思えば、小学生の時ぐらいから気付いてた。
いろいろバカやって、「こいつ、バカじゃねぇの?」って笑いとって。
俺って「道化師」だなぁって。
そんな笑ってもらえる自分が好きだし、バカやってる自分が嫌いじゃない。
決してキャラ作りとかしてるわけじゃないし、これも俺の素だと思ってる。
でも自分が「道化師」だと気づいた時から、もう一人の自分がいた。
「道化師」を少し離れたところから見つめて、ほとんど外には出てこない自分。
「道化師」の素顔。
いったい誰が、何人がそれを見ることができる?
自分の中に、全く違う2つの思考が存在する。