隆の導火線

隆の導火線

ほとんどトランペットかロードバイク、料理の話。

Blast! Music of Disney

3週間ほど前、ブラストを観に行ってきました。

 

ブラストは一言でいえば、アメリカのサーカス的マーチングバンドです。

アメリカって、スクールバンドでマーチングやっている印象があって、フットボールとかのハーフタイムに演奏したりするんですよね。

たぶんですけど、そこで鍛えられた精鋭が集まったところかな、と思ってます。

 

金管楽器や打楽器を持った人が吹きながら動き、バトンを持った人がバトンを投げて踊る。そんなステージです。

特に、金管楽器のビッグバンドのような激しいサウンドと、曲芸のような超絶パーカッションが売りなんじゃないかと思っています。

 

聴いて凄い、観て楽しい。

ブロードウェイをはじめ、世界中で公演をしている集団です。

 

高校生の頃に行ったことがあるんですが、今回は演目が変わる、ということでいの一番にチケットを購入していってきました。

 

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そう、今回はディズニーとコラボレーションする、ということで非常に期待度が高かったです。

 

少し話は変わりますが、吹奏楽部とディズニーって相性いい気がしますね。

ディズニー音楽がブラスセクションを多用した楽曲が多い、というだけでなく、音楽と演出をコラボレーションさせる、というのが高校吹奏楽部の演奏会の演出を思い起こさせるからでしょうか。

 

まあそんなこんなで、今回は国際フォーラム ホールC。

初日に押さえただけあってあって、7列目と好席位置。

 

ディズニーの世界観はどこまで入れてくるのか、と期待しながら開演を待ちます。

始まったのは、ファンタジアのような世界。

無言劇のような、主人公(背が高いフルーティスト)が演奏しながらいろんな音楽を奏でていきます。

曲もファンタジアで使われた曲が何曲かありました。

 

そして、相変わらずのドラムの超絶技巧。

スネアだけのはずなのに、見ていて何をやっているのかよくわからない。

素晴らしい演奏技術とエンターテインメント性でした。

 

中間の休憩では、ロビーでフラッシュモブ

 

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というか、みんな休憩時間になったら我先にとロビーに向かっていたのでみんな知ってたんでしょうね…

サプライズではなく定番なのかもしれませんが、本気のお遊びといった感じのエンターテインメントでした。

 

後半はディズニー映画の曲が使われて、前半のファンタジアとは少し雰囲気が変わりました。

全体感としては、そんなにディズニーの世界観を中心に作りこんだ、というよりも、ブラストの世界観にディズニーの音楽をのせた、という感じ。

ミッキーを思い起こさせるような曲は少なかったですね。

 

やはりエンターテインメントはこうでないと、と思わせるショウでした。

吹奏楽やクラシックの演奏会って、結構みんな表情が暗いんですよね。

いや、真面目で真剣なのは伝わってくるんだけど、楽しそうな曲なら楽しそうに演奏してほしいよね。

観ていても楽しくさせる、やっぱりブラストは素晴らしかったです。

 

でもね、でもね…

 

ディズニー×マーチングと言えば、やっぱり最初にこれが頭に浮かんじゃうわけで。

 


Future Corps - Give It One

 

Future Corpsは、アメリカのディズニーワールドに昔いた、伝説的な集団です。

ブラストよりも小規模ですが、かなり近い楽器構成です。

 

しかし彼ら、キチガイじみた演奏をします。

超絶ハイトーンに代表されますが、どんだけ吹けるんだ、と今見ても驚愕します。

 

これと比べちゃ駄目なのはわかってるけど、これが見てみたかったんだよ…

ドラムはこれに近いぐらい驚愕の演奏をするブラストなんだから、トランぺッターもこういうの揃えてほしいな(笑)

 

また来年もブラスト来るみたいですよー