより、下りきってみんなが安心する広く緩やかな場所でも、目の前で5回以上落車をみました。
救急車も3回ぐらい?
過酷なレースでしたね。
自分は途中、平均時速36km(200kmを5時間半)のペース集団に乗る事が出来て、ここでだいぶタイムを稼げました。
ただ、ここ1か月以上自転車に乗っていなかったので、全く体力がついていかず…途中でへばって千切れ…
何とか完走はできました。
まあ正直、雨の中スタートしただけで及第点だったので、今回は自分の中ではよかったほう(笑)
結局なんとか3時間を切って、ブロンズフィニッシャーとかいう、茶色いタオルをもらいました。
今回は過酷でしたが、一方で良かったことも少しだけありました。
雨が体を冷やしてくれるので、汗をかかない。
結局3時間走って、ボトルの1/3の真水を飲んだだけでした。
むしろ、補給食もゼリー一個で済んだので、だいぶ省エネで走っていたような。
なにはともあれ、ソロ100km完走。
ブロンズ獲得。
来年はもっと速く走りたい。
関東近辺の自転車レースまとめ
ロードバイクを買うときに、ロングライド系のモデルではなく、エアロ系を選んだのは、やはりレースに出たかったからです。
上の記事にも書いていますが、ロードバイクを使って他人と競い合ってみたい。
高みを目指してみたいし、いつかは表彰台にも立ってみたい。
そんな思いで始めたロードバイクですから、買ってから1年で6回ほどレースに参加しました。
ここらへんで、今までのレースで出たことのあるもの、出たいと思っているものでまとめてみました。
レース形式は「エンデューロ」「ヒルクライム」「クリテリウム」の3つでまとめます。
弱虫ペダルとかで出てくるインハイのような「ロードレース」は、広くアマチュアが出られるものがないんですよね…出てみたいのに。
エンデューロ
エンデューロの特徴
エンデューロレースは、だいたい2時間以上、一周数kmの周回コースを決められた時間に何回回れるかの競争になります。
しかしこのレース、トップ集団にいるかどうかで性質が大きく変わるイベントだと思っています。
自分も含め殆どの人にとっては、マラソンのような要素があります。
要は、2時間の中でどれだけ頑張れるか。
戦略としては、いかに体力を使わないように集団を形成、集団に入れてもらえるかがとても大事です。
レースの序盤は大きな集団が形成されていることが多いのですが、中盤以降は集団が小さくなり、自分にちょうどいい集団がなくなることもしばしばあります。
そういったときに、自分と走力が近い人を探して「一緒にローテーションしませんか」とコミュニケーションすることもとても大事な戦略だと思います。
一方、トップ集団にとっては全く別の競技になるようです。
要は、ガマン大会。
最後の15分ぐらいまで集団にいかに体力消耗を抑えて残り、スパートに力を残すか。
最後の1~2ぐらいになると彼らは信じられないぐらいペースが上がりますが、逆にそれまでは信じられないぐらい抑えて走っているそうです。
俺らからするとそれでもびっくりするほど早い人たちなんですが、そんな中でじわじわと削られる体力と精神力との勝負、っぽいです。
俺は3つあるレース形式の中で一番エンデューロに出てます。
交代で走るチーム戦も多いので、チームの人と楽しく出られるというのが大きいのかな。
これまでに出たことあるレース
もてぎエンデューロ
今までに唯一2回参加しているレースになります。
栃木県茂木町にある、ツインリンクもてぎでのエンデューロレース。
毎年ゴールデンウィークと11月(文化の日あたり)の2回開催されます。
ツインリンクもてぎは鈴鹿、富士に次ぐ、日本でおそらく3番目に格が高いサーキットだと思います。
F1は開催されないですが、バイクのMotoGPなんかで有名で、日本グランプリも開催されます。
ツインリンクの名の通り、世界で有数のオーバルサーキットとノーマルサーキットの両方を有するサーキットで、ロードバイクはノーマルサーキット逆回りになります。
年々参加者が増えている人気のレースで、4000人近い参加者がいるんじゃないでしょうか。
この人数で周回コースというのは非常に混雑するように思いますが、さすがはサーキット。
道幅が20m程度ととんでもなく広いため、集団に入らなければかなり周りの人とは距離をもって安全に走れます。
そしてサーキットならではなのが、路面のフラットさ!
