SRまでの道(前編)
2015年には準備を済ませ、2016年は最初から全力でブルベモードに入ろうとします。
が、1月2月のブルベはすぐに50人ぐらいの定員がいっぱいになってしまい、全然エントリーできない…
ブルベの主催者に確認したところ、年初はエントリーが多いそうです。
BRM207あおば 伊豆200km(制限時間13.5時間)
そんななか、2月頭に200kmにエントリーできました。スタート・ゴールは家から少し遠いですが。
インターネットからエントリーするんですが、一緒に走ろうと言っていた4人の中でエントリーできたのは自分含め2人だけ。
その人の車に乗せてもらうことにしました。
ちなみに1000円とか1500円とか、参加費は安い。
ブルベは日本中(世界中?)各地域ごとに開催団体があって、それぞれ年間10個以上のブルベを開催しています。
初回は「VCR横浜あおば」というクラブのブルベに参加しました。
コースは、東京の稲城を朝6時にスタートして、熱海に行って稲城に戻ってくるルートです。
一緒に走る人が自分より遅い人だったので、ペースはのんびりと。
一人で走るときよりだいぶ遅いスピードで走りました。
2月はまだ冬のため、宮が瀬ダムのあたりで途中路面が凍結してたりもしましたが、おおむね順調でした。
200kmは普段走ってる距離なので、一度ミスコースして5分ぐらいロスしたぐらいで特に問題もなく、無事11時間40分でゴール。
ゴール受付ではチェックポイントのコンビニ3件のレシート時間をチェックされ、無事に乾燥認定をもらいました。
途中でレシートをなくしたり、もらい忘れたりすると完走にはなりません。恐ろしい…
ゴール受付で1000円を支払い、完走メダル(200km)をゲット!
このメダルを200km、300km、400km、600kmと集めて、スーパーランドナーのメダルゲットを目指します!
BRM220群馬 那珂川300km(制限時間20時間)
続いて300km。
ハイペースにスーパーランドナーを目指します。
このブルベは朝6時に高崎スタートのため、金曜の夜から高崎のホテルを予約。
上野から高崎線に乗って、終点で降りて自転車でホテルに向かうも、いつまでたってもホテルにつかない。
よく地図をみたら、ここ高崎じゃない。
宇 都 宮 だ
なぜ?
なんで宇都宮で降りた時に気付かずに、そのままホテル目指したの?
意味不明。
そして、その時深夜12時。
電車もない。
ホテルに電話したけど、ホテルまでは100km以上あるし、タクシーは恐ろしいほど金がかかりそう…
DNSでした。
ただ、これがずっと2月の冷たい雨の中を走る非常につらいブルベだったらしく、出られなくてよかったと少し胸をなでおろしました。
BRM319宇都宮 銚子400km(制限時間27時間)
続いて400kmにチャレンジ。
300kmはまだ走ってないけどね。
400kmは、ある意味では600kmよりも難しいと言われています。
600kmでは、普通に走っていればある程度の貯金(時間)が溜まり、十分に仮眠する余裕が出てくるのですが、400kmでは十分な貯金は取れない。
かといって制限時間は27時間、寝ずに走るにはしんどい時間。
これをどうやって攻略するかが鍵らしい。
コースは宇都宮から鹿島経由で海沿いに銚子まで行き、利根川沿いに走って宇都宮まで帰るルート。
登りのないフラットコースなので、楽とのこと。
ちなみに、土曜の午前2時出発で、制限時間は日曜朝5時の27時間。
仮眠をとるなら日付が変わったあたりか?いや、ペースが早ければ仮眠は必要ないかも。
その辺は様子を見ながら走ろう…
しかしまた、直前になって一つ問題が。
天気予報では雨が降るような振らないような。
降水量3-5mmって多いの?
一緒にエントリーしていた人は、雨が降りそうなので出ないとのことで、結局自分ひとりで参加することにしました。
金曜日の夜、仕事を終えて家に帰り、そのまま自転車をもって宇都宮へ。
20時から1時まで漫画喫茶で仮眠をとり、自転車で10km程の宇都宮森林公園へ向かいます。
この時点で雨が降り始める。
受付を済ませ、コースの説明を受けてから、深夜2時スタート。
田舎なのもあるが、く、暗い…
そして雨が強い…
最初は20人ぐらいで列になって走っているが、だんだん速度差がついていき、50kmぐらい走ったころには結局3人で走ってました。
6時ぐらいになると明るくなってきますが、まだ雨は止む気配なし。
最初の12時間ぐらいはずっと雨という
しかも、途中結構土砂降り。
バイク用のレインウェアを来ていたので、雨は直接体には当たらないものの、体も足も濡れて蒸れたまま。
上り坂で転んだりもしました。
それでも結構なハイペースで走り、11時半には折り返しの銚子までたどり着きました。
折り返しのチェックポイントでカップ麺を食べて体を温め、いざ帰るぞ!となった30分後。
戻り際、雨の中いつの間にかスマホホルダーがないことが発覚!
