シネマ・コンサートという最上級の贅沢
シネマ・コンサート
先日の日記で、バック・トゥ・ザ・フューチャーのコンサートに行ってきた話をしました。
映画とシンクロさせながら演奏していて、見に行った時はそんなことをやるなんて知りもしなかったもんで、とんでもないことを思いつくもんだ、と非常に驚きました。
そして同時に、とても感動しました。
帰ってきて調べてみると、これは「シネマ・コンサート」というそうです。
アメリカでは数年前からやっているらしいですが、日本には2015年から本格上陸とのこと。
未体験。まったく新しい、ありそうでなかったエンターテインメント。
今、映画を見るうえでIMAXとか3Dとか、更には4Dとか色々とオプションがありますよね。
もはや「普通に」映画を見る時代ではなく、付加価値を付けて映画をみる時代になってきたとも言えます。
映画を見るのに1万円。そういうと非常に高額ですが、それに見合うだけの感動が自分にはありました。
そして前回、BTTFを見に行った時に発表されたインディ・ジョーンズと、パンフレットに挟まっていたタイタニックのシネマ・コンサートもチケットを取ったので、見てきました。
やはり、素晴らしかった。
タイタニック in Concert
4月10日。やはり国際フォーラム ホールAにて。
超有名映画のタイタニック、映画では2度ほど観たことありました。
レオナルド・ディカプリオの若かりし頃ってイメージが強いですね。
3時間近くある大作なので、演奏する方も疲れるんじゃないかなーって思いますが、まあ音楽は静かなイメージだし、むしろBGMないところも多いんじゃないか。
というところまでが予備知識。
ですが、見終わってみると、全然そんなことありませんでした。
この映画も、シネマ・コンサート向きだと思いました。
ケルト音楽
前回のバック・トゥ・ザ・フューチャーもそうだったんですが、シネマ・コンサートでは「映画の中の世界で流れる曲」についてはセリフと同様、録音を流すルールっぽいです。
ただし、今回のタイタニックでは例外がありました。
それが、ケルト音楽。
船の中でアイリッシュダンスを踊るシーンなど、幾つかの場面でケルト音楽が「映画の中で演奏されるシーン」がありましたが、これだけは実際に演奏していました。
確か、バグパイプ、アイリッシュフルート、フィドルの3人がソリストとしていたと思います。
なんで例外なのかなーと思ってよく映画を見ると、その理由がわかります。
主人公ジャックがアイルランド出身というのが大きいですが、タイタニック号そのものがアイルランド人のアメリカへの移民の話です。
その故郷の音楽として、象徴的に使われるのがケルト音楽なんですね。
特殊な楽器になりますが、3人だけオーケストラとは別のひな壇でスポットライトを浴びて演奏していて、映画の時代背景を強く感じさせてくれます。
歌
それからタイタニックでは、合唱、ソロヴォーカルもいました。
音楽でも声楽でオルガンのように聞かせるシーンがあって、これも素晴らしかったのですが、やはりタイタニックはセリーヌ・ディオンの「My Heart Will Go On」とケルティックウーマンの「You Raise Me Up」ですよ。
Celine Dion - My Heart Will Go On (Live) [HD]
Celtic Woman - You Raise Me Up (and Concert Closing, live at the Slane Castle)
当然本人ではないですが、これが生歌になると感動が数倍に膨れ上がります。
この2曲、曲だけで感動できるのに、映画付きとかもうね…
いやあ、感動しました。
3時間という長さを感じさせない、素晴らしいショーでした。
インディ・ジョーンズ in Concert
前回のバック・トゥ・ザ・フューチャーを見に行った日にインディ・ジョーンズとE.T.の発表、その夜に先行販売が始まりました。
1枚1万円近くと結構高額だったので、ちょっとビビッてインディ・ジョーンズだけ速攻で購入しました。
そのおかげもあり、なんと国際フォーラムホールAの、前から5列目。
こんなにいい席を取ったことってこれまでなかったので、かなり興奮しました。
オーケストラが近い!
前の方は表情まで見えます。
メインの曲は誰もが知っているレイダース・マーチですが、結構頻繁にテーマが使われるし、トランペット的においしいから聞いていて楽しかったです。
席が前過ぎてあまり見えなかったんですが、トランペットが8人ぐらい?とにかくたくさんいました。
確かに、音高いし連発しないといけないもんね…
大変そうだなとは思いましたが、完璧な演奏で満足できました。
そしてやはり、映画が盛り上がっているシーンでは音楽を聞き逃して悔しい思いも(笑)
しかし、その悔しさも含めて贅沢な悩みとして楽しむことができるのがいいところですね。
ちなみに、今年はジョン・ウィリアムズ・イヤーだそうで、彼がBGMを作曲した映画として今回はインディ・ジョーンズとE.T.のシネマ・コンサートを開催する、とのことでした。
彼は今84歳で還暦とかでもないので、何をもってジョン・ウィリアムズ・イヤーかはわかりませんが。
他にも、少し前ではハリー・ポッターのシネマ・コンサートのシリーズ第一弾もやっていたそうです。
しかし、ジョン・ウィリアムズと言えば、山ほど有名曲がありますよね。
ジョーズ、ジュラシック・パーク、スーパーマン。
きっと来年からもジョン・ウィリアムズ・イヤーは止まらないような気がします。
色々聞いてみたいですね。
…早くスター・ウォーズ来い!
