隆の導火線

隆の導火線

ほとんどトランペットかロードバイク、料理の話。

中だるみの使い方


中だるみということで、昨日は就活なんてやめて実験しました。
一日中実験してたのですが、久しぶりにやった気がします。


それにしても実験楽しいなあ。
久しぶりだからかもっと楽しかった。


それでもやはり、実験しながら就活は無理でした。
手元に白紙のエントリーシートを置いて実験してましたけど、まったく見ず(笑)
そんなに器用じゃないのです。


最近は研究室の3つある実験室のうち、一つが工事中になってしまって、部屋も狭いし。
英語とか色々勉強もしなきゃいけないしなあ。
実験はしたいけど、そんなにはできなそう。
うーん。


それから最近、カメラが欲しくて仕方がありません。
特にミラーレス一眼という新しいジャンルのデジカメです。


書き終わって一言。
この後、本気で長たらしく語ってしまいました。
時間の余ってるもの好きだけ読んでみてくだされ。


一日中パソコンの前にいて就活しようとしても、全く集中できないのですよ。
まあそこでね、色々雑念を調べちゃうじゃないですか。
前の夏ぐらいから「欲しいな」と心の隅で思っていたものについて調べ始めたら、もう止まらないわけですよ。


多分もともとカメラとかにどっぷりつかりやすい性格ではあったんだろうな。
最近のデジカメ事情から先日のCP+(カメラ関係の展示会)のレビューまで、片っ端から調べてしまいました。


俺が最初に一眼いいな、って思ったのは、人のを借りて撮ったとき。
「パシャッ」っていう音に何とも言えない気持ちよさを感じたのです。
ミラーレス一眼は一眼レフに比べて音は小さいものの、撮ってるときの気持ちよさがあるんですね。


あとそれからやっぱり絵が奇麗。
なんていうか、コンデジよりも「空気感」みたいなものがより伝わってくる気がするんですよね。
なんでだろうな。
特に去年はOBバンドで、一眼で撮ったポートレートを見ることが多かったのですが、なんか雰囲気が伝わってくるというか。
そんなところに魅力を感じたわけですよ。


でも一眼レフっていうのはでかくてですね。
よく首にぶら下げて歩いてる人見るじゃないですか。
あれはやりたくなかったんですよね。
鞄に入ってくれればいいのに。


そう思っていたところにミラーレス一眼の登場ですよ。


小さい広角レンズをつければ、全然鞄に入る大きさ。
ポケットはちょっと無理ぐらいの。


画質はやっぱりコンデジとは違う。
一眼レフに比べたらやっぱり見劣りするけれども、写真から「空気感」みたいのは感じることができました。


ということで、最近は色々とミラーレスを見ていて。
SONYのNEX、なんてのが欲しいなってところまでたどり着きました。


ああ長く語ってしまいそうだ!


ミラーレスを出しているのは主にオリンパスパナソニックソニーの三社です。
それぞれ本当に一長一短。迷い甲斐がありすぎる。


まずオリンパスは、本体は少し大きめだけども本体に手ぶれ防止機構を兼ね備えている。
そのためレンズ内に手ぶれ防止機構を組み込む必要がないため、大きなレンズをつけると全体として小型軽量化することができる。


パナソニックはとにかくAF(オートフォーカス)が強い感じ。
カメラのピントって、オートで合わせると好きなところに合わせられないんですよ。
一眼のいいところに被写界深度(ピントの合う範囲)の浅い写真が撮れるというのがあって、つまり背景をぼかしたりすることができるんですよね。
なんとなくわかると思いますが。
それで、たとえば手前をぼかす、背景をぼかす、なんてのも写真を撮る楽しみの一つで、それは普通マニュアルフォーカスでコントロールするものです。
あの、レンズについてるわっかをぐりぐりするやつね。
パナソニックのはそれが必要ない。
なぜなら、液晶のタッチパネルに触れるだけでいいから。
これは画期的だと思いますよ。
それから単純にオートフォーカスが速いしね。
一眼レフと比べて原理的に遅くならざるを得ないミラーレスの中で、もっとも速く感じました。
あ、電器屋でいじったイメージです。