あれ?自転車に固定していたはずなのに…
キューシートを表示するのに使っていたので、これだと曲がる場所も全く分からない。
ということで、当然戻って探します。
2kmぐらいの道を1往復半ぐらいして、見つからないと半ベソ書いていると、道に傘をさして立っている女の子から声をかけられた。
「もしかして、スマホ探してますかー!?」
銚子の優しい女の子が拾ってくれていた。
とても助かった。ありがとうございました。
一緒に走っていた人は当然先に行ったため、そこから一人で走り始めます。
利根川サイクリングロードをひたすら走る、貯金の稼ぎどころでせっせと走ると、だんだん雨も上がってきます。
しかし、晴れ間が見えてきたあたりで、300km地点で後輪がパンクしました。
実はまだパンク修理2度目。
30分ぐらい格闘して、何とかチューブを入れてタイヤを膨らませ、再スタートできました。
が。
走り始めた直後、100m先で今後は前輪がパンク。
え?
また路肩にストップし、パンク修理。
これでパンク修理3度目。
今度は20分ぐらいでパンクを直し、何とかスタート。
だいぶ時間をロスしたな、と思いながら走っていると、20km走ったあたりでゆっくりと空気が抜けてきたのが分かりました。
気づいた後は早く、もうタイヤがベコベコの状態。
パンク修理したいが、もう替えのチューブはない。
パンクは2回ぐらいで済むだろうと思っていたので、サイクリングロードで立ち往生です。
スマホで近くの自転車屋を探すが、ど田舎を走っていたため周りに店なんてない。
最低10km近くルートを逸れないとなさそうです。
途方に暮れていると、遠くからロードバイク乗りが近づいてきたので、声をかけて空気入れを貸してもらいました。
空気が抜けるのがだいぶゆっくりだったため、とりあえず空気だけ入れれば20kmぐらいは走れるから、その間に自転車屋に行こう、と思いました。
が。
5kmでまた空気抜けて、タイヤがベコベコに。
え、早くない?
空気抜けたまま5km走るが、完全に空気が抜けてしまい、もう乗って走れない状態に。
絶望を感じながら押し歩く事にしました。
どうしよう、リタイアするも近くに電車の駅はないし…
同じブルベを走っている人がすれ違って、気づいてくれないだろうか。
しかし、1,2時間ぐらい歩くと、なんとスポーツショップが見つかりました。
小型空気入れとチューブ3本買って、パンク修理してスタート。
しかし、買ったばかりのチューブでも、5kmでやっぱり空気が抜ける?
なぜ?
チューブ交換する。
2kmで空気抜ける。
なぜ?
チューブ交換する。
2kmで空気抜ける。
なぜ!
チューブもうない!
ということで結局約5分、2kmごとに空気を入れながら走る事になりました。
空気入れるのを何度やったかわからないけど、何とかゴールできました。
もう死ぬかと思った。
結果は22時間。
ゴール受付の人に相談したら、両タイヤに小さな金属片が刺さっていたことが発覚。
経験不足ですなあ。
タイヤの金属片を取って、もう大丈夫、とチューブもパッチ貼って直してもらいました。
宇都宮駅までは10kmぐらい、駅まで戻って満喫とかで仮眠しよう…
と思いましたが。
2km先でパンク!(笑)
なぜ!