と思っている人はきっとたくさんいるはず…!
日本にいながらアジア旅行
御徒町へお買い物
うちから割と近いのもありますが、御徒町が好きでよく買い物に行きます。
ワイズロード(3店舗もある)にアートスポーツと、自転車用品屋が多いからそこを巡るだけで楽しいのはありますが、それだけじゃなくやはりアメ横がワクワクしますね。
活気があって、なんだか雑多にものが売られている。東南アジアの市場に近い雰囲気を感じます。
その中でも自分が好きな店が二つあります。
ひとつは大津屋。
かなりの種類のスパイスが格安で売られています。
カレーや中華に使うスパイスは、だいたいここで購入しています。
上の日記でも書いていますが、インドカレーを作るのにスーパーで買ってるとスパイス集めがとてもお金がかかるのですが、ここは多くて安い。
しかし、量が多いのでものによっては使い切るまでに数年かかります。
複数回買ったのは、唐辛子と胡椒と花椒ぐらいです。
もう一つは小島屋。
こちらはドライフルーツとナッツ類が種類豊富で、こちらも安い。
妻が好きなドライいちじくと、朝ごはんにパンに乗せたりするアーモンドをいつも買ってます。だいたい1kg単位です。
そしてそして、先日さらにいいところを見つけました!
アメ横地下街
アメ横を歩いていると、やっすいスポーツアパレルを売っている店と店の間に、唐突に看板が見えます。
え、アメ横って地下あったの…?
地上のフルーツや海産物のたたき売りはいつも見ているし、有名だと思っていたけれども、地下にも店があるなんて知らなんだ。
しかも、食品街とな?何が売ってるんだろう…
しかし、なんだか怪しげな階段です。
昔の地下鉄の入り口というか、人気の少ないトンネルというか、不穏な感じ。
アメ横ほど人は多くないみたいだし。
階段を下りると、早速中国語でお出迎え。
読めない…
電脳?Qなんとか?
日本語書いてないの?
少し歩いていて思いましたが、ここ、日本じゃない…
完全に東南アジアの市場や…
飛び交う外国語(多分中国語)、日本人なんていないんじゃなかろうか…
全長50m程の市場の中で、自分以外に日本人は一人しかなかった気がします。
そしてもちろん、売っているものも変わっている…
なんとか醤、辛そうなのを買いたかったですが、中国語が読めず結局買いませんでした。
味の素の大袋も売ってるけど、会社ロゴ以外はタイ語だし、めっちゃ安い。
海産物も物珍しいものが多いです。
手前のケースの中では、袋に詰められたスッポンが元気にバタバタしてました。
食べるの、これ?
野菜も見たことないものがたくさん。
しかも、1個100円とかそんな感じで、めっちゃ安い。
輸入食品屋ってもっと高いんじゃないの?向こうの現地価格なの?
感動したのは、タイ系のハーブが充実していて、かつ安かったこと。
パクチーはもちろんのこと、レモングラス、コブミカン、カーなど、うちでタイ料理がはかどりそうなのが現地価格(?)で売っていました。
そして一番感動し、衝撃を受けたのが肉屋さん!
むきだしで肉が積んである!衛生的にどうなのこれ!
…というのは衝撃を受けましたが。
感動したのは、この豚バラブロック。
なんと、皮付きなんですよ!
俺は大学3年で沖縄旅行に行ってからというもの、ラフテーが好きになりました。
普通の豚角煮と違い、泡盛を煮詰めた複雑な旨みがたまりません。
そして、それ以上に!
あの豚バラについている、皮のプルプルなことよ!
煮凝りのような、舌に吸い付く旨さの塊。
これが再現したかったのですが、全然皮付きの豚バラが売ってない。
沖縄じゃ普通に手に入るのに、スーパー、肉屋、肉のハナマサ、どこにもない!
通販だと送料バカ高いし、くそぅ…
それが!ここに!
