隆の導火線

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ほとんどトランペットかロードバイク、料理の話。

シネマ・コンサートという最上級の贅沢

シネマ・コンサート

先日の日記で、バック・トゥ・ザ・フューチャーのコンサートに行ってきた話をしました。

 

ryumour.hatenadiary.jp

 

映画とシンクロさせながら演奏していて、見に行った時はそんなことをやるなんて知りもしなかったもんで、とんでもないことを思いつくもんだ、と非常に驚きました。

そして同時に、とても感動しました。

 

帰ってきて調べてみると、これは「シネマ・コンサート」というそうです。

アメリカでは数年前からやっているらしいですが、日本には2015年から本格上陸とのこと。

 

未体験。まったく新しい、ありそうでなかったエンターテインメント。

今、映画を見るうえでIMAXとか3Dとか、更には4Dとか色々とオプションがありますよね。

もはや「普通に」映画を見る時代ではなく、付加価値を付けて映画をみる時代になってきたとも言えます。

 

映画を見るのに1万円。そういうと非常に高額ですが、それに見合うだけの感動が自分にはありました。

 

そして前回、BTTFを見に行った時に発表されたインディ・ジョーンズと、パンフレットに挟まっていたタイタニックのシネマ・コンサートもチケットを取ったので、見てきました。

やはり、素晴らしかった。

 

タイタニック in Concert

4月10日。やはり国際フォーラム ホールAにて。

 

超有名映画のタイタニック、映画では2度ほど観たことありました。

レオナルド・ディカプリオの若かりし頃ってイメージが強いですね。

3時間近くある大作なので、演奏する方も疲れるんじゃないかなーって思いますが、まあ音楽は静かなイメージだし、むしろBGMないところも多いんじゃないか。

というところまでが予備知識。

 

ですが、見終わってみると、全然そんなことありませんでした。

この映画も、シネマ・コンサート向きだと思いました。

 

ケルト音楽

前回のバック・トゥ・ザ・フューチャーもそうだったんですが、シネマ・コンサートでは「映画の中の世界で流れる曲」についてはセリフと同様、録音を流すルールっぽいです。

 

ただし、今回のタイタニックでは例外がありました。

それが、ケルト音楽。

 

船の中でアイリッシュダンスを踊るシーンなど、幾つかの場面でケルト音楽が「映画の中で演奏されるシーン」がありましたが、これだけは実際に演奏していました。

確か、バグパイプアイリッシュフルート、フィドルの3人がソリストとしていたと思います。

 

なんで例外なのかなーと思ってよく映画を見ると、その理由がわかります。

主人公ジャックがアイルランド出身というのが大きいですが、タイタニック号そのものがアイルランド人のアメリカへの移民の話です。

その故郷の音楽として、象徴的に使われるのがケルト音楽なんですね。

特殊な楽器になりますが、3人だけオーケストラとは別のひな壇でスポットライトを浴びて演奏していて、映画の時代背景を強く感じさせてくれます。

 

それからタイタニックでは、合唱、ソロヴォーカルもいました。

音楽でも声楽でオルガンのように聞かせるシーンがあって、これも素晴らしかったのですが、やはりタイタニックセリーヌ・ディオンの「My Heart Will Go On」とケルティックウーマンの「You Raise Me Up」ですよ。

 


Celine Dion - My Heart Will Go On (Live) [HD]


Celtic Woman - You Raise Me Up (and Concert Closing, live at the Slane Castle)

 

当然本人ではないですが、これが生歌になると感動が数倍に膨れ上がります。

この2曲、曲だけで感動できるのに、映画付きとかもうね…

 

いやあ、感動しました。

3時間という長さを感じさせない、素晴らしいショーでした。

 

インディ・ジョーンズ in Concert

前回のバック・トゥ・ザ・フューチャーを見に行った日にインディ・ジョーンズE.T.の発表、その夜に先行販売が始まりました。

1枚1万円近くと結構高額だったので、ちょっとビビッてインディ・ジョーンズだけ速攻で購入しました。

 

そのおかげもあり、なんと国際フォーラムホールAの、前から5列目。

こんなにいい席を取ったことってこれまでなかったので、かなり興奮しました。

オーケストラが近い!

前の方は表情まで見えます。

 

メインの曲は誰もが知っているレイダース・マーチですが、結構頻繁にテーマが使われるし、トランペット的においしいから聞いていて楽しかったです。

席が前過ぎてあまり見えなかったんですが、トランペットが8人ぐらい?とにかくたくさんいました。

確かに、音高いし連発しないといけないもんね…

大変そうだなとは思いましたが、完璧な演奏で満足できました。

 

そしてやはり、映画が盛り上がっているシーンでは音楽を聞き逃して悔しい思いも(笑)

しかし、その悔しさも含めて贅沢な悩みとして楽しむことができるのがいいところですね。

 

ちなみに、今年はジョン・ウィリアムズ・イヤーだそうで、彼がBGMを作曲した映画として今回はインディ・ジョーンズE.T.のシネマ・コンサートを開催する、とのことでした。

彼は今84歳で還暦とかでもないので、何をもってジョン・ウィリアムズ・イヤーかはわかりませんが。

他にも、少し前ではハリー・ポッターのシネマ・コンサートのシリーズ第一弾もやっていたそうです。

 

しかし、ジョン・ウィリアムズと言えば、山ほど有名曲がありますよね。

 

ジョーズジュラシック・パーク、スーパーマン

きっと来年からもジョン・ウィリアムズ・イヤーは止まらないような気がします。

 

色々聞いてみたいですね。

 

…早くスター・ウォーズ来い!

 

と思っている人はきっとたくさんいるはず…!