ゴールは山の上だったので、戻る気にもなれず。
今度は1分ごとに空気を入れながら、なんとか、なんとか駅前まで戻りました。
ファミレスで朝まで寝て、電車で寝ながら帰りましたとさ。
本当に辛かった。
雨だと自転車もべとべとのぐちゃぐちゃになりますし、自転車の寿命が短くなりそうです。
体の消耗も激しい。
しかし、この距離を走り切った達成感は大きかったです。
自分で自分をほめてあげたい。
そして、精神力のレベルは相当上がったと思います。
半分は雨、半分はパンク祭り。
もう、ちょっとやそっとではめげない。
残すは300kmと600kmになります。
ブルベに出てSRを目指す
ロードバイクを楽しんで、「もっと走れるようになりたい」となると、大きく分けて2つの選択肢になるかと思います。
- レースに出て上位を目指す(より早く)
- ロングライドでいろんなところに行きたい(より遠く)
そうつまり、速度か距離か。
当然それらの中でも細分化されていくわけですが、今回は「より遠く」の話。
ロードバイクを買ってからというもの、とにかく自転車で遠出をしました。
で、そんなときにインターネットでいろいろ調べていると、ブルベというものがあることを知ります。
調べてみると…
ブルベとは、指定されたコース(200km以上)を規定時間内に自転車で完走すると認定が受けられる、長距離サイクリングイベントのこと。
レースや競技ではなく、サポートもなく、天気も関係ない中で公道を走るため、すべて自己責任で完結するサイクリストのみが参加できる。
ブルベの中でもBRMはACPというフランスの団体の認定を受けることができ、同一年度に同じ年に200、300、400、600kmを認定された人はシューペル・ランドヌール(SR。英語ではスーパーランドナー)として讃えられる。
そして、SRの資格を有する者は、4年に一度開催されるBRMの最高峰、パリ・ブレスト・パリ(フランス、1200km)への参加権が与えられる。
なにこれ。
200kmが最低ラインって…
でも、スーパーランドナーの称号、ってかっこいい。
長距離サイクリストの最高峰っぽい称号であこがれる。
よし、来年取ろう!
…と思ったのが昨年2015年の秋頃。
そして、今年から参加が始まりました。
装備を整える
ブルベに参加するためには、普通に自転車に乗るよりも装備を充実させないといけません。
参加資格もあるし、それ以外に必要なものもあります。
まず、規定されている必要品で特徴的なのが、反射ベスト。
【SCGEHA】ブルべ ナイトライドベスト 反射ベスト 夜間走行 自転車 ランニング ジョギング ウォーキング(フリー)
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工事現場の人が来てるやつです。
自転車の人は、ブルベ以外で来ている人を見たことがありません。
なので、これを着ているサイクリストを見かけたら、ほぼ間違いなくブルベをしています。
続いてライト。
前照灯はメインのCateye Volt300があったんですが、2灯以上がルールなんですね。d
左右対称にもしたかったし、安いライトを買いました。
ジェントス 懐中電灯 閃 355 【明るさ100ルーメン/実用点灯10時間】 SG-355B
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それなりに明るい。
乾電池で動く。
安い。
ということで、ブルベでは比較的定番のものらしいです。
左右対称にしたかったのでこれを二つ買いました。
これで3灯。
リアライト(赤いやつ)も必要です。
もともと点滅するやつがついていたんですが、点滅はダメということで点灯できるのを買い増し。
ヘルメット用リアライトも別に必要ということで、安いやつ買いました。
それから、夜通しで走ることもあるので、手元が見えるヘルメットライトも買いました。
ジェントス ヘッドライト ヘッドウォーズ 【明るさ300ルーメン/実用点灯8時間】 HW-000X
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ライトだけで、ヘルメット+前照灯×3+リアライト×2+ヘルメットリアライト
7つもライトが…
これで割と普通ぐらいでした。リアライトは少ない方だったかも。
それからバッグね。
定番はオルトリーブのサドルバッグLサイズらしい。
たくさん入って、なおかつ防水なので便利とか。
サドルバッグてのは自転車のサドルの下後方に取り付けるバッグね。
リュックは背中が蒸れるし、肩や腰に痛みが来る人も多いらしい。
でも俺はクロスバイク買ったときからずっとリュックで走り回ってたし、まる一日以上背負っていても体が痛くなったことはない。
…ということで、節約のため買いませんでした。
しかし実際、リュックの人なんて5%未満だったと思いますね…
それから大事といわれるのが、雨対策。
ブルベ、というか自転車全般は途中で雨が降っても走るので、雨対策が必要です。
ゴアテックスを使ったレインウェアが様々なメーカーから出ていますが、いかんせん高い。
上下3万は普通に超えます。
これは 色々悩んだ結果、バイク用のレインウェアを買うことに。
コミネ(Komine) レインスーツ RK-539 ブレスター(Breathter) レインウェア フィアート(FIATO) イエロー L 03-539
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こっちは1万円しません。
ただ、自転車用みたいに小型軽量、タイトフィットではありません。
まあ、速度気にして走るわけじゃないのでいいか…
そして一番の問題となるのが、地図。
ブルベは決められた公道上のルートをノーサポートで走るイベントなので、事前にキューシートというルート情報が渡されます。
これを見て走れ、と。
殆どの人が、これを見ながら同時に、事前にルート登録しておいたGPS地図をナビにして走っているっぽいです。
GPS使ってない人まだ見たことありません。
ええい、GPSはなしだ!