感動してすぐに買って帰りましたよ。
しかしね、あの肉。
そのままスーパーの袋にダイレクトインしやがりましたよ。
一応2重だったけどね。
帰りに肉汁漏れないか不安だったよ。
衛生環境にシビアな人は絶対使えないと思いますが、俺は「火が通ってれば大丈夫でしょ」派なんで、価格や品ぞろえが非常に魅力でした。
同じ感覚をお持ちの人は、是非行って買ってみてください。
そうでない人は、怖いもの見たさにどうぞ。
あ、階段の上にちゃんと書いてあったのね…
ロードバイクにおける上半身の使い方
ロードバイクを練習し始めて最初は、ペダリングの試行錯誤から始まりました。
本も読んだりしましたが、結局自分でからだの作りを調べて、どのように自転車の上で発揮するかを考えて漕いでいました。
半年ぐらいで、ある程度頭の中の理論と感覚が一致してきたので、ここに書き記しておこうかと思います。
体幹の筋肉が重要だと言われていますし、練習していて確かにそう思いました。
体幹の筋肉を意識するうえで重要なのは、筋肉(骨格筋)の働きには2種類あることを認識しておくことです。
ひとつは、関節を動かす働き。
もうひとつは、外力が関節を動かそうとするのを止める働き。
体を動かすだけではなく、体を止めるための筋肉。拮抗筋といういい方もします。
ロードバイクを乗るとき、これが非常に重要でした。
要所について、へたっぴな絵で説明していきます。
姿勢を保つ(体幹の筋肉全般)
ロードバイクは非常に前傾姿勢になりますが、その体重を支える(体が接触している)のはハンドル、ペダル、サドルの3点になっていて、この体重配分が大切になってきます。
簡単な話ですが、ハンドルをもって体重を手で支えたり、サドルに体重を預けるとペダルにかかる力はその分減ります。
しかしロードバイクは前傾姿勢。
背中(脊椎)は体重がかかっているので曲がろうとします。
その姿勢を保つためには、動き続けるペダルよりも、動かないハンドルかサドルに体重を預けるのが楽ですが、動き続けるペダルのみに体重をかけるためには脚の筋肉だけでなく、前傾姿勢を保てる脊椎周りの筋肉が必要になります。
当然背骨回りなので、曲がろうとする背中を伸ばす脊柱起立筋が重要なのはもちろん、胸郭ー骨盤に挟まれた不安定な腰椎を安定化するための、腹筋群が重要になってきます。
これらで必要になるのがまさに、体幹というやつですね。
プランクという筋トレがおすすめです。まあ調べれば山ほど出てきます。
ときどき続けて、数日で飽きて辞めてしまうのですが、続いている時は自転車にも影響が分かりやすく出ている気がします。
股関節を動かす(腸腰筋、腹直筋)
片足の重さは体重の約18.5%あります。体重60kgならおよそ11kg。
これがペダルを踏むとき踏んでいない側にかかっていると、踏む力が-11kgになるだけでなく、逆側のペダルに-11kgの力がかかり、理想的には-22kgのペダリングロスが生じます。
だから、自転車をこぐときは「踏んでいない側の足」をいかに持ち上げるかが非常に重要になってきます。
ちなみに「引き足」とも呼ばれたりしますが、別にペダルを持ち上げる力をかけるわけではないのでその名称はちょっと違うと思っています。
腹筋運動は腰椎の屈曲運動だけでなく、股関節の屈曲運動時にも筋肉の緊張があります。
腹筋運動の絵をかいたらわかりやすいんじゃないでしょうか。
これって、自転車を漕ぐときに似てませんか?
自転車は片足ずつですが、足を持ち上げる動作には腸腰筋が主体となって働きます。
腸腰筋。聞きなれないですが、ビキニライン?ち○この両脇に走っている筋肉です。
トレーニングは足を持ち上げるスタイルの腹筋がおすすめです。
背筋群(広背筋、脊柱起立筋)
背筋は脊椎を曲げるだけでなく、特に広背筋を中心に「肩を後ろに引く(肩甲骨同士を近づける)」働きをします。
この動きは、大きな加速を得るときに重要になってきます。
肩を後ろに引いて何かを引っ張るとき、反力がかかります。
背筋の筋力測定を考えてもらえればわかりやすいかと思います。
バーを引いたとき、背筋で入れた力の反力は足にかかってきます。
あれ、これも自転車に似ているような?
