隆の導火線

隆の導火線

ほとんどトランペットかロードバイク、料理の話。

修論終わったああああああ!!


先日、ついに修論発表が終わりました。
その前日にはちゃあんと修士論文も提出しました。


長かった…


年が明けてからはもう、やることが多くて大変でした。
修論を書くのはもちろん実験もして、発表の準備、練習、質問対策…
そして、受け持ってる弟子の卒論の直し、発表練習、ディスカッションなどなど。


どんな生活を送っていたのかいまいち覚えていませんが、最後の二週間は怒涛でした。


家に帰るのは二日に一度。
学校に泊まる(?)日は、一応2、3時間は寝るけど…って感じでした。
だいたい朝の7時とかまでは頑張って、それから仮眠をとる毎日。


昼ごろめっちゃ眠くなって少し落ちたりとか。
時々三日帰らない日もあったりとか。


それでもやっぱり調べ不足で、発表練習を先輩とかに見てもらうとボコボコにされて。
あ、やっぱこれだと今日も帰れねーなー、なんて思う毎日でした。


辛かったけど、正直最後の方は二日に一度寝るのに慣れた感はあった(笑)
少なくともこの二週間だけで言えば、人生で一番頑張った時間だなあ。


きっと二番目は去年の11月末の研究室(こっちの方が精神的にはキてた)。
そして三番目はおそらく大学受験勉強。


本当に辛いと思ったし、このままだと倒れる!なんて思った時もあったけれども、そんな毎日を楽しんでた俺はきっとドM。


うん、知ってるよ(笑)
だから、自分の限界に挑戦するのが好きなんだって。


それで結果ですが、頑張った甲斐もあってか、発表自体はわりとすんなり行きました。
発表15分、質疑応答5分という短い時間でしたが、それなりに楽しむ事ができました。
発表自体はたぶんうまく言ったし、質疑応答は少ししゃべりすぎたけどディスカッションができた…とは思う。


なにはともあれ、これで俺の大学院の2年間が終わりました。
最初の目標だけは達成できたかな、と思います。


それは、「大学院に入ったら本気で研究やること」。


学部の研究室のように、みんながそれぞれ自分の専門を持つのではなく、みんなが同じ勉強をしてる有機合成という分野では、一年のビハインドは初め凄くプレッシャーに感じました。


同期はみんな一年分の研究結果と知識を持ってる。
俺は全くない。
それどころか、新しく入ってきた後輩と同じ状態。


後輩達は先輩の指導を受けて、まっすぐに行動に移しているけれども、自分は指導する人はいない。
自分で考えて、自分の力でやらなきゃいけなかった。


だから初めは、先輩の指導がある後輩よりも初心者として自力でやってる自分の方が非効率にならざるを得なかった。
それでも、後輩よりも出来てないといけないというプレッシャー。


同期に早く追いつきたい。
知識でも、研究成果でも。


そうやって結構頑張ってきた気がします。
人一倍勉強を心がけて、いろんな人にアドバイスをもらって、積極的にディスカッションをするようにして。
それでみんなに追いつこうと必死でした。


修論発表当日に専任講師の人からメールが来て、「一年遅れて入ってきたビハインドはもうない」と言われたときに、救われた気がしました。


俺は本気で頑張れたのだろうか。
ちゃんとみんなに追いつけたかな。


その問いに、今の自分はイエスを出せます。
そういう意味で、一つ目の目標はクリア。


ただ、研究を始めるうちに立てた目標「ある化合物(ちょっと具体的すぎるんで割愛)の合成を達成する事」はクリアできていません。


研究を行う上でどうしても欲しいのは、やっぱり良い結果ですよね。


色々試した上で「これはできなかった」というのも一つの結果ではありますが、就活が終わったぐらいに自分で立てた目標はまだ達成できていません。


うーん。
正直もはや「何が何でも達成したい目標!」ではありませんが、やっぱり未練。


春休みも時間あるし、学校いって実験しようかね。
のんびりと、マイペースにね。


…そうは言ってもそこまで時間ないか。
旅行とか除いたら二週間ぐらいしかないね。


その二週間でも他にやりたいことやらなきゃいけないことがたくさんあるからなあ。
ちょっと厳しいかな。


でも少しは悪あがきしよう。


しかしこれで学校もひと段落。
最後の春休みを楽しもう。