サイクルコンピューターに表示されている距離だけを頼りに、キューシートで交差点を見つけていきます。
結論ですが、事前にGoogleストリートビューで予習しておけばなんとかなるもんですね。
これまで道を間違えたのは3回ぐらいです。
しかし、GPSがないにしても、キューシートをどうやって見ながら走るか、というのがまた課題になります。
多くの人が工夫を凝らすポイントらしく、かなり調査しました。
結果、スマホにキューシートを表示することに。
http://sougendehunya-zzz.asablo.jp/blog/2013/02/22/6727975
上記を参考に、キューシートをスマホで表示しやすいようにして、機内モードで電池の持ちを上げて自転車のハンドルに括り付けています。
スマホホルダーは1,000円ぐらいで売ってるしね。
結局スマホは使っていますが、この使い方が一番よかったです。
これらの投資だけで結構かかっている気がする…
特にライトがね、これでも安い方なんだけどね。
年末にガーッとアマゾンで一通り買い揃えて、エントリーを始めることにしました!
できれば夏に入るまでにスーパーランドナー取得したい。
だいたい300km近くまでなら走ったことがあったので、400km以上が未知の世界。
600kmって頭悪いんじゃないんだろうか…
いや、ここは勢いで行ってきます!
さて、続きはまた次回。
今年も出ますよOB吹奏楽団
2年前に幹部を引退して、今年は割と自由なプレーヤーとして伸び伸びと参加しています。
特にストレスもなく、強いて言うならみんなもっと練習して来ようよ…って思ってるぐらいです。
バンドやってると(ビッグバンドも含め)、みんなしっかり練習してくるのが普通なんですよ。
楽譜ないことも多いし、音を耳コピしてこないと練習にならないしね。
吹奏楽なんかは楽譜があるし、みんなその場でできるようにするのが普通なのかな…
いざ合わせよう!ってなった時に、「え。楽譜のこの部分ってどうなってんの?」って聞いてくるのは吹奏楽吹きぐらいなもんです。
…まあそれはさておき、今年も演奏会にでます!
自分にとって、この楽団は大学1年から休まず続けているので、10回目の演奏会になります。
一曲目、オープニング曲でどソロがあります。
オリンピックのOP曲です。これは緊張。
それから今回、実はクラリネットも吹きます。
どうやら今年は、クラリネットが足りないと騒いでいます。このままじゃ演奏会の開催も危ないよ、と。
しかしよく見てみると、みんな参加曲数は半分もない。
もっとたくさん吹けばいいのに?なぜ?
大学のころから思ってたんですけど、クラリネットってだいたい羊の群れですよね。
自分の音が聞こえづらいからでしょうか、主張も少ない気がします。
じゃあ俺が吹くよ、と。
雰囲気変えてやろうか、と。
(ちょっとやってみたかったし…)
ということで、7月からクラリネット始めました。
演奏会までには何とかなりそうです。
異例のトランペット・クラリネット持ち替え選手です。
これは、吹奏楽ではほとんどいないのでは…?
大谷翔平目指して頑張ります、オッス!
ということで、見に来てくださいね~!
バーニングマンレース!
先々週の土曜、7月23日はレースに参戦してきました。
その名も「あついぞ!熊谷 - BURNING MAN RACE'16」
一年の中でもっとも暑い日に、日本で最も暑い場所で行われる耐久レースです。
ほぼネタです。
昨年は自転車を買ったばかりで、まだエントリーできる状態ではなかったため参加できませんでしたが、チームの応援には行きました。
自走で。
荒川を80km程遡上して熊谷まで4時間以上かけていきました。
死ぬほど暑く、荒川の自動販売機を見るたびに2本ペットボトルを買って、1本飲んで1本ボトルに入れる、というのを繰り返してたどり着いた記憶があります。
そこでの応援したチームの人たちは、暑さで顔を真っ赤にして走っていました。
「脚は残っているけど、漕ぎすぎるとオーバーヒートして踏めなくなる」とヘロヘロになっていたのを覚えています。
まあ、しんどそうだなとは思いましたが、それもまた一興と思いまして、今年はネタ作りに参加することにしました。
しかし、当日。
す、涼しい…
季節に似合わず、ゴールデンウィークの花見に最適なぐらいの天候でした。
もはや一周回って「暑いと思っていたのに全然暑くなかった」ってのがネタになります。
ということで、普通のレースに。
コースは1周3km、公園内のド平坦。
ところどころ厳しいコーナーがある、ストップ&ダッシュ連続のクリテリウム様のレースになります。
今回はチームの人と、ペアで三時間の耐久レースに出ることにしていました。
暑さ対策もあるし、45分ごとに交代で二回ずつ走る…と思っていたんですが、暑くないしな…
と思いましたが、ペアの人の到着が遅れたため、とりあえず作戦会議は無しに最初の作戦続行で自分からスタート。
最初の45分はなんと、初めて先頭集団についていくことができました。
先頭集団というと、ちょっと化け物の集まりというか、時速40kmで「こんなのレースじゃなくてサイクリングだよねー」って談笑しながら走っている人たちの集まりというか。
ちょっとあそこについていくのは程遠い…
と思っていたんですが、今回は特に前半はゆっくりだったのか、45分の8周は10位以内ぐらいに張り付くことができました。
時速は40kmぐらい出ていた気もしますが、割と普通についていけて嬉しかったです。
ただやっぱり、そのあとペースは上がったっぽいですけどね…
45分走った後は仲間と交代して、40分ぐらいで二度目の出走。
さすがに集団がばらけていたので初回よりはペースは落ちましたが、いいペースで刻む…はずが。
4周目、なんと急にこむら返りが!!
