隆の導火線

隆の導火線

ほとんどトランペットかロードバイク、料理の話。

富士チャレンジ 100kmソロ

9月22日、富士チャレンジ200に参加してきました。

 

富士チャレンジは自分にとって初めてのレースで、去年は4時間ペアで参加。

ビギナーズラックというか、驚くことに8位をとることができました(そのクラスでの参加者が少なかっただけ)。

 

今回はソロ100kmにエントリー。

やはり独力でずっと走るとなると、あの富士スピードウェイの上り坂はしんどいはず…

しかし、当日は朝から雨の予報。

3時間近くも?雨の中を?

 

いやいや、でもエントリー1万円近くしたし…と、勿体ない精神を発動させて、参加を心に決めます。

レンタカーを朝4時半に借りて、いざ富士スピードウェイへ。

 

行きの道中からしっかりと雨。

ついても雨。

 

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6時半について、7時からコース試走、10時スタートの予定でした。

でも、7時にびしょ濡れになって、10時まで待てなくない?

試走は諦めて、車で寝ることに。

 

スタート30分前。

のろのろと自転車を準備し、着替えてピットに向かいます。

 

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ひ、人が少ない…

いつもなら満員のピットがガラガラ。

掛けられないぐらいいっぱいになるバイクラックもまばらでした。

 

まあ、みんな休むよね。

この雨だし。

 

レースだと、バタバタするウインドブレーカーやレインウェアはあまり役に立たないのでは…と思い、ゴミ袋を着る事にしました。

普通の透明なごみ袋に穴をあけて、アンダーウェアとジャージの間にノースリーブのように着ます。

こうすることで、揮発による体幹の体温低下を防げると何かに書いてあった。

 

ボトルも忘れて現地で1本調達して水を入れただけ、補給食はウィダーひとつだけ。

まあ、なくなって走れなくなったらリタイアするかな…ぐらいの投げやりな気持ちで参加することに。

 

天気が良ければ、30分前ぐらいに並ぶスタート列も、スタートぎりぎりまでピットで雨宿りして粘る。

ピットに人がいなくなった5分前に、何とかスタート列に向かいます。

 

スタートの合図。

そのとき既に雨。

 

試走していなかったのでわからなかったのですが、びっくりするほどブレーキが利きません。

富士はもてぎなんかと違ってアスファルトの水はけが悪く、ところどころ結構ウェットな路面が広がります。

それになんといっても、富士は坂が多い。

 

最初から最後まで、落車祭りでした。

逆バンクの第一コーナーはもとより、下りきってみんなが安心する広く緩やかな場所でも、目の前で5回以上落車をみました。

救急車も3回ぐらい?

過酷なレースでしたね。

 

自分は途中、平均時速36km(200kmを5時間半)のペース集団に乗る事が出来て、ここでだいぶタイムを稼げました。

ただ、ここ1か月以上自転車に乗っていなかったので、全く体力がついていかず…途中でへばって千切れ…

 

何とか完走はできました。

まあ正直、雨の中スタートしただけで及第点だったので、今回は自分の中ではよかったほう(笑)

結局なんとか3時間を切って、ブロンズフィニッシャーとかいう、茶色いタオルをもらいました。

 

今回は過酷でしたが、一方で良かったことも少しだけありました。

雨が体を冷やしてくれるので、汗をかかない。

結局3時間走って、ボトルの1/3の真水を飲んだだけでした。

むしろ、補給食もゼリー一個で済んだので、だいぶ省エネで走っていたような。

 

なにはともあれ、ソロ100km完走。

ブロンズ獲得。

 

来年はもっと速く走りたい。