隆の導火線

隆の導火線

ほとんどトランペットかロードバイク、料理の話。

河口湖マラソン大会(11/30)


上で書いたように、膝を壊していたんですよね。
まあだいぶ治ってきて、20〜30分ぐらいなら歩ける、むしろ走った方がマシ、ぐらいまで回復しました。
なので一応参加することに。
もともと絶対走りたい!って気持ちはあったので、何があっても走る気ではいましたけど。


膝も心配でしたが、河口湖ではそれ以上に気温がすごいことになっていました。
平均気温は4℃。
短パンと半そでのシャツ、ウインドブレーカーが装備です。


そして出走は8時。
前日は11時過ぎには寝て、当日4時半に起きました。
東京で買っていったウィダーとバナナを補給して、宿からいざバスに乗ってスタート地点へ。


まだ日も昇っていないというのにスタート地点付近や待合所(湖のレストランみたいなところ)の中は多くの人が。
7時前には待合所には着いたので、そこで待機。少しの緊張感。


そして日も昇り、ようやく出走準備に。なんだかスタート地点が初詣の神社みたいだ。
1万人以上が走るマラソンでは、スタートは一斉じゃないのです。
前から順々にスタートを切って、タイムは靴につけたチップで個人ごとに測定されます。


じわじわとスタート地点まで歩いていって、スタート時間からおよそ20分が経過した頃、ようやく俺の脚のチップがスタートラインを超えました。


初めはすごい人、そしてみんな走ってる。
何とも形容しがたいですが、広い通りを1万人が走ってるわけですからね。


そして、富士山がとても綺麗。
沿道の紅葉も素晴らしい。
さすが、日本一美しいマラソンコースなだけはあります。
このころは余裕もあって、少し立ち止まって写真を撮ったりもしてました。
まだ5キロ。


10キロほどを軽々と走って、なんだか少しの違和感。
まず、時計を見ると、いつもより自分のペースが速い。
そして、やっぱり膝がおかしくなってきた。
まあ、頑張ろうーーー


補給地点がたくさんあるのですが、そこがなかなかすごい。
SAVAS明治製菓、日本バナナ協会が協賛しているだけあって、スポーツドリンクからチョコレート、バナナなどかなり種類豊富な食べ物。かるくビュッフェ。


5キロに一つぐらいと、割と頻繁に設置された補給所では、
スポーツドリンクを飲む→グミとかきのこの山とか鷲掴み→バナナを受け取って食べる→つかんでいたお菓子を食べる
というのを何度も繰り返してしまいました。
てへ。


そして20キロ。
歩いてしまいそうだ。
10キロまでとは時間の流れ方が違う。


30キロ。
もはや走るどころか、歩くこともできない。
沿道に座り込んでは足をマッサージして、歯を食いしばって3分ほど走る。その繰り返し。
1キロ進むことがこんなにつらい。


そこから気力で走る、休むを繰り返して、なんとか完走しました。
めげそうな時に限って沿道で応援の人がじっとこっちを見ていて、「頑張らんと」っていう気持ちが出てきました。


時間は制限6時間まであと少しの、5時間40分。
正直言って胸を張れるタイムではなかったですが、ゴールした瞬間はかなり感動しました。
涙が出たぐらいには。
自分をほめた瞬間でした。


それにしても足は半端じゃない痛みが。
腿、ふくらはぎ、腰それぞれの激しい筋肉痛、膝、足首、股関節を痛め、歩くのもままならない感じに。


普段駅から10分で歩ける家路が、その時は30分以上かかりました。


後日足は超回復を見せ、膨れ上がった腿はそのまま筋肉になりましたとさ。
しばらくは走りたくないですね。