今まで足つりってなったことあったんですが、その倍ぐらいの痛さ!
自転車に乗っていられない!と思うほどの痛さの中、心を無にしてピットに戻り、休憩真っ最中のペアに代わってもらいました。
そこからコムレケアという薬をもらってかなり緩和することができましたが、最初のようには走れず…
結果は22位/95チームでした。
可もなく、不可もなく。
暑くなかったのも、こむら返りをおこしたのもハプニングとしてはまあ楽しかったので良しとしましょう。
でも、やっぱりバーニングしてみたいので来年もエントリーしようかな。
清竜人25
2015年の終わりぐらいから、一つのアイドル(?)グループにハマっています。
なぜ(?)と書いたかというと、アイドルグループとも言い難いような気がするからです。
なんと、センターが おとこ!
一夫多妻制アイドルという、新しいジャンルを開拓しているようです。
なんじゃそりゃあ!
となるわけですが、聞いてみると、あれ、面白い…?
清 竜人25「Will♡You♡Marry♡Me?」Music Vide
知ることになったきっかけは、吹奏楽サークルの同期、最近はアイドルに夢中のシオミの紹介です。
ライブのチケットが1枚余っているということで、去年の暮れにライブに行きました。
そこで衝撃を受け、見事にハマりました。
この独特でハッピーな世界観。
アイドルソングの常識を外した楽曲のスタイル。
そもそも調べてみると、清竜人という人、凄い…
最初はこんな感じのしっとり歌い上げる系シンガーソングライターでデビュー。
表現力、歌唱力が高いですねー。
ソウルフルな裏声がエモいです。
それが、3枚目のアルバムぐらいで気が狂ったかのようになって。
清 竜人 「CAN YOU SPEAK JAPANESE 」 EMI ROCKS 2012
もはやミュージカル?
この時のアルバムは全編こんな感じです。
結構聞いていて面白い。
噂によるとこの時にファンがだいぶ減ったみたいですよね(そりゃそうだ)
でもきっと、それ以上に新しいファンがついたのでは、と思います。
それが次から、アイドルグループを作ったようです。
もともとアイドルソングには興味があったらしく、ももクロとかでんぱ組.incとかにも曲を書いています。
多分色々と挑戦しているうちに、自分でもやりたくなったんだろうなあ…
話はそれますが、日本のアイドルソングに代表されるJ-POPは海外から見ても異質と言われていますよね。
J-POP全般は洋楽の焼き直しとか言われることもありますが、アイドルソングはそうでもないような…?
際立つメロディー、打ち込みを多用したカラフルなバック。
その辺は元メガデスのギタリスト、マーティ・フリードマンがよく言及しているので、調べてみると面白いかと思うんですが。
しかし、自分でアイドルをプロデュースして、そこに自分も入ってしまおうと考えるあたり、普通じゃない。
そして、挑戦する感じ、嫌いじゃない。
またセンターが自分だけでなく、アイドルは全部その夫人というハーレム設定も面白い。
ライブでは清竜人と夫人たちがいちゃいちゃしていて、それを観客がひゅーひゅーしているのが基本スタイルです。
AKBとかハロプロとかの一般的なアイドルという観点からすれば、おそらくファンと疑似恋愛(?)するものであるから、既にアイドルに夫(恋人)がいるというのは、奇異なことではないでしょうか。
かくいう自分も、ファン層が判らん…と思っていましたが、結構普通に楽しめています。
清竜人の歌やダンスの圧倒的なパフォーマンス、それを囲うアイドルたちの不完全だけど頑張っている感じのパフォーマンス、そして清竜人とアイドルたちのイチャイチャ…
うーん、これは良いカオス。
話がそれますが、アイドルというのはある意味で「不完全さ」が売りですよね。
素晴らしいルックスや歌唱力を持つタレントというのは美しく、見ていてため息の出るような感動や興奮を覚えます。
それに対して、ルックスや歌は普通ぐらいのアイドルというのは、その拙さが逆に身近に感じて、応援したくなったり、成功した時の喜びもひとしおな感じがします。
甲子園での高校生野球に似た感動というか、泥臭さというかそんな感じですね。
しっかりとした音楽の上にこのアイドルのテイストが乗ってくる、という感じでしょうか。
一粒で二度おいしい、みたいな?
