隆の導火線

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ほとんどトランペットかロードバイク、料理の話。

レーシック業界レポート1


これからレーシックをしようかと考えてる人へ。
俺が先日レーシックをするにあたって、レーシック業界に関して色々と調べた際に思ったことを書きます。


まず、レーシック業界は2種類(3種類?)に分けて考えられます。


値段が高く、サービスも手厚いもの。(以後「高い方」とする)
値段が安く、手頃に受けられるもの。(以後「安い方」とする)
(大学病院や大型の眼科など、医療機関が行っているもの。)


3種類目に関しては、全く調べていない(情報がなかった)ためにレポートができません。
気になる方は、自分でどうぞ。


レーシックができるほとんどのクリニックは、インターネットで調べることができます。
初めに言っておきますが、俺が調べたのは全てインターネットによります。


レーシックはここ数年で大きく成長している視力矯正手術です。
認可されたのが10年前で、割と歴史の浅い手術であり、それ以降症例数も増え、マスコミにも取り上げられることで最近その認知度が急速に高まってきたからです。
品川近視クリニックによるテレビCMも有名ですね。


そんな中、この業界は2つに別れて成長してきました。
先述した、「高い方」「安い方」です。


これから調べる人のために、主なところを挙げておきましょう。
高い方…神戸クリニック、高輪クリニック、銀座スポーツクリニック
安い方…神奈川クリニック、品川近視クリニック


現在での業界シェアは、上位をこの「安い方」2つで占めています。
いわゆる「寡占」状態というやつです。


そういうわけで「安い方」2つの診療所は、完全に価格競争状態に入っています。
ふたつとも、ものすごく安い。
一番安いので、10万円ぐらいで受けられます。
そして、値段が全く同じ。


手術で価格競争というと、なんだかイメージが良くない気がしますが、単純にそうでもない。


薄利多売なだけあって、その症例数はダントツに多い。
手術の世界で「症例数」というのは、とても重要な数字になります。
RPGでいう、「経験値」のようなものです。
乱暴な言い方をすれば、経験値が多い方が、「レベル」が高い。
単純にそうは言えませんが。
でも、たとえば「こうなっちゃったらこう対処したほうがいい」とか、「こういう人にはこの手術が最適」みたいな経験がものを言う判断はピカイチなわけです。


そうは言ってもやはり価格競争。
裏があったりするんですよね。


レーシック業界をブラウジングしていると、診療所にとっていいことしか書いてません。
不安になるわけですよ。まるで短所の書いていないESのように。
頑張って探すと、ひとつだけ叩かれてる診療所を見つけました。


その名も、品川○視クリニック。
2008年、週刊新潮で叩かれていたのを皮切りに詐欺として見られているようです。
まぁ、この雑誌も信用できないけど(笑)
調べると、内部告発文書だとかがちらほら出てきます。
あくまでも「ちらほら」ですが。
まぁその理由は後述します。


それはさておき、どのような理由で叩かれてたのか。
・同じ手術を違う値段で出して、高い方を勧める
・後から不具合があっても、無視
・個人情報の漏洩
こんなとこかな。


正直な話、これが真実かどうかはわかりかねます。
でも、火のない所に煙は立たぬというか。
個人的には、これで一つ、選択肢を消しましたね。
まぁ、こういう意見もあるようですが。


そして、「高い方」。


こっちは一人の医者が親切にずっと診てくれる、生涯保障がついていることもある、など付加価値が大きいです。
その中でも有名人がたくさん受けている、などの安心感という付加価値はとても大きい。


「金額も高いから妥協はしてなさそうだし、有名人も受けてるから下手なことはできないだろ」って具合です。


でもそれが!
逆に向こうの売りなのです。


値段を釣り上げることで安心を売ってる。
金出して有名人やマスコミを引っ張ることで名前や安心感を売ってる。


一瞬いいことしかないように見えますが、「割に合わないぐらい高い」「症例数が少ない」などのデメリットもあるわけです。


この辺が俺にとっての判断材料ですかね。


確かに高い金を出せば安心して受けられますが、俺はぼったくられたくない。
手術で失敗もしたくない。


そんなことを勘案して、神奈川クリニックを選びました。
俺が受けた感想としては、ここなら平気(笑)


みなさんも、調べるときは慎重に。


先ほど「後述する」と書いたことですが、これが「レーシック業界の本当に怖いところ」です。
思ったより長くなってしまったので、次回に回します。


それではまた。