アスファルトですが、僅かな段差も感じないため、スピードが非常に乗りやすいです。
時々一般道でも、トンネルの中などで滑らかなコンクリート状を走ってスピードが乗る経験をしますが、全編そんな感じでスムーズに自転車を走らせることができます。
それでいて、路面は水はけのよいアスファルトなので非常にグリップがいい。
スピードが乗った状態で「危なくなりそう…」ってとこまで自転車を倒しても、全くスリップする気配を感じません。
自分のバイクコントロールがうまくなったような気持ちよさを感じさせてくれます。
エントリーは2,4,7時間ソロ加えて、4,7時間チームがあります。
一番のボリュームゾーンは自分がいつも出ている4時間ソロだと思います。
強豪が結構集まる大会なんで、とてもじゃないですけど先頭集団にはついていけません。
チームで出ても結構楽しいと思います。
ただ、2時間ソロは結構大変かと思います。
4時間ソロが終わって、7時間の人たちが走り続ける中、最後の2時間を一緒に走ることになるんですが、人数も少ないため集団ができにくい。
そのため、速度も乗りにくいですし、ちょっと寂しい感じがします。
一方7時間ソロは出てみたい気もしますが、ちょっと途中で飽きそう…
全体的には、人数も多くて楽しげでいいと思います。
場所は少し不便で、電車で行こうとすると「関東鉄道」とかいうローカル線に乗る必要が出てきます。ですので、マイカーない場合でもレンタカーがおすすめ。
コースは非常に走りやすく、走りやすい季節に開催されるため、定期健康診断、という形で使っていこうかと思っています。
富士チャレンジ200
人生初レースはこれでした。
こちらはF1も開催される、富士スピードウェイでのレース。
昨年に休刊になった雑誌を発行していたファンライドが主催で、毎年9月に開催されます。
これもなかなか参加人数が多く、2000人以上。
競技が少し変わっていて、普通のエンデューロは時間当たりの距離を競いますが、富士チャレの場合はソロは100kmと200kmのどちらかを完走する時間で競います。ときどき300kmもあるっぽい?
200kmだと富士スピードウェイを44周し、制限時間7時間で完走率が60%未満…
200kmはなかなか過酷なレースです。
ちなみにチームエントリーだと、4時間または7時間。
俺もロードバイクを買って2か月で4時間ペアに参加しましたが、交代ありなら普通に走れますね。
しかしこのレースの特徴はなんといってもコースでしょう。
なかなか特徴の多い富士スピードウェイですが、まずはその景色の良さ。
富士山が良く見え、走っていて気持ちのいいコースです。
もちろん路面状況も良いです。
もてぎには劣りますが、こちらも滑らかなアスファルトコース。
そして、その路面で走るのは約1.5kmの超ロングホームストレート。
ここで集団を捕まえられるかどうかで、ラップタイムにだいぶ差がつきます。
そして、かなりアップダウンが激しいのも特徴だと思います。
ホームストレート前は最大8.8%、約1kmの3段坂があります。
この登りが、周回を重ねるごとにきつくなっていく…
そして、先頭集団の登りの速さに苦笑いが止まりません。何もんだやつら。
そしてこれだけ登るおかげで、他のところはほとんど下り。
かなりハイスピードな争いになります。
特に第一コーナー後の下りは、ほとんどの人が60km/h以上で走っています。
てか、普通に勢いがついてしまい、漕がなくてもそんな速度になります。
この前後の落車はどうやら多いらしく、気を抜くと大けがに繋がりかねないので注意ですかね。
今月は100kmソロで参加してきます!
