隆の導火線

隆の導火線

ほとんどトランペットかロードバイク、料理の話。

ROCK IN JAPAN 2016

人生初フェス

 

来る8月13日、ロッキンジャパンに行ってきました。

8月6、7日と13、14日の4日間開催で、合計25万人程度の観客数。

動員数にあっては日本最大の音楽フェスになります。

 

前回バック・トゥ・ザ・フューチャーに誘ってくれた友人、シオミ君に誘われて行ってきました。

ちなみにシオミ君の一押しアイドル「でんぱ組.inc」が出るというのが一番の理由だったそうですが、フェス自体興味があり行ったことがなかったので参加してきました。

 

ちなみにでんぱ組.inc清竜人が曲を提供していることもあり、いままでも興味があって聞いていたので俺としても楽しみにしているところではあります。

 

でんぱ組.inc以外は誰が出るのがよく知らないまま、とりあえず行くことにしました。

1日、朝から夜まで、疲れると思うけど雰囲気を楽しもう。

 

フェス会場に向かう

 

場所は「ひたち海浜公園」、勝田からバスで20分ほどになります。

その勝田というと、常磐線で上野から2時間程度のところにある田舎の駅になりますが、当日は朝一で勝田に向かいました。

 

常磐線の、朝一の、下り電車。

ゴルフで使ったことがありますが、車両に片手で数えられるぐらいのまばらな乗車率が常というところです。

しかし、当日はフェスに向かう人多数。4日で25万人なら、1日当たり6万人。

車で行く人も多いですが、電車もかなり多い。

全く座れない、満員電車に2時間揺られて勝田につきました。

 

そして勝田駅に着くと、今度はまた凄い行列。

バス待ちの列です。

しかも、バスのチケット待ちが100人ぐらい、バス待ちはたぶんもっとたくさん。

茨城交通が臨時便で全力ピストン輸送しているみたいですが、1時間は待ちそう。

 

しかしプランニングにかけては余念のないシオミ君の采配でタクシーを選択。

タクシーも30人ぐらい並んでましたが、タクシー会社も全力ピストン中のためすぐに乗れました。

そして乗ること20分。2,000円ぐらいでひたち海浜公園につきました。

 

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爽やかな天気!そしてたくさんの人!

チケットをリストバンドと交換してもらい、いざ公園に入ります。

 

公園内には2つの大ステージと、2つの中ステージ、3つの小ステージがあります。

それから、出店がたくさん集まるスペースが2つ、土日で宿泊する人用のテントスペースがたくさんありました。

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まずは、最大規模のグラス・ステージへ向かいます。

 

ゴールデンボンバー

最初に観たのはこれ!

よかった~知ってるので(笑)

 

…いやいや、ていうか1曲しか知らないし。

しかも、フェスって生演奏以外はNGじゃなかったの?

 

まあ、細かいことは気にしない。

 

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1 ultra soul
2 ローラの傷だらけ
3 レッツゴーKY
4 抱きしめてシュヴァルツ
5 トラウマキャバ嬢
6 デスメンタル
7 ICE BOX
8 Please!×3
9 ✝ザ・V系っぽい曲✝
10 女々しくて

 

1曲目はまさかのB'zカバー(笑)

そこからは、かなり演出盛りだくさんで笑わせてくれました。

ギター喜屋武の納豆ご飯食いとか(こぼしまくってたけどステージ大丈夫か?)、ドラム樽美酒のビキニパンツ一丁ケツ丸出しとか…

演奏じゃないね。でももともと演奏してないしね(笑)

 

演奏していないだけに、ステージづくりというものをよく考えたいいパフォーマンスだと思います。

1バンド目ってのもいいよね(笑)

 

しかしグラスステージ広かった…

このステージだけで東京ドーム4個分、4万人収容とのことです。

後ろあたりの人口密度低めのところで盛り上がっていましたが、写真からもわかるようにステージ近くはとんでもないことになってそうでした。

 

ヒステリックパニック

 続いてそのすぐ近く、屋根のあるバズステージへ。

混雑していて屋根の中には入れなかったので、少し離れたところから聞きます。

 

1 シンデレラ・シンドローム

2 しぐなる
3 憂&哀
4 ライジングさん
5 Purple Haze
6 ねこ地獄
7 うそつき 

 

やたら勢いのあるシャウト+メタル系のバンドでした。

しかし、なんか異質。

 

高音のシャウトが聞こえてくると思ったら、緑髪の太っちょのギタリストだし、時々聞きとれる歌詞がなんかおかしい。

調べてみても、やっぱりおかしい。

こいつらオタクなんかいな。

 

ちょっと興味でたんで、今度聞いてみようかな。

 

BLUE ENCOUNT

昼めし食って、今度はレイクステージへ移動。

ご飯は写真撮らなかったですが、フェス飯と言われるぐらい充実した店数で、選ぶのに困らなかったです。 

 

来るでんぱ組の前から、一応同じステージにいておこう、というノリだったんですが、めちゃくちゃレイクステージ混んでました。

入場規制がかかっていたようですね。

 

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1 DAY×DAY
2 THANKS
3 ロストジンクス
4 LIVER
5 NEVER ENDING STORY
6 だいじょうぶ
7 もっと光を

 

BLUE ENCOUNT(ブルエン)も知らなかったんですが、聞く限りではコテコテのロキノン系。

中高生が好んで聞きそうだなあ、って感じの曲です。バンプオブチキンとかそれ系ね。 

コテコテですが、なかなかいいですね。

 