そう、バーはハンドル、ハンドルを引いた力をペダルに伝えることができるということです。
成人男性の背筋力は140kg程度ですから、背筋を使えば体重に加えて140kgをペダルに乗せられるわけです。
体重60kgなら、背筋を全力で使えれば理想的には200kgの力をペダルにかけられるわけですよね。3倍界王拳!って感じですか。
ただ、このとき膝や股関節が力に負けないように、拮抗筋である足にも大きな負担がかかることから、長時間は使えない力になります。
主に加速の時に使う力です。
さらにこれができてくると、胴体から離れた部分の筋肉も連動させていきます。
肩(肘を後ろに引く力)、腕(肘を曲げる力)を背筋が作り出すハンドルを引く力に乗せることができるようになってくると、更にハンドルを引く力が増してきます。
上半身すべての力を使って加速する。しかし、足にもその分大きな負担がかかるため長時間は使えない。
これがスプリント加速というやつですね。
またこのとき、肩が後ろに(胸が前に)動いてしまうと、せっかく引いた力が逃げてしまいます。このときに必要なのが、拮抗筋としての大胸筋です。
ハンドルを引きながら体が前に出ないように保つ、言い換えればハンドルを引く力をロスなくペダルに伝えるために、大胸筋もとても重要なのです。
腹斜筋(内腹斜筋、外腹斜筋、腹横筋)
腹斜筋は腰(腰椎)の側屈、回転を司ります。
自転車の上では、拮抗筋としてとても重要になってきます。
つまり、これも姿勢を保つ働きです。
ペダルを踏むとき、腰を重心として上半身は「踏んでいない側」に傾こうとします。
これは少し説明しづらいんですが、理系の人はモーメントと言えばわかると思います。
で、上半身が「踏んでいない側」に偏ると、ペダルにかけたいはずの体重が、ペダルから逃げて行ってしまいます。
上半身が逃げる向きと逆側に力をかけるのが、腹斜筋です。
図にしたらこんな感じ。
これができていないと、自転車をこいでいるとき、上半身が左右にゆらゆらします。
後ろから見れば一発で、その人ができているかどうかわかります。
そんなに大きな力でもないので、鍛えなくても意識すればできる程度だとは思いますが。
最後に:大事なこと
大事だと思うのは、これを知ることではなく、これが漕いでるときに「あ、これかあ!」ってわかることだと思います。
知識と感覚がリンクするまで、あれやこれやと試してみるのがいいと思います。
ちなみに自分は、練習で広背筋の使い方がわかった時に感動しました。
感覚を確かめようと、改めて片手運転しながら思いっきりハンドルを引いたら思いっきりハンドルが回って激しく落車しました(笑)
練習の際は気をつけよう。
トランペットを自転車で運ぶ
楽器ケース購入記
クロスバイクを買って、うちから新宿ぐらい(片道20km)までなら自転車の方が早いことが多いです。
自転車に乗りたいのもあるし、交通費が浮くのもあるので、トランペットの練習にも自転車で行くことが多いです。
しかし、普通のトランペットのケースと言えば…
この右側のような感じの、できて片掛けになるわけです。
しかしこれだと、自転車に乗っているときにお腹側に回ってきてしまうし、これはバランス悪い。
そこで、自転車を買った直後に新たに左側のソフトケースを買いました。
フュージョンというイギリスのブランドです。
Premium Trumpetwww.fusion-bags.com
最近は全然日本に入ってきてないみたいですね。
自分が購入した時も、アマゾンとかになくて少し苦労しました。
ネットで購入したので現物は見ないで買ったのですが、これが大正解!
むしろ、自転車で運ぶために開発されたのではないかと思うほどです。
まずはなんといってもリュック部分!
リュックって、見た目と背負い心地は一致しないんですよね。
背負ってみないとわからない。
その点で、この楽器ケースはリュックとして優秀な背負い心地があります。
肩ひもの形状、そしてクッション性。
また、腰部分もバックルで留めることができるので、左右に暴れなくなります。
これが、自転車に乗るときに活躍します。
動いても左右にぶれない楽器ケース。
そして特筆すべきは背中部分!
自転車用バックパックで最も有名な、ドイター(deuter)のバックパックと同様の構造をしています。
背中部分にメッシュが張られており、蒸れないように風通しがよくなっています。
自転車にリュックだと、汗をかいて背中に汗が溜まりがちですが、そこまで考え込まれています。
それから、豊富な収納部分!