東京エンデューロ
もちろん、レースは立派なサーキットだけではありません。
荒川沿いの戸田の少し奥、埼玉にある彩湖公園で3月に開催される、(埼玉なのに)東京エンデューロは公園周回です。
このエンデューロはソロ枠がなく、4時間チームだけです。エンデューロの前にはTTも開催されていました。
参加者は500チームぐらいだったので、1500人というところですかね。
それなりに人数も多い大会ですが、チームしかないので実際の出走者はそれほどでもありません。
この大会は何がいいかというと、当然立地です。
家から自転車で1時間以内、都心からも車で1時間以内というところでしょうか。
彩湖は駐車場も多いので、都心から近い割には駐車場に困ることもありません。
ソロがないこともあって、チームでワイワイ、という雰囲気が全体的にあり、敷居の低い大会だと思いました。
コースもほとんどフラットです。
河川敷に上がる程度の小さなアップダウンと、小さな橋を渡るアップダウンがあるのみです。
ですが、あまり路面はよくありませんでした。
まず、狭い。
特に狭いところが二か所あって、橋は上り坂に加えてその後のコーナーもあり、全体にペースが落ち、狭くてもそれほど危なくないのですが、もう一か所が危ない。
下り坂の最下点で自転車3台並んで通れないぐらいまで狭くなる箇所があります。ここはスピードも乗っている上に路面も段差が見られ、結構危ないな、と思いながら走ってました。
それから、途中のストレートでは車のスピード抑制のためのバンプが数か所設けられていて、ストレートなのでそれほど危なくはないですが少しストレスが溜まります。
それから何より、レースの敷居が低いためか、基本的なマナーができていない人が参加者に多いのもあります。
速い人と遅い人でレーンが分かれるのが普通ですが、そういうところとかね。
さらに走れる人もイライラしているのか、罵声もあったりする。
敷居も低く参加しやすいですが、サーキットでのレースに比べたら路面状況、全体のマナーとかも含めると一段劣る感じは否めないですね。
近いからいいんですけどね…
3月という、春になる直前ぐらいのシーズン頭感もいいと思います。服装は少し悩みますが。
スーパーサイクルエンデューロ
これは、これまでと違って参加者が100人ぐらいの小さなレースです。
mcプロダクトという会社が主催している、唯一のオンロードレースになります。
http://www.mc-pro.co.jp/road/RaceGide.html
シリーズ戦で年間5回以上のレースが開催されますが、 自分が参加したのは幕張海浜公園でのレース。
普段は下総(成田の方)でやっているんですが、そこが使えないということで幕張で行われ、比較的近所になったので参加しました。
参加したのは1月。
大規模のレースでなく、小規模の方が勝負感が出るだろうと、武者修行のためにいつものチームメンバーとは離れて一人で参加したレースになります。
100人規模名だけあって、あまりお祭り感はないですが、かっちりしすぎていないというか、ゆるめの雰囲気。
でもそれなりに速い人は速い。
全体の分布としては、もてぎエンデューロなんかと大差ない感じだったと思います。
コースは公園なだけあって、狭い90度カーブが多いためストップ&ゴーのダッシュ主体のレースで、自分の割と得意なタイプのところでした。
しかし、1月の寒いシーズンのレースは服装悩みますね。
走っていると結構暖かくなるので、冬用ウェアで汗をかきながら走ってました。
グローブは秋用だったので少し寒かったのですが、後半の昼頃は少し熱いぐらいでしたね。
幕張で開催されることはほとんどないと思うので、そのうち下総の方のレースも参加してみようかな。
あついぞ!熊谷バーニングマン・レース
これは、今年初参加でしたが、去年も仲間を応援するために見に行きました。
真夏の一番暑い時期に、日本で一番暑い熊谷で耐久レースをするという、なんとも頭の悪い企画です。
まあ一言でいえば、ネタレースですな。
前回参加した時に日記にも書いています。
場所は熊谷スポーツ公園、ピットは陸上競技場のトラックに設置されますが、陸上競技場からは出てその外周や公園内に作られたコースを周回します。
参加者は1,000人程度。東京エンデューロぐらいの規模でしょうか。
コースも公園周回のため、彩湖公園を周回する東京エンデューロと似て、非常にフラット。
そして、狭く路面がレース向けでないところも多いことから、危ない箇所もいくつかあります。
しかしこのレース、危ないのはなんといっても暑いところ!
