音楽でのオールラウンダーへの道
吹奏楽の特殊性
以前の日記でオールラウンダーって書いてましたが、またその話です。
俺は、常に芯(重心)のあるオールラウンダーでありたいと思っています。
趣味の芯は、音楽。
演奏ジャンルとしての芯は、吹奏楽。
楽器としての芯は、トランペット。
これを初めて意識したのは高校の時で、実践したのは大学の時だと思います。
高校の吹奏楽の顧問が「吹奏楽は特殊なジャンルだ」と言ってました。
吹奏楽曲って、カバー曲多いんですよ。
もともと吹奏楽のために書かれた曲しかやらない吹奏楽団って全くと言っていいほどないと思います。
オーケストラ曲の吹奏楽アレンジ版、J-ポップの吹奏楽アレンジ版、ビッグバンドの吹奏楽版などなど。
「だから、吹奏楽吹きはなんでも吹けないといけないんだ」
それが、顧問の言葉でした。
はっとしました。
じゃー、オケとジャズもやらんとな、と。
で、大学では両方のサークルをやりました。
実際に同じ楽器でも、だいぶ違うんですよ。
音の出し方、切り方、周りとの合わせ方。
すごーく勉強になったので、吹奏楽吹きはみんなやった方がいいと思う。
客観視のために必要なこと
「吹奏楽吹きはオールラウンダーでなければならない」という概念は、大学にいるときに拡張されました。
「吹奏楽とは何かを知るためには、吹奏楽以外を学ばなくてはならない」へ。
そしてさらに拡張して、「物事の本質を知るためには、それ以外を学ばなくてはならない」へとなりました。
そう思ったとき、トランペットの演奏ジャンルに留まらず、いろいろな事をやるようになりました。
音楽なら、様々な楽器への挑戦。
勉強なら、複数の研究室へ行くこと。ジャンルを変えること。
趣味なら、文化系でなく体育会系もやってみること。
そうして今の自分がある気がします。
サックスを買う
ということでですね、社会人になって金銭的に余裕がでてきて、何か別の楽器をやろう!と思うようになりました。
もともと、トランペットとギターができる。
ドラムは…一応高校生の時に文化祭に出てる。
じゃあ何だろう?
中低音楽器がいいな。
この辺かな。
でも金管はラッパで間に合ってるので、ボーン、ユーフォ以外がいいかな。
テナーサックスかチェロ。
どっちもカッコイイ。
でもって、やるなら人前で演奏してみたい。
吹奏楽って保守的で、自分の専門楽器以外では基本的に参加させてくれない雰囲気があります。
「そんなんやる暇があったらトランペット練習しろ!」っていわれそうですね。
オーケストラもなんだか敷居高そう…
じゃあ、バンド系?
オーケストラも敷居高そうだしな…
ということで、テナーサックスをやることにしました。
でもテナーサックスって高いんですよ。
普通に吹奏楽部の人が使うのって40万円ぐらい。
安く買えるところは、と探すと出てくるのはやはり中古かオークション。
e-bayで目星をつけて、購入しました。
CONNのテナーサックス、5万円で落札。
や、安い…!
割とメジャーなブランドなのに。
ということで社会人になった2012年の秋、テナーサックスがアメリカから宅急便で送られてきました。
買ってからは、週一ぐらいで公民館で3時間ぐらい練習。
当時住んでた寮の近くは、いつも公民館の音楽室が空いてました。3時間300円。安っ!
最初はまともに音も出ませんでしたが、だんだんと吹けるようになりました。
2013年には、バンドでライブにも出ました。
しかも、有名ジャズナンバー、テイクファイブ。
運指が難しかったですが、ちゃんと吹けました☆
…ってあたりで満足して、最近は全然吹いてません(笑)
またそのうち引っ張り出してきて吹こうかな!
さらなる挑戦は続く
結婚した時に、妻がうちに電子ピアノを持ってきたので弾いてます。
ピアノはできるようになりたい!
音楽家は、やはりピアノの演奏スキルが必要と思います。
音楽全体、つまりメロディーと伴奏を一人で演奏するというのは、全体把握に必ず役立つはず。
和音進行の理解にもいいそうですね。
ということで、2015年からは初心者向けのエチュードを引いています。
スケールは弾けないけど、練習した曲ならできるようにはなりました。
もっと自在に弾けるようになりたいけど、難しいなあ。
そして、最近ではまた別の楽器も始めたりして…
またこれは別の日記で書きます。