前面にある3つのポケットは十分な深さがあり、楽譜ファイルとかも入るサイズではありますが、最前面は加えて小さなポケットがたくさんあります。
財布とか、携帯とか、ペンとか。
普通のカバンとして使えるような機能も持っているため、楽器ケースと普通のカバンを合わせて持つ必要がありません。
自転車に乗るとき、複数のバッグなんて持てないですし、これはありがたい。
ちなみに、一番上の部分にはマウスピース用ポケットもついていて、トランペット用のマウスピースが3本入るようになってます。
当然、楽器ケースとしてメイン部分もしっかり作られています。
付属のクッション性インナーバッグにトランペットを入れたうえで、十分な厚さの外壁構造に包みます。
セミハードとも言っていいぐらいの安心感のあるクッション性のある作りです。
また、このメインポケットは普通のトランペットだけだとそこそこ余裕もあるサイズなので、同時に譜面台も入れてます。
課題があるとすれば、底部分ですかね。
床に置くことは考えてないんだろうなあ。
そこらへんに置いたら傷つきそうだし、立て向きに自立しません(笑)
リュックとしては優秀だけど、縦置きも考えてくれればなおよかった。
それから、見た目以上に軽いです。
背負い心地もいいので、肩への負担が本当に少ない。
さらに、意外と安い。
2万円切る値段で買えました。
他にもリュックタイプの楽器ケースはあると思いますが、ここまでリュックとして完成度の高い楽器ケースは他にないと思います。
「リュック型にひもが付いている」のは「肩に負担なく背負える」とは話が全然違います。
サイズは少し大きめですが、自転車×トランペットはこの一択で間違いなし。
バック・トゥ・ザ・フューチャー in Concert
去年の話になってしまうんですが、非常に感動したので備忘録として書いておきます。
ていうか伏線です。別に書きたい日記があるのですが、これを先に書いておかないと…
…ということで、時は遡り 2015年秋。
2015年10月21日は、バックトゥザフューチャー2で主人公がタイムスリップした未来の世界だそうで、かつ初作から30周年記念だそうです。
それで、去年の11月に友人にコンサートに誘われました。
今年は記念なので、全編バックトゥザフューチャーのコンサートをやるらしい。
彼女を作って見に行く予定だったけど、結局彼女ができなかったのでチケットが余ってしまったから一緒に行かないか、と。
バック・トゥ・ザ・フューチャーと言えば、大学3年の夏に吹奏楽サークルで演奏した、思い出のある曲だったし、何よりその日は暇だったので快諾しました。
場所は日本最大のコンサートホール、国際フォーラム ホールA。
席数5,012ってちょっと広すぎますよね…
普通、大ホールって大きくても2,000席ぐらいだと思うんですけど、倍以上ある。
アリーナレベルの大きさです。
横浜アリーナの固定席が6,000なんで、割と規模感近いですかね。
いや、にしてもでかい。
話がそれました。
当日国際フォーラムに行ってみると、凄い人だかり。
なんだなんだと近づいてみると、こんなのがありました。
おお、デロリアン…!
2015年にやってきたタイムマシンです。
よく見ると、次元転移装置もきちんと作りこまれています。
そして、いざホールに行くと、あれ…?
画面がある…?
隣の席の友人に聞いてみると、どうやら映像も同時に流すのではないか、とのこと。
印象的なシーンと音楽を同時に流すのはよくある事、と。
ファンタジアとか。
ほーん。そういうものね。
まあ言われてみれば、映画音楽だし、そういうほうが盛り上がるかもね。
そう思って、いざ始まってみると…
まず、映画会社である「ユニバーサルスタジオ」のロゴが流れます。
生演奏で。
すげえ、ここから演奏するのか…
そして、普通に映画が始まっていきます。
初めは、時計の「カチコチ…」という音と、続くアラーム。そしてセリフ。
え、普通に映画なの?どういうこと?
混乱していたけれども、どんどん映画が進む。
生演奏とともに。
15分ぐらいして、「もしかしてこれ、全編やるんじゃね?」と感じ始めます。
しかし、まさか演奏会が映画ぶっ続けとか、あり得るのか…?
そんな思いをよそに、どんどん映画が進みます。
1時間あたりで、休憩に。
休憩中は、友人と興奮気味に「これ、凄くね?」と話したのを覚えています。
そして休憩明けはすぐには映画は始まらず、バック・トゥ・ザ・フューチャー2の主題曲を演奏します。
確かにいきなり映画が再開するのもどうかとは思いますが、わざわざBTTF2から曲もをって来るこの演出はニクイ…
そして後半の盛り上がってくるところもばっちり。
過去から現在に帰る時、雷が落ちる瞬間に音楽が途切れることろもぴったり。
え、もしかして最後のJohnny B. Goodeもエレキギター弾いたりしちゃうの?…とおもいましたが、さすがにありませんでした(笑)
終わった後は観客総立ち。
大興奮でした。
やはり生オケは素晴らしい臨場感がありますね。
音もそうですし、視覚的にも「この楽器はここでこんな演奏をしていたんだ!」っていう発見もあります。
欠点があるとすれば、映画の盛り上がるシーンはだいたい音楽も盛り上がっているので、映画に集中していると音楽まで集中できない、ってことですかね。
あれ、いつの間にか曲が始まってる!とか、盛り上がってきたシーンでハッとなるとか結構ありました。
映画かオーケストラ、どっちを見たらいいかわかない!という贅沢な状況。
もったいないとは思いつつも、それも含めて楽しめます。
そして何より、画面のすぐ下にオーケストラがいるという状況。
この絵だけで感動できます(笑)
すばらしい。あるようでなかったこのエンターテインメント。
絶対これから流行ると思うので、是非行ってみるといいと思います。
そして、公演が終わった後にはサプライズ発表が。
2016年8月、インディ・ジョーンズとE.T.でも同じコンサートが開催決定!