今年は涼しかったので至って快適な環境ではありましたが、本来であれば基本は暑さとの戦いになるようです。
体をどうやって冷やすか、オーバーヒートしないようなペースづくりなど。
今年は全く使っている人はいませんでしたが、会場内にはビニールプールや簡易シャワーなど、体を冷やすのがいくつか置いてあったりします。
結局熱くなれなかったので、来年はリベンジしようかと思っています。
しかし、こんなの出る人は(自分も含め)ちょっとおかしいんじゃないかな、とも思いますけどね(笑)
出てみたいレース
筑波8耐
出たことはないのですが、関東近郊に住んでいる人にとっては最も出やすいレースじゃないでしょうか。
都心から1時間程度で行けるアクセス、安全に走れるサーキットレース、坂のないフラットなコースプロファイル、年3回のイベント。
出やすい条件がこれだけ揃っていますが、なかなか日程が合わず参加できていません。
春夏秋と、毎年3回、チームのみの8時間エンデューロが中心になります。
特に初心者にもってこいのレースじゃないかな。
東京エンデューロなどの公園周回系のレースの方が敷居が低いように感じると思いますが、サーキットの方が道幅も広く、路面も良いため落車のリスクは下がると思います。
8時間と長いので、途中で飽きそうな気もしますが、仲間とワイワイやっていれば楽しいんでしょうか。
参加者も1,500人ぐらいはいそうですし、賑やかな大会なんですかね。
人数にもよりますが、参加費が1万円~1万5千円と少々高いのが難点でしょうか。
8時間と長い時間のレースなので、それだけ参加費用が膨らむのは仕方ないですが、5人参加とかだと一人当たり96分。ちょっと割高です。
しかしやはり、関東に住んでいる自転車乗りとしては、一度は出ておきたい大会です。
チームの人と上位狙えないか、時々話に出ます(笑)
犬吠埼エンデューロ
こちらも出てみたいエンデューロ。
このレースの一番の魅力は、公道封鎖型というところです!
自転車のレースって、距離が長いからか市民権を得ていないのかわかりませんが、マラソンと違って公道のレースって本当に少ないんですよね。
「弱虫ペダル」なんかで読んだ大会とかは公道封鎖の江の島から富士山まで、とかやってましたが、あんな距離封鎖なんてありえませんから。
知っている限りでは「ツールドおきなわ」がありますが、市民レース最高峰と言われるレベルの高さで、トップクラスの210kmは日本のアマチュア最高峰が集まるにもかかわらず完走率30%という、恐ろしいサバイバルレース。
その下のクラスでもいいから、「一度は出てみたい」と思っているレースになります。
それを除けば、関東ではこの犬吠埼エンデューロが唯一の公道型レースです。
しかも、太平洋沿いの景色の良いコースを走るという、なんとも気持ちの良さそうなレースです。
経った4.7kmの封鎖区間ではありますが、思うままに公道を使ったレースができるので、楽しそうではありますね。
400人程度の小規模な大会ではありますが、5時間チームか3時間ソロと時間もちょうどいい。
季節も5月といい感じ。
5月はもてぎエンデューロと佐渡ロングライドだけでもうお腹いっぱいではあるんですが、これも来年は出てみたいなあ。
…予算の見直しが必要かな。
ヒルクライム
ヒルクライムの特徴
ヒルクライムの魅力というのはロードバイクに乗っている人以外に伝えるのが難しいですよね(笑)
スピードが出ない登りのコースで、ひたすら苦しさを感じて登るんですね。
最初だけちょっとワクワク感が会って楽しいんですが、それもすぐにしんどくなってくる。
後半なんか、「なんでこんなことやってるんだろう」とか「もう足を緩めてしまおう」とかずっと考えているわけです。
でも、登りきった時の達成感と、上での景色を見た時のすばらしさは、それが辛ければ辛いほど裏返って大きくなります。
やっている間はあんなにつらいのに、終わるといつの間にかまたやりたくなっている、そんな中毒性は感じますね。
ただ、マラソンのように「自分との戦い」要素が強いため、他人と競い合いたいと考えている俺にとっては、優先順位は下がります。
だからというか、近くに山が少ないからというか、まだヒルクライム大会には出たことがありません。
それでもやはり、ヒルクライムも好きなのでそのうち出てみたいなとは思っています。
今回は、出てみたいレースを書き出してみました。
出てみたいレース
Mt.富士ヒルクライム
やはり最初はこれですよね。
毎年6月第2日曜日あたりで開催される、日本最大の山で開かれる、日本最大の自転車レースです。
参加者8,500人!完走率99%!
