隆の導火線

隆の導火線

ほとんどトランペットかロードバイク、料理の話。

清竜人25

2015年の終わりぐらいから、一つのアイドル(?)グループにハマっています。

なぜ(?)と書いたかというと、アイドルグループとも言い難いような気がするからです。

 

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なんと、センターが おとこ!

一夫多妻制アイドルという、新しいジャンルを開拓しているようです。

 

なんじゃそりゃあ!

となるわけですが、聞いてみると、あれ、面白い…?

 


清 竜人25「Will♡You♡Marry♡Me?」Music Vide

 

 

知ることになったきっかけは、吹奏楽サークルの同期、最近はアイドルに夢中のシオミの紹介です。

ライブのチケットが1枚余っているということで、去年の暮れにライブに行きました。

 

そこで衝撃を受け、見事にハマりました。

この独特でハッピーな世界観。

アイドルソングの常識を外した楽曲のスタイル。

 

そもそも調べてみると、清竜人という人、凄い…

最初はこんな感じのしっとり歌い上げる系シンガーソングライターでデビュー。

 


清 竜人 - 痛いよ

 

表現力、歌唱力が高いですねー。

ソウルフルな裏声がエモいです。

  

それが、3枚目のアルバムぐらいで気が狂ったかのようになって。

 


清 竜人 「CAN YOU SPEAK JAPANESE 」 EMI ROCKS 2012

 

もはやミュージカル?

この時のアルバムは全編こんな感じです。

結構聞いていて面白い。

 

噂によるとこの時にファンがだいぶ減ったみたいですよね(そりゃそうだ)

でもきっと、それ以上に新しいファンがついたのでは、と思います。

 

それが次から、アイドルグループを作ったようです。

 

もともとアイドルソングには興味があったらしく、ももクロとかでんぱ組.incとかにも曲を書いています。

多分色々と挑戦しているうちに、自分でもやりたくなったんだろうなあ…

 

話はそれますが、日本のアイドルソングに代表されるJ-POPは海外から見ても異質と言われていますよね。

J-POP全般は洋楽の焼き直しとか言われることもありますが、アイドルソングはそうでもないような…?

際立つメロディー、打ち込みを多用したカラフルなバック。

その辺は元メガデスのギタリスト、マーティ・フリードマンがよく言及しているので、調べてみると面白いかと思うんですが。

 

しかし、自分でアイドルをプロデュースして、そこに自分も入ってしまおうと考えるあたり、普通じゃない。

そして、挑戦する感じ、嫌いじゃない。

またセンターが自分だけでなく、アイドルは全部その夫人というハーレム設定も面白い。

ライブでは清竜人と夫人たちがいちゃいちゃしていて、それを観客がひゅーひゅーしているのが基本スタイルです。

 

AKBとかハロプロとかの一般的なアイドルという観点からすれば、おそらくファンと疑似恋愛(?)するものであるから、既にアイドルに夫(恋人)がいるというのは、奇異なことではないでしょうか。

かくいう自分も、ファン層が判らん…と思っていましたが、結構普通に楽しめています。

 

 清竜人の歌やダンスの圧倒的なパフォーマンス、それを囲うアイドルたちの不完全だけど頑張っている感じのパフォーマンス、そして清竜人とアイドルたちのイチャイチャ…

うーん、これは良いカオス。

 

話がそれますが、アイドルというのはある意味で「不完全さ」が売りですよね。

素晴らしいルックスや歌唱力を持つタレントというのは美しく、見ていてため息の出るような感動や興奮を覚えます。

それに対して、ルックスや歌は普通ぐらいのアイドルというのは、その拙さが逆に身近に感じて、応援したくなったり、成功した時の喜びもひとしおな感じがします。

甲子園での高校生野球に似た感動というか、泥臭さというかそんな感じですね。

 

しっかりとした音楽の上にこのアイドルのテイストが乗ってくる、という感じでしょうか。

一粒で二度おいしい、みたいな?

 

まあ要は楽しいよ、ってことです。

 

ちなみに推しは、第7夫人の清優華ちゃん! 

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ポヤンとした感じが可愛いですねー

ライブでもふんわりしていて癒されます。

 

あ、ちなみにこれまでライブには5回ほど行っていますが、そのほとんどが2列目以内ぐらいで見れています。最前列も割とある。

で、 この子のイメージカラーが緑色なので、ライブでは緑のタオルを首に巻いて、緑のライトを振っています。

 

するとですね、目が合うんですよ。

これを言うといろんな人に苦笑いされますが、ホントです。

アイドル業界では「レスをもらう」といって、目があったり手を振り返してもらうのは一般的なオタク活動のようです。

手を振ったり、曲の中で目があったりすると、嬉しくなるんですよ。

これだけ毎回最前列近くで目が合ってると、そろそろ顔ぐらい覚えていてくれたりするんじゃないかなー、とかも考えたりします。

 

きっとこれがエスカレートしていくと、シオミ君のようにツイッターでも反応したり、握手会に出て認知されようとハマっていくんだろうなあ。

あ、「認知」もアイドル用語で、向こうに覚えてもらうことだそうです。名前まで覚えてもらって一人前だそう。すごいですねー

…うん、まあそこまではいいかな。

 

曲は全体的にですね、夫婦のラブラブな感じを押し出した、ハッピーな曲が多いです。

恋愛ソング?とも少し違うような。もっと家庭的(?)な歌詞が多いです。

曲によっては、友人の結婚式を見たような気分になることもあります。

曲調はロック、ファンク系が多い印象ですが、アイドルソングではあまり見ないワルツとかも入ってたりします。

 

最近では、アイドルソングの枠をどんどん超えて音楽を作っているように見えます。

ひとつ前のシングルでは、またいい世界観が出てました。

 


清 竜人25「LOVE&WIFE&PEACE♡」MV

 

見た目も曲も、まんまヒッピー感。

野外生活で無農薬というか、自然と平和というか、スローライフでハッピーみたいな。

 

でも、Love&"Wife"&Peaceなんですねー。

"Wife"の部分でしっかりアイドル感出しつつ、このロック。

 

アイドルソングというと、もっとダンサブルなテンポばっかりな感じですけど、ノリノリだけどスローテンポという、これまたアイドルソングでは異質な曲調ですね。

 

先日はニューシングルも発売されたわけですが、これも素晴らしい。

 

 


清 竜人25「アバンチュールしようよ♡」

 

こんなんアイドルソングじゃなくて、バリバリのアシッドジャズですわ。

でもちゃんとアイドルだし、内容は甘いんですねー。

そしてトランペットが全編カッコイイのもポイント高い。

 

先日もツアーファイナル行ってきましたが、とてもよかったです。

観てる方もMixガッツリ打ってコール!みたいな感じではなく、まったり見てる感じですし、みんなヽ(´ー`)ノ(「まったり」で変換)って感じ。

 

だいたい2か月に1回ぐらいのライブを毎回楽しみにしてます。

皆さんも興味あれば是非一緒に行きましょー!