その日の21時から、先行受付開始。
もう、興奮さめやらないまま次の興奮ですよ。マジか!と。
終わった後、友人と興奮しながら居酒屋に行き、21時を待ちます。
21時直前で最初のビールが運ばれてきましたが、それどころではない。
ビールには口も着けず、とりあえずスマホをポチポチして21時からの先行販売に駆け込みます。
そして、インディ・ジョーンズの公演チケットを即購入。
感想はまた次の機会に。。
ペダリング効率について考える
自転車、特にロードバイクは舗装された道路をまっすぐ走ることが多いので、ペダルにいかに仕事を伝えるか、ということに腐心します。
要は、進む抵抗をできるだけ減らして、ペダルの推進力をできるだけ増やせば早く走れるわけですね。
それを観測するために、ほとんどの人がサイクルコンピューターを使っています。
速度の情報はもちろん、クランクの回転数、心拍なんかも測って自分と自転車をコントロールしてきます。
ただし、これだけでは「ペダルに効率的に力を加えられているか」までは測定できません。
そこで、それを測るのがペダリングモニター、あるいはパワーメーターというやつです。
例えばペダリングモニターは自転車のクランク部に取り付けて、こんな感じの画面を見ながら走れるようです。
クランクにひずみゲージがついていて、どちら向きにどの程度の力がかかっているかを測定する装置です。
それをみながら、回転の法線方向からどれだけずれているか、を測ることで「ペダリング効率」が測定できるわけです。
速度を見るだけでは、風や路面の影響で早くも遅くもなるし、心拍を見ても体調に左右される。
そういう意味では、純粋な出力という意味でパワー、今何ワット出ているか、という指標は一番環境に左右されない値と言えます。
さらに、それの効率も見られれば、より効率的に自転車に推進力を入力する練習の補助になりやすい、というのがペダリングモニターの売り文句なわけです。
しかし、これがまた高い。
10万円~20万円が相場かなと思います。
欲しい、と思っていたこともありました。
きっとこれがあれば、もっと練習のモチベーションが上がる気がする。
高いワット数を維持することに対する意欲で練習したくなるかも、と。
しかし、最近ではあまりそうは思わなくなってきました。
なぜかというと、ペダリングで測れるものよりももっと重要なことがあるんじゃないかと思ったからです。
ペダリングモニターでは出ない「ペダリング効率」があるんじゃないかと思っています。
それは、筋肉を効率的に使っているか、というパラメーターです。
自転車を漕ぐうえで、どの筋肉を使って漕いでいるか、というのも非常に重要な要素です。
一つの筋肉ばかりに負担がかかると、そこがすぐに音を上げて体に疲労としてフィードバックされます。
疲れにくい、大きい筋肉を中心に、分散して力を発揮できている状態が理想です。
さらに言えば、力をかけている筋肉と逆の働きをする筋肉、拮抗筋がなるべくリラックスしていることも重要な要素だと思います。
全体的に力んでいると、踏む筋肉と上げる筋肉が両方働いていることもあるわけです。
この辺のデータは、ペダリングモニターでは観測できません。
でも、筋肉を効率的に使うことは、クランクに効率的に力を入れるよりも重要な要素なんじゃないかな、と最近思うようになってきました。
だったら筋肉効率とか測る電極を付けて走ればいいのかな。
そういうのあったら面白いなあ。
筋肉の使い方についても、今何となくまとめているので、近いうちに記しておこうと思います。
ROCK IN JAPAN 2016
人生初フェス
来る8月13日、ロッキンジャパンに行ってきました。
8月6、7日と13、14日の4日間開催で、合計25万人程度の観客数。
動員数にあっては日本最大の音楽フェスになります。
前回バック・トゥ・ザ・フューチャーに誘ってくれた友人、シオミ君に誘われて行ってきました。
ちなみにシオミ君の一押しアイドル「でんぱ組.inc」が出るというのが一番の理由だったそうですが、フェス自体興味があり行ったことがなかったので参加してきました。
ちなみにでんぱ組.incは清竜人が曲を提供していることもあり、いままでも興味があって聞いていたので俺としても楽しみにしているところではあります。
でんぱ組.inc以外は誰が出るのがよく知らないまま、とりあえず行くことにしました。
1日、朝から夜まで、疲れると思うけど雰囲気を楽しもう。
フェス会場に向かう
場所は「ひたち海浜公園」、勝田からバスで20分ほどになります。
その勝田というと、常磐線で上野から2時間程度のところにある田舎の駅になりますが、当日は朝一で勝田に向かいました。
常磐線の、朝一の、下り電車。
ゴルフで使ったことがありますが、車両に片手で数えられるぐらいのまばらな乗車率が常というところです。
しかし、当日はフェスに向かう人多数。4日で25万人なら、1日当たり6万人。
車で行く人も多いですが、電車もかなり多い。
全く座れない、満員電車に2時間揺られて勝田につきました。
そして勝田駅に着くと、今度はまた凄い行列。
バス待ちの列です。
しかも、バスのチケット待ちが100人ぐらい、バス待ちはたぶんもっとたくさん。
茨城交通が臨時便で全力ピストン輸送しているみたいですが、1時間は待ちそう。
しかしプランニングにかけては余念のないシオミ君の采配でタクシーを選択。
タクシーも30人ぐらい並んでましたが、タクシー会社も全力ピストン中のためすぐに乗れました。
そして乗ること20分。2,000円ぐらいでひたち海浜公園につきました。
爽やかな天気!そしてたくさんの人!