数字が凄いですね。
河口湖口から富士山の5合目まで、富士スバルラインという有料道路を走る大会です。
距離25kmとかなり長いヒルクライムになります。さすがは富士山。
ただ、標高差1,270m、平均勾配5.2%と比較的登りは緩いことから、高い完走率になっているんでしょう。
その大会規模、完走率から、初心者からセミプロみたいのまで幅広くエントリーしてきます。
とても人気の大会で、完走するよりエントリーするほうが難しいとも言われるほどです。
エントリー峠とも揶揄されます(笑)
この規模から、イメージとしてはロードバイク乗りの全国模試のようなものだと考えています。
このコースのタイムが判れば、自分の自転車力の全国偏差値が判るわけです。
ちなみに、完走するとフィニッシャーリング(コラムスペーサー)がもらえます。
そして、タイムごとに色が変わり、90分を切るとブロンズ、75分以内でシルバー、65分でゴールドのリングになるんですね。
全体の分布から考えると、ブロンズは偏差値55、シルバーは65、ゴールドは75といったところのようです。
このカラーリングを取ってみたい、というモチベーションは結構いいですよね。
ちなみに今年は、エントリー峠で脱落しました。
エントリー開始してから2日以内に埋まるってどうなのよ(笑)
来年こそは出場します!
榛名山ヒルクライム
続いては、 群馬県の赤城山…の隣にある、榛名山のヒルクライムレースです。
こちらも年々規模が大きくなってきているようで、今年は5,000人も参加したようです。すごい。
コースは14km、標高差908m、平均勾配6.0%ですが、最大勾配14%と、ゴール付近にえげつない坂があるようです。
地域との密着性が高いようで、応援やボランティアだけでなく、会場付近で使える金券なども付くそうです。
これも賑やかそうで、レースにある「お祭り感」もよく楽しそうな大会ですね。
高崎なのでアクセスもいいし、これも出てみたい!
…が、開催日が毎年5月頭。
ゴールデンウイークなのはいいですが、同じゴールデンウイークにはもてぎエンデューロが…
翌週はだいたい佐渡ロングライドもあるし、スケジュールが過密になりすぎて二の足を踏んでいます。
しかし、そのうち出てみたいんだよなあ。
wiggle東京ヒルクライムシリーズ
これは、青梅市トライアスロン協会というところが主催しているヒルクライムレースです。
シリーズというだけあって、毎年の3回レースがあります。
山、坂だらけの奥多摩の中から、成木街道を登るNARIKIステージ(距離10km、標高差537m)、奥多摩湖側から風張峠を目指すOKUTAMAステージ(距離13km、標高差570m)、檜原村側から風張峠を目指すHINOHARAステージ(距離25km、標高差900m)の3コースがあります。
3つとも参加者が500人もいないぐらいで、富士ヒルやハルヒルに比べれば小規模ですが、東京都内でできるレースのため、かなりアクセスはいいと思います。
それになんといっても嬉しいのが、当日受付があること!
ヒルクライム大会は交通規制のためだと思いますが、ほとんどが早朝に行われます。
大規模な大会だと、現地受付は前日の夕方ぐらいまでに済ませておく必要があります。
場所も遠い場合が多く、前泊が前提になります。
しかし、この東京ヒルクライムは当日の朝に行けば大丈夫!
