隆の導火線

隆の導火線

ほとんどトランペットかロードバイク、料理の話。

第60回定期演奏会


今年の魂を賭けたイベントが終了しました。
いち吹奏楽団の代表として、いちトランペット吹きとして。


少なくとも一年間は、これを常に考えて生きてきました。
これが何にも代え難く、最高のものにするために。


選曲がまずすごかった。
昔から「一度やってみたいな〜」なんて軽い気持ちで思っていた「展覧会の絵」がメインに。


正直すごい嬉しかったし、めちゃくちゃプレッシャー背負いました。
「神様はどうしてこうも試練を一度にたくさんくれるのが好きなんだろう」と(笑)


トランペット吹きにとって、演奏会でこれを吹かせて戴けるなんて夢ですよ。
これ以上のものはない、と本気で思います。


しかもそれが、あんな素晴らしいホールとあんな素晴らしい仲間とできるなんて!


ミューザ川崎サントリーホール以上だという話は、うちの中では持ちきりでした。
ただみなとみらいが取れなかっただけで、こっちが取れた時はかなり不安になりましたが。


こんなホールで演奏するなんて、やりすぎじゃないのか?
とか。
人が集まらなかったら、どうしよう?
とか。


そんな思いもありましたが、結局1116人の方が来てくれたようです。
びっくり。


それから、素晴らしい仲間たちです。
感謝はまさに、「言葉にできない」としか。
ウインドには一生をかけて恩返しします。


肝心の演奏の方は、個人的には少し残念でした。
正直ソロがいくつかあって、全部65点ぐらいでした。
残念、というか微妙、みたいな。
練習じゃあんなふうにならなかったんだけどなー
やっぱりとても緊張して。
正直な話、めちゃくちゃ悔しいです。
もっともっとうまくならないと。


でも、全体的にはとても良かったのではないでしょうか。
みんなのソロもうまく決まってたし、全体の演奏もわりと良かった。
課題点はいくつも残るものの、これは俺の中では及第点です。


特に、ラッパが良かった。
まぁ贔屓目に見てますが(笑)
これで来年も安泰かと。
素晴らしい。


あと正直な話、終わった直後はそんなに泣くほどの感動に包まれませんでした。
あんまり実感がなくて。
がむしゃらにやってきて、前しか見てなくて、終わって呆然としてました。


特別に泣いたりとかなかったし、終わった後のコンパもしっかり飲んだし生き残りました。
あ、コンパはドーピングしまくったんですよ(笑)
最後だから生き残ってやろうと思って、たくさん飲みました。


リポビタンD
ユンケルローヤルゼリー
ヘパリーゼ
アミノDEカンパイ
ウコンの力


おかげで飲み会で顔が真っ赤になることもなく(しっかり酔いましたが)、最後まで起きてられました。
記憶はないけど。
吐いたのは10回から先は覚えてないけど。


でもって家に帰って、いろいろもらったものを読んでたんですよ。
全体からの寄せ書きみたいのとか、パートからのメッセージとか。


そういうのを読んでると、「あぁ、終わったんだなぁ」って感覚がどんどん上がってきて。
「ありがとう」って言ってくれるみんなの言葉がすごい嬉しくて、不覚にも涙しました。


5回ぐらい読んで寝たけど。
うん、みんなの前で読まなくて良かった。


これから、またウインドと離れる生活が始まります。
寂しいけど、これがあるからウインドがどんどん恋しくなって行くんだなぁ。


それから、来てくれた人達、ほんとにありがとう。
このステージを見てくれたのはホントに嬉しい。
俺の全部、詰まってたかな?


一緒にやってきた人たちも、ほんとにありがとう。
そのうちまた、みんな一緒に話しましょう。


すべての人に感謝を込めて。