チケットをリストバンドと交換してもらい、いざ公園に入ります。
公園内には2つの大ステージと、2つの中ステージ、3つの小ステージがあります。
それから、出店がたくさん集まるスペースが2つ、土日で宿泊する人用のテントスペースがたくさんありました。
まずは、最大規模のグラス・ステージへ向かいます。
ゴールデンボンバー
最初に観たのはこれ!
よかった~知ってるので(笑)
…いやいや、ていうか1曲しか知らないし。
しかも、フェスって生演奏以外はNGじゃなかったの?
まあ、細かいことは気にしない。
1 ultra soul
2 ローラの傷だらけ
3 レッツゴーKY
4 抱きしめてシュヴァルツ
5 トラウマキャバ嬢
6 デスメンタル
7 ICE BOX
8 Please!×3
9 ✝ザ・V系っぽい曲✝
10 女々しくて
1曲目はまさかのB'zカバー(笑)
そこからは、かなり演出盛りだくさんで笑わせてくれました。
ギター喜屋武の納豆ご飯食いとか(こぼしまくってたけどステージ大丈夫か?)、ドラム樽美酒のビキニパンツ一丁ケツ丸出しとか…
演奏じゃないね。でももともと演奏してないしね(笑)
演奏していないだけに、ステージづくりというものをよく考えたいいパフォーマンスだと思います。
1バンド目ってのもいいよね(笑)
しかしグラスステージ広かった…
このステージだけで東京ドーム4個分、4万人収容とのことです。
後ろあたりの人口密度低めのところで盛り上がっていましたが、写真からもわかるようにステージ近くはとんでもないことになってそうでした。
ヒステリックパニック
続いてそのすぐ近く、屋根のあるバズステージへ。
混雑していて屋根の中には入れなかったので、少し離れたところから聞きます。
1 シンデレラ・シンドローム
2 しぐなる
3 憂&哀
4 ライジングさん
5 Purple Haze
6 ねこ地獄
7 うそつき
やたら勢いのあるシャウト+メタル系のバンドでした。
しかし、なんか異質。
高音のシャウトが聞こえてくると思ったら、緑髪の太っちょのギタリストだし、時々聞きとれる歌詞がなんかおかしい。
調べてみても、やっぱりおかしい。
こいつらオタクなんかいな。
ちょっと興味でたんで、今度聞いてみようかな。
BLUE ENCOUNT
昼めし食って、今度はレイクステージへ移動。
ご飯は写真撮らなかったですが、フェス飯と言われるぐらい充実した店数で、選ぶのに困らなかったです。
来るでんぱ組の前から、一応同じステージにいておこう、というノリだったんですが、めちゃくちゃレイクステージ混んでました。
入場規制がかかっていたようですね。
1 DAY×DAY
2 THANKS
3 ロストジンクス
4 LIVER
5 NEVER ENDING STORY
6 だいじょうぶ
7 もっと光を
BLUE ENCOUNT(ブルエン)も知らなかったんですが、聞く限りではコテコテのロキノン系。
中高生が好んで聞きそうだなあ、って感じの曲です。バンプオブチキンとかそれ系ね。
コテコテですが、なかなかいいですね。
MCも中学3年生が精いっぱい格好つけたようなノリので、聞いていて恥ずかしくなりました。
「今日は死んでもいいと思ってる。お前らと一緒でよかったぜ!」みたいな。
ネタなのかマジなのかはよくわかんね。
それから、全員でタオルを回したり、拳を上げるのは圧巻でした。
ちょっと高いところから見ていたんですが、全体が生き物のようにうごめいている感じです。生き物ですけど。
ただ、動いているときは一体感があるんですが、「みんな歌って!」とヴォーカルが歌うのをやめてこっちにマイクを向けた瞬間、ちょっと静かになります(笑)
やっぱりみんなよく曲を知らなくて歌えないんだね。
俺もそうだけど、フェスで初めて曲聞いたよ、って人も多いんだと思います。
でんぱ組.inc
続いて同じステージで待望のでんぱ組.incのライブです。
場所をセンターに、少し前よりに移動。
シオミ君(えいたそ(黄)推し)は本番用の服装で、シャツとか小物が黄色くなってました。
1 破!to the Future
2 Future Diver
3 でんぱれーどJAPAN
4 NEO JAPONISM
5 おつかれサマー!