スパッと走ってサクッと帰りたい、そんなストイックなレースにはもってこいだと思います。
キングオブヒルクライム富士
富士ヒルクライムが登るのは富士スバルラインですが、富士山五合目までは別のルートで登ることもできます。
そして、このキングオブヒルクライムで登るのは、静岡県の富士宮口から五合目を目指す、富士山スカイラインを走るレースになります。
KOH冨士山|BikeNavi GrandPrix:バイクナビグランプリ
「キングオブ」ってあたりで嫌な予感MAXですが、この大会はなんと距離26.5km、標高差1,800m。平均勾配6.9%。
富士ヒルの1.5倍の標高差があります。
間違いなく、日本最大のヒルクライムコースでしょう。
富士ヒルは万人向けの全国大会ですが、こちらのキングオブヒルクライムはまさにキング。
ヒルクライム界のラスボス、というところでしょうか。
規模も定員1,000人と、8,500人の富士ヒルに比べれば小規模です。そして多分初心者もいない。
きっと、「富士ヒルじゃ物足りない!」って人が出るんだろうな…
富士山登ってんのに物足りないとかよくわかんないけど、その気持ちが分かったら出ようかな。
富士山国際ヒルクライム
富士山五合目までは3つのアプローチがあります。
ということはもちろん、ヒルクライムレースも3つあるわけです。
3つめは静岡の須走口から、ふじあざみラインを登る富士山国際ヒルクライムです。
こちらはなんと、 全長11.4km、標高差1200m、最大勾配22%。
標高差は富士ヒルと同じなのに、距離が半分以下です。
つまり、勾配は倍以上。
前半は10%越えがバンバンで、後半になると20%を超えるとかなんとか。
前輪が浮いて進むのが大変とか。
…えっと。
キングオブヒルクライム富士がラスボスなら、こっちはクリア後の世界に出てくる裏ボスでしょうね。
「激坂好き」にはたまらんのでしょう…
しかし、日本人として富士山のヒルクライムは制覇してみたい、というモチベーションもあります。
いやしかし…
クリテリウム
クリテリウムの特徴
クリテリウムはエンデューロよりも短い、時には1kmを切るようなショートコースを、規定の回数周回するレースです。
プロだと街中、アマチュアだと公園などにステージが作られたりします。
日本では、毎年10月に埼玉で「ツールドフランス」の名を関するレースが開催されますね。
世界のトップレーサーが集まり、目の前を通過する熱いレースです。
去年は都合つかなかったけど、今年は行けるといいな。
特徴は一回の試合が短い事がまず挙げられ、10分程度から1時間程度で終わります。
ヒルクライムもそれぐらいですが、クリテのコースはフラット。
コーナーも多く、テクニカルなコーナリングとダッシュ力が必要なことがほとんどだと思います。
それからアマチュアレースとしての大きな特徴は、同時に走る人数が少ない事です。
だいたい、数十人規模で行われます。
しかも、実力ごとにクラス分けして、一日に何レースも開催されるわけです。
人数が多い場合は、クラス内でもいくつかに分かれて、上位者で決勝レースが行われます。
実力が近く、かつ小人数になっていることで、より戦略性が求められるレースです。
集団からちぎれたらおしまいですが、集団も小さいため位置取りが凄く大切になってきます。
一度だけ参加しましたが、これが凄く楽しかった。
時間は短かったですが、その中で戦略を考えて走る、というのは自分が求めていたことに近かったように感じました。
これまでに出たことあるレース
とりでクリテ
これが唯一のクリテリウム参加経験です
全国でクリテリウムを中心に、いろんなレースを開催している チャレンジリーグが開催する、取手でのクリテリウムです。
春のとりでクリテ、という名前でしたが、時期は3月。
国道6号(水戸街道)沿いの利根川河川敷にある、取手緑地公園に作られた、1.6kmの周回コースを回ります。
コース幅は3mと非常に狭く、ヘアピンカーブも多い、テクニカルなコースです。
当然公園なので路面も整備されていない、土のコースになります。
またレースはいくつもの実力クラスに分かれていて、それぞれのエントリーになります。
レース初参加の人のためのフレッシュマン(4周)、レース経験5回未満のビギナー(5or7周)、レース経験10回未満のスポーツ(9 or 17周)、実業団クラスのエリート(17周)に分かれています。
距離は6.4kmから27.2km。距離はけっこう幅がありますね。