MCも中学3年生が精いっぱい格好つけたようなノリので、聞いていて恥ずかしくなりました。

「今日は死んでもいいと思ってる。お前らと一緒でよかったぜ!」みたいな。

ネタなのかマジなのかはよくわかんね。

 

それから、全員でタオルを回したり、拳を上げるのは圧巻でした。

ちょっと高いところから見ていたんですが、全体が生き物のようにうごめいている感じです。生き物ですけど。

 

ただ、動いているときは一体感があるんですが、「みんな歌って!」とヴォーカルが歌うのをやめてこっちにマイクを向けた瞬間、ちょっと静かになります(笑)

やっぱりみんなよく曲を知らなくて歌えないんだね。

俺もそうだけど、フェスで初めて曲聞いたよ、って人も多いんだと思います。

 

でんぱ組.inc

続いて同じステージで待望のでんぱ組.incのライブです。

場所をセンターに、少し前よりに移動。 

 

シオミ君(えいたそ(黄)推し)は本番用の服装で、シャツとか小物が黄色くなってました。

 

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1 破!to the Future
2 Future Diver
3 でんぱれーどJAPAN
4 NEO JAPONISM
5 おつかれサマー!
6 ファンファーレは僕らのために
7 でんでんぱっしょん

 

そしてまさかの、バックも生演奏!

EDMというか、打ち込み系で音数が多い楽曲が多いイメージですが、これを生でやるとわ… 

 

ギター、ベース、キーボ、ドラムの他に、パーカッション、ヴァイオリン、トランペット、サックス。

パーカッションが凄い量!

 

演奏は期待どおりでしたが、やはりアイドル。

観客のオタ芸、ミックスが凄かったです(自分もやったけど…)

 

全体が同じ動きや発声をすることによる、一体感。

他のバンドに比べて、複雑な動きの時の一体感が大きかったように感じました。

 

それから、はじめてのでんぱ組ライブ。

生演奏とは驚きでしたが、曲自体は打ち込み曲。

全く違和感なく、「ライブ感」が増したパフォーマンスとして楽しむことができました。

 

フジファブリック

続けて同じステージで、フジファブリック

数回聞いたことがある程度で、歌えるほどではない、程度の知識。 

 

1 Surfer King
2 夜明けのBEAT
3 バタアシParty night
4 Green Bird
5 Suger!
6 虹
7 若者のすべて

 

これも素晴らしかった。

他のバンドと違う、圧倒的な落ち着き感。

はっちゃる系ではないバンドですが、堂々とした風格がありました。

最後の「若者のすべて」なんかは、季節感と、夕暮れの雰囲気が楽曲とベストマッチで特に素晴らしかったです。

 

そしてやっぱり、ライブで聴くとCDで聴くより良く感じちゃうんですよねえ。

集中して聴くからでしょうか。場の雰囲気感でしょうか。

なんだろう、もっと聴いてみたくなるんですよね。

 

終わった後もぬかりなく 

 フジファブリックが終わると、辺りはしっかり夕方に。

少し小腹が空いたので、フェス飯の軽食を買って完走を言い合います。

 

グラスステージでは、最後にイエモンの演奏がありましたが、正直それを観てからだと帰りが激込み必至。

ということで、ここもシオミ君の采配で早ぬけすることに。

 

しかし、既にバスは混んでいる、とのことでタクシーで駅まで戻りました。

タクシー乗り場は出口から徒歩5分ぐらいと遠かったですが、行列もなく乗って帰る事が出来ました。

 

どうやら、バス・タクシーともにピストン輸送をしまくっているせいで、公園に来るまでの道がめちゃくちゃ混雑しているそうです。

バスも、タクシーも、駅に行ったらなかなか戻ってこれないそうで、タクシーに至っては遠回りを強いられるそうです。

タクシー運転者のおすすめでは、混雑がなくなる程度に少し駅方面に歩いたところでタクシーを捕まえるのがベスト、とのこと。

そりゃあ、タクシーの運転手も公演渋滞に巻き込まれる前に客捕まえたいもんね。

 

ここまでもシオミ君は神懸った段取りを見せてくれましたが、更に。

駅に着くと、予約していた居酒屋で少し余韻に浸り。

事前に予約していた特急(指定席)で帰ることができました。

 

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 フェスが終わった後、1時間待って満員のバスに乗り、電車が来るまで混雑した駅で待ち、満員電車で2時間立って帰る。

それがですよ。

フェスが終わった後、全く待たずにタクシーで駅に行き、電車が来るまで居酒屋でゆっくりし、指定席で1時間半寝て帰る。

すげえ。

戦略、段取りってすごく大事ですね。

 

全体的な感想

普通のライブとは違う空気感で新鮮でした。

総じてまったりしています。

 

テントを張ってのんびりしている人もいれば、ステージの後ろの方で座ってみている人もいます。

もちろん、前で盛り上がっている人もいますけどね。

 

それから、いろんなアーティストが出ているせいか、知らなくても盛り上がれるような環境がある。

そもそも出演者もそれを意識したセットリスト、MCにしているし、観客全体のノリも緩い感じ。

 

ライブ全体で13,000円と、ライブとしては高額の部類に入ると思いますが、名だたるアーティストが集まるところで一日中楽しめると思えばかなりリーズナブルでしょう。

今まで知らなかったアーティストとの出会いも望めると思います。

 

来年は都市型フェスとかも行ってみようかな。