それから最後にソニー
何といっても小さい!
さすがはソニーっていう感じの、見た目もサイズも周りとは一味違う感じに仕上がってます。
本体はコンデジと変わらないサイズってマジ凄い。
それからソニーは撮像素子(センサー)が他のより大きいんですよ。
センサーがでかいというのはそれだけ多くの光を取り込めるってことなんです。


よく画素数が、なんて話をするけれども、正直画素数なんてもはやそんなに画質に影響ないですよ。
画質に影響あるのはセンサーとレンズ。間違いない。
大きなセンサーと光をたくさん取り込めるレンズの組み合わせが一番良い、と思います。


センサーサイズが大きいと何より、ノイズが出にくくなる。
薄暗い所でフラッシュなしに写真を撮ると、なんだかざらざらした写真ができたりするじゃないですか。
あのざらざらがノイズなんですが、あれが少なくなるということです。
正直できれば人と背景が合成に見えてきちゃうような不自然なフラッシュなんて使いたくない。
特に飲み屋とかそんなところで写真を撮ることも多そうな俺にとって、薄暗い中でしっかり写真が撮れる性能は素晴らしく感じます。


まあセンサーサイズが大きいことでのデメリットもたくさんあるのですが(書いてたらそれこそ長くなりすぎるので割愛)、ソニーの一番のデメリットはレンズです。


一眼のもっとも魅力的なところ、それはいろんなレンズを試せること。
単焦点レンズという、ズームも何もできないけどその代わりその距離では最高のパフォーマンスを出せる、なんてのが最も象徴的ではないでしょうか。
普通のズームレンズもありますが、広角から標準、望遠まで種類は様々です。
これらを色々試せる、というのはレンズを集めるコレクター魂も刺激されるし、きっとマニアにはたまらないでしょう。


まあそのレンズというのも規格がありましてね。
だいたい会社ごとに異なっていて、規格が違うとレンズが本体につかないのです。
まあPSのソフトがWiiで遊べないようなもんですかね。


それで、ミラーレス機というのは本体を小さくするために新しい規格を採用したわけです。
オリンパスパナソニックマイクロフォーサーズ規格を、ソニーがEマウント規格を。


マイクロフォーサーズ規格は色んな会社がレンズを作り始めていて、種類もようやく20種類ぐらい出てきました。
ですが。
Eマウントはたったの3種類。
全然色んなレンズを楽しめない。きっとこれから出るだろうけど。


だが、それがいい


どうせ学生の間は金ないから、一本数万以上とかそんなレンズは買えないし。
カメラ本体よりレンズが高いとかざらの世界ですよ。
社会人になっていろんなレンズが出てきたら、そこからようやく少し楽しめばいいかな、と。
あれもこれも欲しくなっても買えないのが、逆に都合がいいわけだ。
レンズがあれもこれも欲しくなって買ってしまうことをよく、「レンズ沼にはまる」という表現がされるが、ソニーにはその沼がない(笑)


それからミラーレスなんて所詮一眼レフには画質で敵わないからやめとけ、なんていう人もいるけど、別に構わないし。
ある程度画質が劣るのはわかってるし、それでもコンデジよりはいいしね。
ハイエンドコンデジとは微妙なところかもしれなくても、最近のミラーレスはハイエンドコンデジよりも安くなっててコスパもいいし。


何より本気でカメラを構えたければ、いつか俺も一眼買う日が来るよ。
ま、しばらくは親に借りられるわけで。
うちの親父もカメラマニアなので、レンズもたくさんあるし、一眼レフだってある。
それも「自分が」買うほどでもないかなと思う理由の一つです。


ああ、たくさん書きすぎたかな。
書いてみてびっくりした(笑)
しかもこんだけ考えてても、今は買う気がないっていう。


就活が終わったらすぐ買おう。
それまでに買うと、絶対もっとのめりこんじゃうと思うし。


それに何よりも、こうして悩んでる間って一番楽しいよね。
手に入れた瞬間の次に楽しい時間だと思ってます。
俺の周りにはこれに同感してくれるやつも多い気がするが、これってまさにオタク資質だよね(笑)