それぞれのクラスは30人以内ぐらいで分かれていて、ビギナー、スポーツは上位者が決勝ラウンドに進むことができます。
自分は、ビギナー9kmで参加することにしました。
クリテリウムは初めてでしたが、レース自体は初めてじゃないし、距離も短いので少しだけ背伸びする形で。
でもビギナーなら、自分にも勝てる可能性があるんじゃないかと考えて、ちゃんと戦略は立てていきました。
しかしレース前に並んでみると、全然周りに「ビギナーっぽい人」がいない。
みんな良い自転車乗ってるし、すごい使い込まれてる。
ほとんどデュラエースだし、俺が持ってるホイール(7万円ぐらい)でも一番安い方。
みんなの体つきも凄いし、漂うオーラ。
あ、俺と同じ105の自転車いた!と思ったら高校生だし…
でも何とか、3位に入賞することができました。
戦略を立てていって、それが功を奏した感じですね。
初めて表彰台に立てて、ビギナー枠でもすごくうれしかったです。
ただ、決勝ラウンドはまったく歯が立ちませんでした。
うーん、ビギナーでこれか…
ビギナーって言っても、自分と同じような「クリテリウムはビギナーだけどね」って人ばっかりっぽいです。
自分が東京の水戸街道に近いところに住んでいたので、開催地まで自走で1時間ぐらいで行けたのが良かったですね。
道はあまりよくないですが、手軽に参加できる、という意味ではいいと思います。
出てみたいレース
浮城のまち行田クリテリウム
埼玉県行田市で開催される、通称行田クリテ。
開催は12月から2月にかけて、シリーズ戦で行われます。
コースはあまりよく知りませんが、一般公道や、一部農道があったり、面白いところのようです。
埼玉の熊谷の当たりなので、比較的近いのもいいですよね。
なによりこれがいいな、と思うのは時期です。
ちょうど寒くてレースも少ないシーズンなので、高強度でズパッと走るレースは、練習も本番も向いているんじゃないかと思います。
近所でシリーズ戦ということもあって、参加してみたいクリテリウムの一つです。
大磯クリテ
関東でクリテリウムと言えば、やっぱり一番有名なのがこの大磯クリテリウムじゃないでしょうか。
大磯ロングビーチで一周1kmの単純な周回コースをたくさん回ります。
非常に多くのカテゴリーに分かれているのが特徴で、特に子供向けが充実していることから、親子連れが多いんじゃないかな、と予想。
大人向けはピュアビギナー、ビギナー、スポーツ、ミディアム、エキスパート、エリートと分かれています。
JCRCみたいに、どんどん上のクラスに参加していく楽しみもありそうですよね。
だいたい秋から春まで、年中通して行われているので、参加するなら定期的に出られると面白いんだろうな、と思います。
ただ、大磯遠いんだよなあ(笑)
神奈川県民だった頃ならよかったんだけども…
番外編
自転車レースは結構シリーズ戦が多いです。
上にあげた中でも、エンデューロ、ヒルクライム、クリテリウムそれぞれシリーズ戦のものも多くて、年間通して総合ポイントで表彰されたりするのもあったりします。
その中でも、いろんな種類のレースが含まれているのがこれ。
ツールドジャパンと言えば、プロが参加する国際的な大会ですが、こちらは違います。
上にあげたバーニングマンレースや、犬吠埼エンデューロなんかが含まれますが、それ以外にもロングライド大会なんかも含まれる、全国のサイクリングイベントが含まれています。
たくさん参加して、上位に入賞すれば表彰もされるみたいです。
いろんな企画があって飽きなさそうだな、と思いますが、何せ日本全国…
車があって、時間があって、資金があれば試したいなーとは思いますが、なかなか実現しなそうです。
しかし、ツールドニッポンじゃなくても、何か通しでシリーズ戦に参加するというのは、結構楽しいんじゃないかなー、と思う今日この頃。
後記
ちょろちょろっと書くつもりが、書いてみるとすごい分量に…
分割して書いても良かったかなというぐらいの、超大作になってしまった(笑)
レースと言えば、ただひたすらストイックに上位を目指すのも楽しいので、なるべく自分でも入賞できる可能性がありそうな、小さな(身の丈に合った)大会に出るというのが、一番勝負の勘を高められる方法なんじゃないかと思います。
でも、多くの人が集まる、お祭りのような大会というのも賑やかで、それはそれで楽しいものです。
その時々で、自分にとって楽しいと思えるものに参加し続けていきたいですね。