まあ要は楽しいよ、ってことです。
ちなみに推しは、第7夫人の清優華ちゃん!
ポヤンとした感じが可愛いですねー
ライブでもふんわりしていて癒されます。
あ、ちなみにこれまでライブには5回ほど行っていますが、そのほとんどが2列目以内ぐらいで見れています。最前列も割とある。
で、 この子のイメージカラーが緑色なので、ライブでは緑のタオルを首に巻いて、緑のライトを振っています。
するとですね、目が合うんですよ。
これを言うといろんな人に苦笑いされますが、ホントです。
アイドル業界では「レスをもらう」といって、目があったり手を振り返してもらうのは一般的なオタク活動のようです。
手を振ったり、曲の中で目があったりすると、嬉しくなるんですよ。
これだけ毎回最前列近くで目が合ってると、そろそろ顔ぐらい覚えていてくれたりするんじゃないかなー、とかも考えたりします。
きっとこれがエスカレートしていくと、シオミ君のようにツイッターでも反応したり、握手会に出て認知されようとハマっていくんだろうなあ。
あ、「認知」もアイドル用語で、向こうに覚えてもらうことだそうです。名前まで覚えてもらって一人前だそう。すごいですねー
…うん、まあそこまではいいかな。
曲は全体的にですね、夫婦のラブラブな感じを押し出した、ハッピーな曲が多いです。
恋愛ソング?とも少し違うような。もっと家庭的(?)な歌詞が多いです。
曲によっては、友人の結婚式を見たような気分になることもあります。
曲調はロック、ファンク系が多い印象ですが、アイドルソングではあまり見ないワルツとかも入ってたりします。
最近では、アイドルソングの枠をどんどん超えて音楽を作っているように見えます。
ひとつ前のシングルでは、またいい世界観が出てました。
見た目も曲も、まんまヒッピー感。
野外生活で無農薬というか、自然と平和というか、スローライフでハッピーみたいな。
でも、Love&"Wife"&Peaceなんですねー。
"Wife"の部分でしっかりアイドル感出しつつ、このロック。
アイドルソングというと、もっとダンサブルなテンポばっかりな感じですけど、ノリノリだけどスローテンポという、これまたアイドルソングでは異質な曲調ですね。
先日はニューシングルも発売されたわけですが、これも素晴らしい。
こんなんアイドルソングじゃなくて、バリバリのアシッドジャズですわ。
でもちゃんとアイドルだし、内容は甘いんですねー。
そしてトランペットが全編カッコイイのもポイント高い。
先日もツアーファイナル行ってきましたが、とてもよかったです。
観てる方もMixガッツリ打ってコール!みたいな感じではなく、まったり見てる感じですし、みんなヽ(´ー`)ノ(「まったり」で変換)って感じ。
だいたい2か月に1回ぐらいのライブを毎回楽しみにしてます。
皆さんも興味あれば是非一緒に行きましょー!
ビール造り
ある日の会社での英会話。
俺「前から自炊してたけど、最近は発酵とか使うようになって、イースト菌でピザとか作りますよ」
外人「ビールは作らないのか、キットで簡単に作れるし、こっちの国ではポピュラーだったぞ。そして何より経済的で、ビール買うより安い」
俺「何それ気になる。でも日本でも売ってるんですかね。違法なんじゃないですか?」
外人「日本でも売ってると思うよ。蒸留酒じゃないから大丈夫。」
気になりますよね。
簡単・安いとなれば、調べてみるわけです。
調べると、出てくる出てくる。
やれ「簡単」、「自分で作ったものの方がうまい」、「ビール1本40円ぐらいに」、「美味しくて外では飲めなくなる」、「地ビールみたいな味」、「カスタマイズが奥深い」etc…
ふーん。
ホームブルーイングね、立派な趣味じゃんね。
楽しそう。
とりあえず、買ってみたよね。
ポチッとね。
3日ぐらいで、でかい箱が2つ届きました。
一つはポリタンクとかの醸造セット。
22Lタンクだから、でかいです。
そしてもう一つは小びん70本。
小瓶70本て…結構場所食いますね(笑)
少し妻に邪魔がられています。
丁寧に書かれた説明書を読むと…んん?