6 ファンファーレは僕らのために
7 でんでんぱっしょん
そしてまさかの、バックも生演奏!
EDMというか、打ち込み系で音数が多い楽曲が多いイメージですが、これを生でやるとわ…
ギター、ベース、キーボ、ドラムの他に、パーカッション、ヴァイオリン、トランペット、サックス。
パーカッションが凄い量!
演奏は期待どおりでしたが、やはりアイドル。
観客のオタ芸、ミックスが凄かったです(自分もやったけど…)
全体が同じ動きや発声をすることによる、一体感。
他のバンドに比べて、複雑な動きの時の一体感が大きかったように感じました。
それから、はじめてのでんぱ組ライブ。
生演奏とは驚きでしたが、曲自体は打ち込み曲。
全く違和感なく、「ライブ感」が増したパフォーマンスとして楽しむことができました。
フジファブリック
続けて同じステージで、フジファブリック。
数回聞いたことがある程度で、歌えるほどではない、程度の知識。
1 Surfer King
2 夜明けのBEAT
3 バタアシParty night
4 Green Bird
5 Suger!
6 虹
7 若者のすべて
これも素晴らしかった。
他のバンドと違う、圧倒的な落ち着き感。
はっちゃる系ではないバンドですが、堂々とした風格がありました。
最後の「若者のすべて」なんかは、季節感と、夕暮れの雰囲気が楽曲とベストマッチで特に素晴らしかったです。
そしてやっぱり、ライブで聴くとCDで聴くより良く感じちゃうんですよねえ。
集中して聴くからでしょうか。場の雰囲気感でしょうか。
なんだろう、もっと聴いてみたくなるんですよね。
終わった後もぬかりなく
フジファブリックが終わると、辺りはしっかり夕方に。
少し小腹が空いたので、フェス飯の軽食を買って完走を言い合います。
グラスステージでは、最後にイエモンの演奏がありましたが、正直それを観てからだと帰りが激込み必至。
ということで、ここもシオミ君の采配で早ぬけすることに。
しかし、既にバスは混んでいる、とのことでタクシーで駅まで戻りました。
タクシー乗り場は出口から徒歩5分ぐらいと遠かったですが、行列もなく乗って帰る事が出来ました。
どうやら、バス・タクシーともにピストン輸送をしまくっているせいで、公園に来るまでの道がめちゃくちゃ混雑しているそうです。
バスも、タクシーも、駅に行ったらなかなか戻ってこれないそうで、タクシーに至っては遠回りを強いられるそうです。
タクシー運転者のおすすめでは、混雑がなくなる程度に少し駅方面に歩いたところでタクシーを捕まえるのがベスト、とのこと。
そりゃあ、タクシーの運転手も公演渋滞に巻き込まれる前に客捕まえたいもんね。
ここまでもシオミ君は神懸った段取りを見せてくれましたが、更に。
駅に着くと、予約していた居酒屋で少し余韻に浸り。
事前に予約していた特急(指定席)で帰ることができました。
フェスが終わった後、1時間待って満員のバスに乗り、電車が来るまで混雑した駅で待ち、満員電車で2時間立って帰る。
それがですよ。
フェスが終わった後、全く待たずにタクシーで駅に行き、電車が来るまで居酒屋でゆっくりし、指定席で1時間半寝て帰る。
すげえ。
戦略、段取りってすごく大事ですね。
全体的な感想
普通のライブとは違う空気感で新鮮でした。
総じてまったりしています。
テントを張ってのんびりしている人もいれば、ステージの後ろの方で座ってみている人もいます。
もちろん、前で盛り上がっている人もいますけどね。
それから、いろんなアーティストが出ているせいか、知らなくても盛り上がれるような環境がある。
そもそも出演者もそれを意識したセットリスト、MCにしているし、観客全体のノリも緩い感じ。
ライブ全体で13,000円と、ライブとしては高額の部類に入ると思いますが、名だたるアーティストが集まるところで一日中楽しめると思えばかなりリーズナブルでしょう。
今まで知らなかったアーティストとの出会いも望めると思います。
来年は都市型フェスとかも行ってみようかな。