「日本では1%以上のアルコールを作ることは禁止されています。下記のレシピは5倍以上に薄めて作ってください」
おいおい、話がちげーよ(笑)
でもまあその辺は、みんな自己責任とかそんな感じなんでしょうね。
そして届いた日、早速作ってみました。
今回作るのは、日本で最も飲まれているラガースタイルのビールです。
少なくとも日本では一番「普通」なビールなんですね。
~ここからちょっとうんちくタイム~
ビールを作るにあたって、ビールのことをいろいろ調べました。
ビールは世界に数百にもわたるスタイルがあると言われていますが、大きく2つに分けられます。
それは、下面発酵(ラガー)か、上面発酵(エール)の2タイプです。
単純に、発酵した後に酵母が沈むやつと浮くやつの違いだそうです。
ラガータイプは、低温でじっくりと醸造させるタイプで、品質が安定しており大規模製造に向いている。すっきりとした味わいが多い。
エールタイプは、高温で短時間に醸造させるタイプで、古くからあるスタイル。華やかな香りが特徴。
ラガーの中でも特にすっきりとしたピルスナータイプのビールが日本ではほとんどを占めています。よくのむのは全部それ。
というのも、どうやら法規制が原因っぽいですね。
日本では醸造するのに許可が必要ですが、ビールの場合年間6万リットル以上作る人じゃないと許可が下りない。
ということで、大規模に、そして工業的に安定して作られるラガータイプが主流になった、ということみたいです。
それでも年間6万リットルというのは、ちょっと昔に規制緩和された数字だそうで、それによって日本では地ビールブームが起き、地ビールではエールタイプも多くみられるということです。
エールタイプで一番有名なのは、長野のヤッホーブルーイングが出している、「よなよなエール」じゃないでしょうか。
ホップの柑橘系のような香りが、普通のビールにはない華やかさを出してくれますよね。
~閑話休題~
作ってみましたが、実際簡単でした。
一番重要なのは、殺菌だそうです。
使うもの、触るもの全てに雑菌がつかないようにするのが最重要だそうで。
発酵器具や瓶の中はもちろん、お玉とか鍋とか、とりあえず全部除菌用アルコールスプレーをシュッシュしながら作業しました。
まずは缶に入ったモルトエキス(水あめみたいなの)を、鍋に沸かしたお湯に溶かして冷まします。
こんなのね。別にビールのにおいはしないけど、甘いようなにおいがします。
で、これを3Lぐらいのお湯で解いたら人肌?近くまで下がるまで冷やす。鍋を氷水に冷やして、氷を足しながら1時間ぐらいで一気に冷まします。
ちなみに、早く冷やせば冷やすほどおいしくなるみたいです。
これがビールの素でウォートと呼ばれるそう。
これをポリタンクに入れて、20Lぐらいまで水を足して薄めます。
どこまで入れたらいいかわからんかったから適当に水入れたけど、本当はちゃんと決められた量の方がいいっぽい…
そして、この水も天然水とかブリタとか、おいしい系の水がいいらしいけど、それもめんどうなのでダイレクト水道水。
で、一応ついてきた比重計(ガラス管浮かべるやつね)で比重を測定します。
比重計には「ビールにする前」「発酵した後」の線がついていて、ガラス管を浮かべた時にどこまで浮くかで判断します。
あれ、ちょっと薄い…?
まあいいか。
そこから、瓶についてきたふりかけみたいな袋(ビール酵母)を振り入れます。
この時に40℃以上だと酵母が死んじゃうみたいですね。
で、蓋をしてエアロックを付けて放置、と。
エアロックとは、中のガスは抜けるけど外の空気が入ってこないようにする弁です。
このとき水温28℃(タンクに温度計シール貼ってる)。
説明書には「20~28℃で2~10日間発酵させます(温度によって時間が変わります)」「発酵が終了してから1日以上待ちます」と書いてある。
夜キットを受け取って仕込み、翌朝にはもうガンガン発酵しているじゃありませんか。
エアロックが、「ポコ…ポコ…ポコ…」と頻繁に音を立てていて、二酸化炭素が発生しているのを感じます。
そして、エアロックに顔を近づけると、ビールのにおいがプンプン来るじゃねーか!
その翌日、発酵が終わっている?
あれ、もう全くボコボコ言ってない…
28℃だから、2日で終わったのか?早すぎない?
そして、あることに気づいてしまった。
「明日から一週間出張だわ。」
①ちょっと早いと思うけど、もう瓶詰めしちゃう。発酵終わっておいて置きすぎると雑味が増えるらしいし、室温も28℃と高いし余計ね。
②いやいや、まだ発酵は終わったばかり、温度が低い場合は終わってから1週間おくのも普通。そもそも時間が短すぎるのでは。帰ってきてから再確認。
…。
うーん、我慢できないっ!
気が急いたとは思いましたが、もう瓶詰めすることに。
発酵した容器をあけてみると、立派なビールのにおい。
液面に泡がなくなると発酵が終わっている証とのことですが、泡もなくなっており発酵は終わっているように見えます。
瓶詰めするときは、プライミングシュガーといって糖分を追加します。
瓶の中で追加発酵させ、発生した二酸化炭素を瓶の中で閉じ込めて炭酸を作るためです。
出来上がったビールを1L程鍋にとり、火にかけて砂糖を溶かします。溶けたらポリタンクに戻して混ぜる。
でもって、これを瓶詰めしていきます!
瓶に一本ずつ入れたら、打栓機(これもキットについてた)で王冠を付けていきます。
できた…
小びん62本+ペットボトル1本分です。
ペットボトルは、熟成確認用だそうです。
二酸化炭素が十分に発生し、炭酸ができてペットボトルがカチカチになれば、炭酸ができている証だそうです。
ちなみに、そこから2か月以上熟成させて、ようやくおいしくなるそうで。
というところまできて、月曜日出張に行きました。
そして、金曜日帰ってくると…
ペットボトルがカチカチじゃあ~~!
2か月、最低でも2週間待たないとおいしくないそうです。
…。
うーん、我慢できないっ!
気が急いたとは思いましたが、もう瓶を開けてみることに。
美味しそうなビールじゃないか!
瓶の下の方には酵母が溜まっていますが、上手にグラスに注げば透き通ったビールが出てきます。
ごくごく。
んー、ちょっと薄い…?ような?
薄く作りすぎたのか?
まだ熟成が足りないのか?
これから、2か月、半年、1年と、どんどん味が変化しておいしくなっていくそうです。
楽しみではあるが、1年後にはもう残ってない気がする(笑)
それよりも、早く次のビールを作ってみたい。
ビールのキットだけで数十種類あるんですよ。
そこからさらに、ホップとか酵母とか麦芽とか、別に調達してカスタムして自分だけのビールを作っていくそうです。
やっぱりつぎはエールビールが飲みたいな。
そのうちヒューガルデンホワイトみたいなベルジャンスタイルの白ビールも作りたいな。
あぁ~、色々飲んでみたいんじゃあ~
ロードバイクでチームに入る
3月にクロスバイクを買ったあと、会社の先輩のチームに入りました。
もともと大学で自転車に乗っていた、自分の直属の先輩マスダさんと、(当時)最近ロードバイクを買ったスギモトさんが一緒にやっていて、いつも楽しそうに自転車の話をしているのを聞いていました。
練習の話や、どこかへ行った話。チームを作ってレースに参加した話。
とても楽しそうだったので、そのチームに入れてもらうことにしました。
名前は「Team 100」。
100km以上走ることを目的に作ったチームだそうです。
実は自分は10人目のチーム員で、入ってみると結構チームメンバーはたくさんいました。
スギモトさんという人、俺の知る人で3本指に入りそうな、コミュ力規格値越えのような人で、他の得意先の会社の人とか、会社も場所も混成のチームでした。
今では15人ぐらいいて、バーベキューとか飲み会とかもあったりします。
時々ロングライドとか、レースとか、彩湖(埼玉にある公園)や秩父で練習したりしています。
しかしながら、定期的に自転車に乗っている人は6人ぐらい…(笑)
半分以上はバーベキュー人員な気がします。
ということで、最近はTeam 100からスピンオフしたレース系チーム「Equipe Cent」が立ち上がり、そこで練習しています。
特に定期的な練習会があるわけではないですが、やはりチームで走るのも楽しいですね。
一人で黙々と遠くに行くのも好きですが、他の人と遠出するのも楽しいものです。
それから、短距離の練習。
これは特に、複数人でやるとよく練習になる気がします。
走力の近い人と走ると競争になるし、何より知り合いに見られていると見栄を張りたくなるものです。
そうしていつも以上に頑張れる、と。
そのうちもっと速く走りたくなったら、ガチ系のレースチームに入って練習した方がいいのかな。
しかし、どんなに辛くても楽しくやっていきたいですね。
趣味だしね。